ローコード開発の現場から一人体制で見えた課題、チームで向き合う課題

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October 09, 25

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D-Plus大阪にて技術的負債についてLT登壇した資料です。

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製造業のスクラムマスターです。

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各ページのテキスト
1.

D-Plus OSAKA ローコード開発の現場から 一人体制で見えた課題・チームで向き合う課題 2025/10/9 山元綾子

2.

自己紹介 山元綾子 x:@aya_polytope ● ● 福井出身、京都在住 自動車部材メーカーの社内エンジニア ○ 社内向けアプリ開発、IT推進 ○ 基幹システム導入のプロジェクト管理 ○ スクラムマスター ● 趣味は読書

3.

「技術的負債とは 次の機会に書き換えたいと思うもののことだ」 (ウォード・カニンガム 2003年) THE UNICORN PROJECT The DevOps 勝利を掴め 技術的負債を一掃せよ /ジーン・キム著 より

4.

「技術的負債とは 次の機会に書き換えたいと思うもの のことだ」 なんか主観的?

5.

主観的=「揺らぎやすい」存在 技術的負債の揺らぎ因子 ● ひと 自分、他の人、組織、立場 ● プロダクト 規模、ユーザー属性 ● 時間 過去、現在、未来 ● 環境 技術進化、ビジネス

6.

主観的=「揺らぎやすい」存在 技術的負債の揺らぎ因子 ● ひと 自分、他の人、組織、立場 ● プロダクト 規模、ユーザー属性 ● 時間 過去、現在、未来 ● 環境 技術進化、ビジネス そういえば・・・!

7.

私をとりまく環境の変化 2020年 一人体制 ローコード環境で 社内アプリ開発 2025年 チーム体制

8.

私をとりまく環境の変化 2020年 一人体制 ローコード環境で 社内アプリ開発 2025年 チーム体制 ● 自由度が高いツールなのを いいことにハードコーディング

9.

私をとりまく環境の変化 2020年 一人体制 2025年 チーム体制 ● 自由度が高いツールなのを いいことにハードコーディング ● 「自分たちで保守するから!」と約束してくれ た部署とアプリを共同開発 今年から同じ部署に合流してチームに ●

10.

技術的負債だと思っていたもの 2020年 一人体制 2025年 チーム体制 ● ● ● アプリそのもの 明文化していない自分ルール 手動テスト・手動ソース管理

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技術的負債だと思っていたもの 2020年 一人体制 2025年 チーム体制 ● ● ● アプリそのもの 明文化していない自分ルール 手動テスト・手動ソース管理 そのままスライドはしなかった

12.

技術的負債だと思っていた「アプリそのもの」 ● アプリを増やしたことで人員確保につながった。 ○ 負債ではなく「投資」と考えリスクを取って行動しておけば もっと早く一人体制から脱出できたかしれない。

13.

技術的負債だと思っていた「アプリそのもの」 ● アプリを増やしたことで人員確保につながった。 ○ 負債ではなく「投資」と考えリスクを取って行動しておけば もっと早く一人体制から脱出できたかしれない。 技術的負債も一人で向き合うと固定観念に囚われてしまう

14.

チーム体制となった現在の技術的負債 ● 点在するマスタ情報 ○ 「ガンガンいこうぜ」モードなのでアプリ同士が疎結合になるようにし ているが、そのうち足かせになる ● ローコードの限界値 ○ 仕組み上「できない」機能を場当たり的に対応している

15.

チーム体制となった現在の技術的負債 ● 点在するマスタ情報 ○ 「ガンガンいこうぜ」モードなのでアプリ同士が疎結合になるようにし ているが、そのうち足かせになる ● ローコードの限界値 ○ 仕組み上「できない」機能を場当たり的に対応している 一人で抱えずオープンにしないといけない

16.

まとめ ● 技術的負債は変わる ● 一人で抱えないで