俺のォ kintoneを 見ろォォォ! 大越 優
基本機能だけで アプリ作って それがけっこう うまくいったので 自慢したい件 まさる
まずは自己紹介! まさる 東京都葛飾区亀有出身 千葉県柏市在住 デジタル推進室 所属 kintone・BIツール(MotionBoard)担当 営業を10年担当した後、デジタル部門へ 現在二年目 趣味は焚き火とプラモデル作り
さらに会社紹介! 主な業務 入れ歯・詰め物・被せ物 (歯科技工物)の販売 歯科技工物を製作するのは 委託されたグループ技工所さん 多種多様な貴金属を含む材料は こちらで用意する必要がある
そして会社紹介からの流れるような課題の説明 高価で貴重な金属の流れ (kintone化 前) 本社管理部門 ①製作受注 お取引 歯科医院様 現場の営業 ④ 金属 送付 ⑥製作物納品 諸悪の根源 FAX! 歯科技工所
循環する「なんとかしてほしい」 お察しのとおり 金属の管理が課題でした 関係者の声 本社管理部門さん FAXのせいで、営業からの確認電話が 鳴り止まないし、夕方に届くせいで 当日発送の準備が間に合わない なんとかしてほしい 現場の営業さん FAXは管理部門に届いたか、わからない 送信は帰社してからなので残業になる なんとかしてほしい 歯科技工所さん 製作依頼と金属到着のタイミングがずれ、 作業が遅れるし、クオリティが低下する なんとかしてほしい
みんな思ってて、みんな言わない みんな思っていました 「いつ材料の紛失がおきてもおかしくない」 「今は間に合うけれど、いつか納期がやばい」 「連絡の行き違いと不要な確認が多すぎる」 でもみんな言いませんでした 2024年の夏、誰かが言っちゃいました 「それ、kintoneでいいのでは?」
みんな思ってたから、急にみんな言う 「そういうの待ってたんですよ!」 「kintoneはわからないけど、材料のことなら何でも聞いて!」 「金属管理のアプリ作るんだって? よろしく頼むよ!!」 作り始めると、色々なところからこんな声があがりました みんなノリノリです 声をあげた社員のみんなは、 実際のアプリ製作やテスト運用、本運用で助けてくれました
まずやってみる 自分で作るにあたって条件がありました kintoneの基本機能だけを使うこと JSカスタマイズなんて「使わない」 というか「使えない」
できました。 実際に見てください ガチデータです ここだけ記録ご遠慮ください
高価で貴重な金属の流れ (kintone化 後) 本社管理部門 ①製作受注 お取引 歯科医院様 現場の営業 ④ 金属 送付 ⑥製作物納品 さようなら FAX! あんまりかわってない? 歯科技工所
「めっちゃいいね」サイクル 金属の管理が楽になったよ 関係者の声 本社管理部門さん 営業からの確認はkintone見てもらえば よくなったし、早い時間から発送の 準備にとりかかれるようになった めっちゃいいね 現場の営業さん kintoneならば外出中でも処理できる しかも、ステータスで発送状況を確認できる めっちゃいいね 歯科技工所さん 金属の遅着が減って、納期が確保できる 労力を作業に振り分けることで品質向上 めっちゃいいね
作ったら、さあ浸透だ 実は最後に出力された帳票は、今まで手書きして、 FAXで送受信されていたものの形式を踏襲しています 金属そのものと一緒に動く伝票だったからです 「情報の入力はkintoneアプリだけど、 その後はこれまでどおり!」 関係者の不満は「FAX」に集中していたので 紙のままでいいところはそのまま残しました いくつかの拠点で運用試験をしている最中、事件が起きます
災い、転じて、福となぁれ! 当時の社内ポータルのお知らせです FAX、こわれちゃった ……
災い転じて福となす、ためには ①申請手順書を作って全社に配信しました ②利用率が高い人に狙い撃ちで直接電話しました
災い転じて麻婆なす 去年10月のリリースから7ヶ月で 640レコード、月に平均91回も使ってもらえました このアプリで FAXを削減して捻出できたのは 時間にして、53時間 社員一人当たり10分
今回、話したかったことのまとめ ①基本機能だけでも有効なアプリが作れるよ! ②現場の悩みをいかに解決するか 聞き取って巻き込むことが大切でした! ③作ったアプリだけでなく 現場へのアプローチが大事! 手順書と直接のコミュニケーション!!
基本機能だけで アプリ作って それがけっこう うまくいったので 自慢したい件 まさる