AIを活用した開発ワークフローの可能性と展望_DeNA_GitHub Universe Recap_20231205

16.2K Views

December 05, 23

スライド概要

下記イベントの登壇資料です。
GitHub Universe Recap / 2023年12月5日(火)
イベントURL:https://www.event-info.com/githubuniverserecap/

profile-image

クラウドサービスをぽちぽちしてるインフラ(ネットワーク)エンジニア。 ※本アカウントの発信内容、その他は所属する組織の見解ではありません。

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

関連スライド

各ページのテキスト
1.

AIを活用した 開発ワークフローの 可能性と展望 2023 DEC 5 株式会社ディー・エヌ・エー IT本部 IT戦略部 システム基盤 G 岡崎 文哉

2.

目次 1.GitHub Copilot導入背景 2.開発ワークフローの可能性 3.今後の展望 自己紹介&会社紹介 導入状況 課題 導入経緯と時系列 トレンド変化 顧客価値への転換 生成AI特有の留意点 最後に

3.

自己紹介 / 会社紹介 1.GitHub Copilot 導入背景 導入経緯と時系列

5.

自己紹介 氏名:岡崎 文哉(Fumiya Okazaki) 所属:株式会社ディー・エヌ・エー IT本部 IT戦略部 システム基盤グループ IT戦略部 = 所謂、情報システム部門 略歴:インフラエンジニア ネットワーク、セキュリティ、Cloud活用、Microsoft製品、プロジェクト推進、 SRE、スクラムチーム立ち上げ支援。 エンジニア / クリエイター向けツールを主に担当

6.

CORPORATE [ 会社概要 ] 商号 株式会社ディー・エヌ・エー エンターテインメント領域と社会課題領域の両軸を展開する 本社 東京都渋谷区 設立 1999年3月 事業内容 ゲーム事業、ライブストリーミング事業、スポーツ事業、ヘルスケア・メディカル事業、 新規事業・その他 代表者 岡村 信悟 (代表取締役社長兼CEO) 代表者(創業者) 南場 智子 (代表取締役会長) 従業員数 連結:2,951名(単体:1,326名) 株式 東証プライム上場 (証券コード:2432) 2015年10月より日経225銘柄 売上収益 1,349億円 (2023年3月期、IFRS) 営業利益 42億円 (2023年3月期、IFRS)

7.

BUSINESS PORTFOLIO [ 事業ポートフォリオ ] GAME SPORTS LIVE STREAMING HEALTHCARE オートモーティブ MEDICAL 新領域

8.

BUSINESS DEVELOPMENT [ 事業展開 ] エンターテインメント領域と社会課題領域の両軸を展開する

9.

新しい価値を創り出すクリエイティブな活動に 集中できる環境を提供するために 参考:https://engineering.dena.com/technology-report/IT_strategy.pdf

11.

GitHub Copilot Business 2023年8月: 全社利用を開始済み 現状 GitHub Copilot Chat(Beta) 全社利用を準備中 サービスGAと連動:2023年12月中を目処

12.

時系列

13.

時系列 2022年6月 GitHub Copilot 利用禁止 社内エンジニアから”GitHub Copilotは利用していいの?”とい う声を拾いIssue化して組織課題 に。 検討結果”著作権など法務的な観 点でリスクが上回る”。明確なブ ロッカーありとして利用禁止

14.

時系列 2022年6月 GitHub Copilot 利用禁止 社内エンジニアから”GitHub Copilotは利用していいの?”とい う声を拾いIssue化して組織課題 に。 検討結果”著作権など法務的な観 点でリスクが上回る”。明確なブ ロッカーありとして利用禁止 2023年2月 導入検討再開 AI活用専門部署であるデータ統括 部、法務を中心として”生成系AIサー ビス社内利用観点マニュアル”を制 定してリリース。 GitHub Copilot for Businessが GA。 サービス仕様のキャッチアップ並び に著作権課題を中心にGitHub社の 規約並びにMicrosoft包括契約の 商流合わせて論点を再整理。

15.

時系列 2022年6月 GitHub Copilot 利用禁止 社内エンジニアから”GitHub Copilotは利用していいの?”とい う声を拾いIssue化して組織課題 に。 検討結果”著作権など法務的な観 点でリスクが上回る”。明確なブ ロッカーありとして利用禁止 2023年2月 導入検討再開 AI活用専門部署であるデータ統括 部、法務を中心として”生成系AIサー ビス社内利用観点マニュアル”を制 定してリリース。 GitHub Copilot for Businessが GA。 サービス仕様のキャッチアップ並び に著作権課題を中心にGitHub社の 規約並びにMicrosoft包括契約の 商流合わせて論点を再整理。 2023年8月 GitHub Copilot for Business 全社展開 Copilotの利用禁止を取り下げつつ ”GitHub Copilot for Individual”の 業務利用は継続して禁止。 ”GitHub Copilot for Business”に 対して以下を整備してリリース。 1.利用申請フロー 2.費用負担処理 3.前提周知事項

16.

導入状況 2.開発ワークフローの 可能性 トレンド変化 生成AI特有の留意点

18.

“ その他ツールと同様で、 使いたければ、 普通に使える。 (もちろん注意点はある。)

19.

”普通に使える。”とは?

20.

”普通に使える。”

21.

”普通に使える。” PC/キーボード

22.

”普通に使える。” PC/キーボード 開発言語/エディター

23.

”普通に使える。” PC/キーボード 開発言語/エディター (リモート)ワーク環境

24.

”普通に使える。” PC/キーボード 開発言語/エディター (リモート)ワーク環境

26.

“ 業務で活用して 早く慣れる。

27.

”早く慣れる。”とは?

28.

”早く慣れる。”

29.

”早く慣れる。” 各自で試す

30.

”早く慣れる。” 各自で試す 業務に組み込む

31.

”早く慣れる。” 各自で試す 業務に組み込む 活用を最大化する

32.

”トレンド変化” 視野を広げて前例を振り返ってみましょう。

33.

トレンド変化の前例 2021年4月、約300のさまざまな特性をもつサービスが 運用されていたオンプレミスからクラウドへの全移行を完了

34.

“ 「創造的な仕事」へのフォーカス 共通のキーワード

36.

Human in the loop 留意点と対策 最終意思決定において人間を介在させるこ と。AIが生成したから責任がないという主張 はできない。 クレンジング 権利を持たないデータ、秘密情報、個人デー タの入力を避ける。必要に応じて整形加工し て入力する。

37.

GitHub Copilot Business コードフィルター 学習に利用されない ポリシーの徹底 著作権問題のリスクを軽減する ポリシー機能 プロンプト、提案データを保持し ないポリシーや特定ファイルの 除外機能 エンジニア個人が所有する GitHubアカウントに対してポリ シーの適用が可能

38.

GitHub Copilot Business クレンジング徹底につながる機能 シャドーITの対策につながる仕様 コードフィルター 学習に利用されない ポリシーの徹底 著作権問題のリスクを軽減する ポリシー機能 プロンプト、提案データを保持し ないポリシーや特定ファイルの 除外機能 エンジニア個人が所有する GitHubアカウントに対してポリ シーの適用が可能

39.

GitHub Copilot Business クレンジング徹底につながる機能 シャドーITの対策につながる仕様 コードフィルター 学習に利用されない ポリシーの徹底 著作権問題のリスクを軽減する ポリシー機能 プロンプト、提案データを保持し ないポリシーや特定ファイルの 除外機能 エンジニア個人が所有する GitHubアカウントに対してポリ シーの適用が可能 (禁止よりも)利用前提のルール整備がリスク低減に

40.

課題 3.今後の展望 顧客価値への転換 最後に

42.

活用推進 課題 まだ各自で試すフェーズ。高機能なオートコ ンプリート的な使い方から、ペアプロや TDD など既存のプラクティスと合わせた活用

43.

活用推進 課題 まだ各自で試すフェーズ。高機能なオートコ ンプリート的な使い方から、ペアプロや TDD など既存のプラクティスと合わせた活用 リスクへの継続的な対応 GitHub Copilot Business のサービス提供側 でリスク低減されているがゼロではない。 未知 のリスクを含め、継続的な対策 が必要

45.

“ プロダクトのコードが GitHub Copilotで書かれているか?は 顧客にとって重要では無い。

46.

「創造的な仕事」へのフォーカス

47.

「創造的な仕事」へのフォーカス クオリティが高い コストが安い デリバリーが早い

48.

「創造的な仕事」へのフォーカス Chat / Enterprise / Workspace….etc クオリティが高い コストが安い デリバリーが早い

50.

普通に使える。 最後に 早く慣れる。 顧客価値に転換する。

51.

普通に使える。 最後に 早く慣れる。 3 顧客価値に転換する。 AIを活用した開発ワークフロー・サイクル

52.

生成AI活用サイクルを回すためには 多くの関係者の協力が必要です。 GitHub社にフィード・バックを 行いつつ、継続的に取り組みます。

53.

Thank you