Azure Backup/Azure Site Recovery for Azure Stack HCI

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February 22, 23

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

SCUGJ 第33回勉強会 2023/02/18 Windows Server and Cloud User Group Japan 後藤 諭史(Satoshi GOTO)

2.

    後藤 諭史( Satoshi GOTO ) 国内SIerでプリセールスやっています 仮想化製品が主な専門分野です Microsoft MVP - Cloud and Datacenter Management (Jul.2012 - Jun.2023) Twitterはこちら ◦ Twitter:@wind06106 2

3.

本セッション資料ですが、個人で準備した環境において、個人的に実施した検証/結果を基に記載しています。 あくまで個人の意見/見解であり、所属する会社の正式な回答/見解ではない事に留意してください。 3

4.

クラウドサービスを取り扱っているため、セッション当日(2023/02/18)時点の情報となります。 セッション終了直後、いきなり仕様が変更される場合もありますのでご了承ください。 4

5.

 Azure Backup → 仮想マシンのホストレベルバックアップ対応 → Azure Backup Serverが必要  Azure Site Recovery → Hyper-Vサイトとしてレプリケーション設定可能 5

7.

 Azure Backup Server(MABS)のインストール https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/backup-azure-microsoft-azure-backup  MABS専用のサーバーが必要 → Windows Server 2016もしくはWindows Server 2019 → 要専用サーバー。ドメインコントローラーやアプリケーションサーバーロール等と 同居不可 → 要ドメイン参加  Azure側でリカバリーコンテナを作成 →コンテナー資格情報をダウンロード  MABSのダウンロードとインストール → ダウンロードしたコンテナー資格情報でAzureと接続 7

8.

 Azure Backup Server(MABS)はV3 UR2以降を使用する → Azure Stack HCI のサポートはV3 UR2以降 https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/backup-mabs-protection-matrix#vm-backup  Azure Stack HCIノードのWindows Defender ファイアウォールにて MABSとの疎通を許可する → 許可しないとエージェント配布ができない → MABSに対して5718-5719/TCPと49152-65535/TCP、他の疎通許可が必要 https://learn.microsoft.com/en-us/system-center/dpm/deploy-dpm-protection-agent?view=sc-dpm-2022#set-up-firewall-exceptions 8

12.

 仮想マシンを削除した後にリストアする場合も同様(任意のホストへのリ ストア扱いになります)  リストア後、仮想マシンのストレージ移行や起動、その他のストレージに 関連する作業不可 → 仮想マシンバージョンによって発生(構成バージョン10だと発生) → 仮想ディスクのパスが書き換わらないために発生  修正にはパッチが必要 → パッチはAzureサポートから入手可能 12

13.

 バックアップ取得時の仮想マシンの表示に変化あり パッチ適用前 パッチ適用後 RCT=resilient change tracking 13

14.

 復旧方法あり ローカルの任意のフォ ルダにペースト 回復した仮想マシンを削除 回復した仮想マシン フォルダをコピー コピーした仮想マシンフォルダ を指定してインポート インプレースインポートを選択 VHDXの場所を指定 14

15.

 ファイルが見つからない等のエラーが出たら、オリジナルのフォルダから ファイルをコピーして回避 15

17.

 Recovery Services コンテナーの作成と資格情報のダウンロード  Azure Stack HCI ノードへのASR プロバイダーインストール → ダウンロードしたコンテナー資格情報でAzureと接続  保護対象仮想マシンの保護設定 17

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 現時点では、Azure Stack HCI の ASR 設定は WACから実施不可 → 「強くお勧めします」とはいいつつも、設定不可です…… https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure-stack/hci/manage/azure-site-recovery  Azure ポータルでリカバリーコンテナを作成 →コンテナー資格情報をダウンロード  Azure Site RecoveryプロバイダーをAzure Stack HCI ノードにインストール → ダウンロードしたコンテナー資格情報でAzureと接続 19

21.

 WACから実施すると、同様にエラーが発生します  Azure ポータルからレプリケーションの設定を実施 21

23.

 Azure Backup も Azure Site Recovery も Azure Stack HCI から利用可能です!  今のところ、ちょっとしたコツが必要です。それさえ克服すれば、簡単に使えます  よいAzure Stack HCI ライフを! 23

24.

 Azure Backup Server を使用して Azure Stack HCI の仮想マシンをバックアップする https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/back-up-azure-stack-hyperconverged-infrastructure-virtual-machines  Azure Site Recovery と Windows Admin Center を使用して Hyper-V 仮想マシンを保護する https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure-stack/hci/manage/azure-site-recovery 24