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June 20, 26
スライド概要
スクラムフェス金沢2026https://www.scrumfestkanazawa.org/
での発表内容になります。
Insurtechラボで作成しているスライドです
感謝の会のススメ ― 感謝が フィードバックと対話を変えて いく、その構造 2026年6月17日 スクラムフェス金沢
目次 0.はじめに Ⅰ.なぜ対話は難しいのか Ⅱ.感謝の会とは:進め方と効果 Ⅲ. 体験と行動へ #scrumkanazawa #scrumkanazawa 2
0.はじめに #scrumkanazawa #scrumkanazawa 3
自己紹介 小泉 岳人 X(Twitter):@koitake_ ※note ,Voicyなどで日々発信中 ニッセイ情報テクノロジー(株) 保険プロダクト・サービス事業部 主席スペシャリスト 趣味:コントラバス #scrumkanazawa #scrumkanazawa 4
開発者、ScM、POの採用募集中です!!! ニッセイ情報テクノロジー ◼「保険・共済」「年金」「ヘルスケア」といった社会 保障領域のマーケットに対して、質の高いITサービス やコンサルティングなどを提供しています。私たちの 使命は、ITで“いのちを支える”産業に貢献すること。 社会や生活の基盤となるプラットフォーマーを目指し、 新たな価値の創造に取り組んでいます。 設立 1999年7月 事業内容 保険・金融に関するシステムサービス 医療・介護に関するシステムサービス ネットワークサービス、アウトソーシング、収納代行 従業員数 #scrumkanazawa #scrumkanazawa 2,735名 (2026年4月1日 等 現在) 5
本日のラーニングアウトカム 自分のチームで 「感謝の会」をやってみたいと思える #scrumkanazawa #scrumkanazawa 6
感謝の会 感謝のアクティビティ メンバー同士で感謝を贈り合うイベントを企画します。 <手順> ① 十分な時間を割く(1時間以上) ② 一人ひとりに感謝を書く ③ 書いた人が読み上げて渡す ④ 受け取った人が一言返す ※『カイゼン・ジャーニー』の記載を参考に一部整理 市谷 聡啓,新井 剛 (著) 翔泳社 (2018.2) #scrumkanazawa #scrumkanazawa 7
感謝の会 感謝のアクティビティ <最初に感じた感想> メンバー同士で感謝を贈り合うイベントを企画します。 正直、最初は無理だと思った。 <手順> ・恥ずかしい ① このアクティビティの目的を伝える ・エモーショナルすぎる ② Aさんについて感謝の念を言語化する時間(同様にBさん、 ・うちの組織には合わなそう Cさんと続ける) ③ 全員からAさんへ感謝のカードを渡す(同様にBさん、C さんと続ける)(このとき、一人ずつカードを読み上げ ながら感謝を伝える) ④ もらったカードをそれぞれが咀嚼しじっくり読む ⑤ もらったカードに関する感想を一人ずつ手短に返す <現在> 3か月に1回必ず1時間程度かけて実施する必須のイベントになっている 市谷 聡啓,新井 剛 (著) 翔泳社 (2018.2) #scrumkanazawa #scrumkanazawa (カイゼンジャーニーを参考に、一部修正して記載) 8
Ⅰ. なぜ対話は難しいのか #scrumkanazawa #scrumkanazawa 9
フィードバック、うまくいっていますか? フィードバックが機能しないと、頼り合うきっかけが生まれにくい フィードバックは、指摘の伝達ではなく、相手と意味をすり合わせる対話である。 だから、対話に慣れていないと、フィードバックも重くなる。 #scrumkanazawa #scrumkanazawa 10
議論と対話は違う 私たちは、議論には慣れていても、対話には慣れていない 議論 合意形成や意思決定のために、納得解を決める話し合 い 対話 自由な雰囲気の中で相互理解を深め、共通認識を作る 話し合い ※想定を持ち出さず、判断を保留状態にす ることが求められる #scrumkanazawa #scrumkanazawa ※議論も大事だよ 11
対話は練習が必要 対話の基礎力(メタ認知、評価判断の保留、認知の4点 セットを活用した、傾聴、学習と変容、リアルタイムリフ レクション)が役立ちます。 ※認知の4点セット:「意見」 「経験」「感情」「価値観」 熊平 美香 (著) ディスカヴァー・トゥエンティワン(2023.2) 対話は、才能ではなく 練習で上達する たゆまぬ努力と実践を通じて、行動できるようになり、共 同で検討したり学んだりできるようになります。 (中略) ただし、そのためには相当な努力が必要であり、さらに慎 重を要する心の機微に触れるような取り組みもやらなけれ ばなりません Douglas Squirrel,Jeffrey Fredrick 著 #scrumkanazawa #scrumkanazawa 宮澤 明日香,中西 健人,和智 右桂 訳 オライリー・ジャパン (2024.3) 12
なぜ対話が難しいのか 俯瞰してメタ認知 それってつまり、 こういうこと? 相手の話を聞く前に、 自分の解釈や評価が先に立ってしまう #scrumkanazawa #scrumkanazawa 相手の言葉の背景を考えながら 自分の反応もメタ認知する 難しい 13
感謝から入ると、対話が開きやすい 正しさから入ると、防御が起きる こうすべきです! あなたとは 違います 説得になると、防御が起き、相手の経 験・感情・価値観に目が向きにくくなる #scrumkanazawa #scrumkanazawa 感謝から入ると、対話が開きやすい ここが良かった そう言ってもらえ てうれしい 感謝から入ると、相手の話を前向きに受 け取りやすくなる=対話のベースとなる 14
感謝の会を行い、対話の練習をしよう 感謝の会は、感謝を強制する場ではありません。お互いの良いふるまいを言語化し、 対話し合う練習の場です 普段の感謝 感謝の会 「ありがとう」 どの行動が響いたのかを言葉にする 「どういたしまして」 受け取った側が、自分の想いや背景を話す その場で終わりやすい チームで聞き、対話に発展しやすい 日々の感謝は大事だが、対話には発展しづらい #scrumkanazawa #scrumkanazawa 15
Ⅱ.感謝の会とは:進め方と効果 #scrumkanazawa #scrumkanazawa 16
感謝の会の進め方(対面) 感謝の会(対面) ①特定の1名を対象に感謝の言 葉やエピソードをメッセー ジカードに書く(人数×2 分) ②カードを各自から読み上げ ながら手渡す(3分) ③感謝の言葉を聞いて対象者 から一言(1分) ④別の対象者に②、③を繰り 返す ※かわいいメッセージ カードを準備しておく #scrumkanazawa #scrumkanazawa 17
感謝の会の進め方(オンライン) 感謝の会(オンライン) ①特定の1名を対象に感謝の言 葉やエピソードを付箋に書 きだす(人数×2分) ②付箋内容を各自から読み上 げる(3分) ③感謝の言葉を聞いて対象者 から一言(1分) ④別の対象者に②、③を繰り 返す ※オンラインボードを楽し く飾り付けしておく #scrumkanazawa #scrumkanazawa 18
感謝の会のコツ ⚫ 楽しい雰囲気をつくる(メッセージカード、飾りつけ、軽い飲食など) ⚫ 感謝を強制せず、具体的な行動を思い出す場にする ⚫ 相手のことを考える時間をしっかり取る(仮想プレゼントを贈る等) ⚫ 1回で終わらせず、繰り返す ⚫ 慣れていない組織ほど、場づくりに時間を使う #scrumkanazawa #scrumkanazawa 19
参考:ふりかえりガイドブックより(短時間の感謝と感謝の会) 手法名 感謝 概要・目的 チームの誰かへの感謝を伝え合う手法です。 ふりかえりの冒頭で感謝を伝え合うと前向きな ことを考える準備ができ、ふりかえりの最後に 感謝を伝え合えば、次の仕事を前向きに頑張ろ うという気持ちがわいてきます。 所要時間 説明を含めて5~10分程度 進め方 ①誰かに助けてもらったことやうれしかったことがある人から順に「○○さん、○○し てくれてうれしかったです。ありがとうございます」というように感謝を伝えましょう。 ②誰も発言しなくなっても、10~15秒程度待ちましょう。しばらく経って、誰も発 言しなくなったら終了します。 ワンポイント アドバイス 感謝を口に出して伝えよう 感謝は具体的に伝えよう 無言の時間も大切にしよう ふりかえり以外の場でも感謝は大切にしよう ふりかえりガイド ブックの中で短く感 謝する方法も書かれ ている。 ただし、慣れていな い組織では「感謝の 会」として時間を取 る方が始めやすい 森 一樹 (著) 翔泳社(2021.2) #scrumkanazawa #scrumkanazawa 20
心理的安全性は、言うより“時間を取る” 心理的安全性は、言うだけでは育ちにくい。大事なのは、安心して話せる時間を 実際に取ること 安心して話せる時間と場をつくる #scrumkanazawa #scrumkanazawa 21
感謝の会で起きること ⚫ 相手のことを考える時間が取れる ⚫ 貢献がチームに見える ⚫ 本人の想いが出てくる ※ 1回で劇的には変わらないけれど、少しずつ変化のベースにはなる #scrumkanazawa #scrumkanazawa 22
一番印象的なのは、本人コメント 感謝された後に、本人の“鎧が取れた一言”が 出ることがある。 その一言をみんなで聞くことが、チームの文化を 少しずつつくっていく #scrumkanazawa #scrumkanazawa 23
appreciation:感謝だけでなく、価値を認めること アプリシエーション(appreciation) appreciation は、感謝だけでなく「価値を認めること」でもある また、職場において成果を称賛する場合にも用いられ、良い仕事をした際の 「appreciation」は、モチベーションを高める要素となります。 D・カーネギー (著), 山口 博 (訳) 創元社 (2023.9) この単語は、肯定的な意味合いを持っており、聴衆や関係者との良好な関係を築くために も重要です。感謝や評価を表現することで、相手との信頼関係を深めることができます。 D・カーネギー「人を動かす」を参考に記載 #scrumkanazawa #scrumkanazawa 24
Ⅲ. 体験と行動へ #scrumkanazawa #scrumkanazawa 25
感謝の会 実際にやってみよう 最近、誰かに助けられた具体的な行動を1つ思い出して ください。 その行動が、自分やチームにどんな価値を生んだかを考 えて、感謝の言葉にしてください #scrumkanazawa #scrumkanazawa 26
まとめ 3か月や半年等、節目のタイミングでぜひ チームメンバーと取り組んでみてください ⚫ 最初は恥ずかしい。 ⚫ でも、運営を決めればできます。 ⚫ その場でしか聞けない言葉が出てきます。 #scrumkanazawa #scrumkanazawa 27