マルチエージェントシミュレーション入門

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October 23, 26

スライド概要

岩手県立大学リスキリング講座デジタル技術活用人材養成講座「マルチエージェントシミュレーション入門」のイントロダクションとして使用した資料です。

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岩手県立大学でマルチエージェントシステムや空間分析を活用した減災に関する研究をしています。

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各ページのテキスト
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岩手県立大学リスキリング講座デジタル技術活用人材養成講座 マルチエージェント シミュレーション入門 安藤 圭祐

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安藤 圭祐(あんどう けいすけ) 経営情報科学博士 岩手県立大学 ソフトウェア情報学部講師 愛知県瀬戸市出身 専門: マルチエージェントシステム 趣味: プログラミング・飲食店開拓・ イラスト作成・料理 マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 2

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経歴 2015–2017 愛知工業大学情報科学部分散人工知能研究室に所属 2015年に人狼知能大会決勝に進出 企業でシステムエンジニアとして勤務、メインフレームの オープン化、性能改善、DB設計などに従事 愛知工業大学大学院 情報科学研究科に進学、研究を再開 2025年にレスキューシミュレーション世界大会優勝 2017–2020 2020–2026 2026– 岩手県立大学ソフトウェア情報学部講師として着任 マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 3

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安藤の研究テーマ よいチームワークをどのようにしたら作れるか? どのようにしたらみんなで⽬標を達成できるか? ⽬標 ⼈と⼈ ⼈とAI マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 AIとAI 4

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エージェント(agent) 思考 ⾃律的に⾏動を決定 知覚 ⾏動 エージェント ⼈‧ロボット‧システムの⼀部 マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 環境 5

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人工知能(AI: Artificial Intelligence) 実現 ⼈の知能 ⼈はどのように 物事を捉えたり 考えたりしているか? 計算機科学の世界 どのようにしたら ⼈間の知性を 表現できるか? この両⽅について考える研究 マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 6

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AIエージェントとこの講座におけるエージェント AIエージェント (Agentic AI) この講座における エージェント さまざまなタスクを 基本単独で解決 ⼈の代わりに タスクを遂⾏ してくれる「代理⼈」 特定のタスクを解決 複雑なタスクは協⼒して解決 作⽤するもの ⼼の単純なプロセスを おこなうもの* *Minsky, 1990 マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 7

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マルチエージェントシステム 複数の(マルチ) エージェント 相互作⽤ 知覚 ⾏動 環境 マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 8

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エージェント間の相互作用 Alice Bobから⾒た環境 Bob エージェントも ほかのエージェント から⾒れば 環境の⼀部 Aliceから⾒た環境 Aliceがりんごを取る Bobの認識が更新される マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 9

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マルチエージェントシミュレーション 現実世界 仮想世界 マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 個々の要素を プログラム化 各要素の振る舞いの 組み合わせから 対象を計算機上で再現 10

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マルチエージェントシミュレーションの利点 要素や属性を変更しやすい 要素の状態を追跡できる システム全体を数式化するよりも柔軟 マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 11

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マルチエージェントシミュレーションと可能世界 実世界 モデル化 シミュレーション さまざまな条件で実⾏ 将来 (わからない) マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 多数の可能世界 12

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マルチエージェントシミュレーションの位置づけ 実世界の将来 可能世界 含まれる ことを期待 対象問題の対策検討や原因追及の⼟台として シミュレーションを利⽤可能 予測が困難な社会現象に対して積極的に利⽤されている マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 13

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代表的な研究事例:COVID-19の対策 どのようにしたら感染拡⼤を防げるか? 感染者 学校 感染可能な⼈ 職場 電⾞ 移動や ⼈⼝分布を モデルに導⼊ 家庭 感染者や医療リソースの推移について150⽇分を予測 *Castro, 2022 マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 14

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安藤の研究対象 災害救助 交通事故 ⼈狼ゲーム サッカー マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 15

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ロボカップレスキューシミュレーション マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 16

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人狼知能 マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 17

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交通シミュレーション マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 18

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ロボカップサッカーシミュレーション マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 19

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ロボカップレスキューシミュレーションの設定 建物の倒壊 道路の通⾏不能 市⺠の負傷‧埋没 災害救助問題 救助部隊はどのように活動すると 多くの市⺠を救出できるか? マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 20

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救助部隊エージェント 救助部隊 判断 災害環境 視界の外の 情報は通信のみ 視覚‧通信情報 環境 移動‧救助‧通信 マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 21

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災害救助問題の難しさ 異なる役割 (多⽬的) 観測範囲の限定 状況の時間的変化 ⾏動の時間制約 (動的環境) (リアルタイム性) マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 通信ノイズ (情報の不確実性) 多くの問題の 性質を考慮した 戦略が必要 22

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救助部隊エージェントの役割と協調の必要性 ⼟⽊隊 消防隊 救急隊 道路啓開 負傷者の救出 避難所への搬送 互いの役割を意識した連携が重要 マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 23

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救助戦略の開発 救助戦略 災害シナリオ (地図) シミュレーション 評価 (救助⼈数) 評価が⾼くなるように 救助戦略を⾒直す マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 24

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救助戦略開発における技術的課題 タスク割り当て 経路探索 どの救助部隊がどの どのような経路で 負傷者を救助するか? 負傷者の元へ向かうか? ほか、グループ形成‧情報収集‧情報共有(通信)など マルチエージェントシミュレーション入門 2026年10月23日 25