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February 24, 26
スライド概要
日本臨床試験学会第17回学術集会総会 出展ポスター
SAS言語を中心として,解析業務担当者・プログラマなのコミュニティを活性化したいです
日本における臨床試験プログラミングの コミュニティとオープンソース活用の展望 森岡 裕,中川 雄貴,佐藤 郁弥,石本 りさ,折村 奈美,角 春佳 (イーピーエス株式会社) 【今日の臨床試験プログラミングの背景 】 臨床試験分野のCDISC (SDTM/ADaM) や統計解析プログラムの作成には, 高度で専門的な知識と技術が不可欠 現状,これらのスキルは以下で習得 ・組織内の講義・研修 ・OJTを通じて習得 技術高度化・規制要件の更新の加速 OSS使用の流れが進み,これまでと異なる知識・技術が必要 ⇒従来研修だけでは追いつかない 先進事例は「業界で共有する」時代へ AIの進歩により,技術よりも「使い方・応用」が重要 ⇒コミュニティでの共有の重要性が増大 旧来,日本の臨床試験分野の統計解析プログラマは 職人肌の人が多く,社内にこもって黙々と仕事する 孤高のスタイルをとる人が比較的多めの印象 ⇩ コミュニティへの貢献や,プレゼンスが重要な時代に 【海外の臨床試験プログラミングコミュニティ】 PHUSE Pharma SUG SAS Innovate MWSUG Lex Jansen氏 が個人で50年分の 医薬プログラミン グのPaperをアーカ イブしている. SASだけでなくRや Python等も含む R in Pharma SESUG WUSS 【海外コミュニティ由来の 日本でのローカルイベント】 Lexjansen.com PHUSE等は企業・アカデミアだけでなく,規制当局も関与しており,幅広いコミュニティとして,グローバルの臨床試験 プログラミングを支えている.資料共有・情報共有や,コミュニティからガイドラインやテンプレートを生み出す仕組みが充実. 【日本の臨床試験プログラミングコミュニティ】 ※会員でなくても演題応募・発表ができ, プログラミング言語関連の発表があるもの R with Pharm Lab 大阪SAS勉強会 製薬業界のRの情報交換を目的. SASを中心として幅広い演題(RやPythonもあり)を ハイブリッド,資料共有あり, 10分程度のフラッシュ発表で行い,自由闊達な議 できるだけRへのハードルを 論を重視.ハイブリッド,資料共有あり [大阪] 低くすることを目的 [大阪] SASユーザー総会 ナニワデータサイエンス研究会 1982年から開催.SASユーザーの 実務者が企業の枠を超えて結託し, コミュニティ.2023年から データサイエンスの「今」を伝える SAS社メインスポンサーではなく ナニワ発・関西発の研究会. 協賛企業と参加者により運営, 解析理論,SAS, R, Pythonなど幅広く 資料共有あり[東京] 実務的な演題に富む [大阪] かごしまデータ科学シンポジウム 日頃臨床研究に携わる方々が日本の中心地 (東京)から少し離れた場所で交流し,現在 の業務・研究のなかでの共通の課題を共有・ 解決する「場」を提供 [鹿児島,福岡・大阪 でも開催あり] 大分統計談話会 1990年から,年に複数回開催で最新が第72回. 統計的方法論と情報処理テクノロジーの近接領域 から自由な討論と情報交換の場となるように設立. [大分] ※各コミュニティの説明は公式の沿革の記載などをもとに,発表者の視点から補足 説明したもので,最新情報,正式な経緯等は各団体のWebページを参照ください. 【解析関連のオープンソース/プロプライエタリ プログラム言語とそのパッケージ共有の仕組み】 【オープンソースソフトウェア】 ソフトウェア自体もオープンソース.さらにユーザーが パッケージやライブラリをオープンソースで開発・共有. RとCRAN PythonとPyPI juliaとjuliaRegistries 【プロプライエタリソフトウェア】 製品化されたソフトウェアで,実行には購入・契約が必要. ただし,コードやプログラム自体はオープンソースで共有可能. SASとSPF JMPと Add-ins SPSSと Extension STATAと SSC MATLABとFile Exchange 【オープンソースのエコシステム】 Pharmaforest Pharmaverse 日本のPHUSEのワーキンググループから リリースされたSASプログラムのパッケージ エコシステム.SAS Package Framework という仕組みを使い,SASマクロをRやPython のパッケージと同じ感覚でwebから インストールして利用可能. COSA Directory CDISC Open Source Alliance (COSA) は 製薬・臨床試験分野におけるR活用を, CDISCが主導する取り組み. R / Python / 組織や企業の壁を越えて進めるために SAS などを問わず,CDISC標準に準拠した 生まれたエコシステム.Roche・GSK OSSを可視化・促進することが目的. などを中心に Rパッケージを共同で 整備・共有しようという動きとして開始. 【OSSを利用して業務をする場合の留意点】 製品ソフトと異なり,以下の観点が必要 ・パッケージ選定 ・リスクアセスメント ・バリデーション[CSV,パッケージマネジメント] ・環境の再現性・トレーサビリティ確保 etc PharmaForestの例 パッケージの組み合わせで 業務フローを構築し,作業 の効率化を図る. 演題発表に関連し、開示すべきCOI関係にある企業はありません 【求められる解析プログラマ像】 ・より情報に敏感,広域な知識 ・オープンソース, AIの利活用のノウハウ ・コミュニティにいかに貢献し,プレゼンスを 高めるかが重視される環境 ・業界として車輪の再発明をやめ, より効率的に医薬品開発を進められる時代 新技術や規制要件に適応しつつ, コミュニティやオープンソース を活用できる人材