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April 11, 26
スライド概要
2026/4/11に行われた ふりかえりカンファレンス2026、ワークショップ「読んで体験するむきなおり 未来語りのダイアローグ入門」のスライド資料です。
妻の批判はアドバイスをモットーとする CSM/CSPO・ブリーフセラピスト。 世のため人のため、大変な逆境下でもめげず人間らしい知性を宿した組織とは何かを探究しています。 老後は猫の置物を作ったり、歴史モノをかいたりできればと思っています。書いている内容は所属・関連する組織とは一切関係ありません。
読んで体験するむきなおり 未来語りのダイアローグ入門 ふりかえりカンファレンス2026 2026/4/11 @warumonogakari / かとうひろし
今日の流れ タイムライン(60分) ・ 導入・配役決め(5分) 導入と読み方のポイント 役(ロール)を分担 ・ シナリオ朗読(45分) 役の番になったら読む ・ 思い浮かべたことの共有(8分) 気づきを話し合う ・ 時間が余れば蘊蓄(2分)
ワークショップを始める前に、チェックイン 付箋紙に、黄色に名前、青色に現在のロール、赤色に今日演じ たい役(あれば)記入願います 1. 今日のシナリオで用意している役 ファシリ、PO(Product Owner)、スクラムマスター、QA、開発、 CS(カスタマーサービス)、経営層(CTO) 2. 自己紹介 名前と、現在のロール、演じたいロール(あれば)を簡単に 付箋紙は、お互いがお互いの名前がわかるように、 見えるところにおいてくれますか
導入 チームの壁越しに、声が届いているような、いなさそうな、そ んなもやもやありませんか? ・ そんなとき、組織を見直し、むきなおりで関係性を再構築 ・ でも、ギクシャクした関係で、組織の見直しという意思決定を すると、組織の問題や、個人の資質に話が向きがち ・ 未来語りのダイアローグは、むきなおりのための方法のひとつ 意思決定より新たな発見を重視します このシナリオで、作中のメンバは何を新たに発見 したか注意しながら読んでいきましょう
登場人物と配役決め 登場人物と配役 役 立場 楢﨑(メインファシリテーター) 場を作る人 中村(サブファシリテーター) ホワイトボードに記録する人 佐藤(Product Owner) 今日の主役 羽生(スクラムマスター) 佐藤と同じチーム 阿部(QA担当) この場を呼びかけた人 山岸(開発メンバー) 開発チーム・他業種から転職 茶野(カスタマーサービス) 顧客の声を届ける人 江尻(CTO) 経営層 希望がなければお誕生月順に上から
シナリオ朗読にあたって ディスプレイで見れる人は見てもらって、あとは 台本渡します ・ 自分の役の台詞を声に出して読んでください ・ ト書き(《 》の部分)は、各人、心の声で読みます ・ ナレーションの部分は、かとう が朗読します まずこのサンプルを聴いて、読む速度を合わせましょう https://wis2.jp/speaking_speed/(250文字/分) かぶらないように注意しながら、お互いの声を 聴きながら進めましょう
シナリオ朗読にあたって 注意 演技しなくて大丈夫で す 棒読みでかまいません むしろ、お互いの声と、自分の中から湧き起こる声 を大事に聴きながら進めましょう
シナリオ朗読
思い浮かべたことの共有 思い浮かんだものから、付箋紙に書いて話してみましょう 体験の振り返り ・ 自分が演じた役を通じて、どんなことを感じ ましたか? 手法の理解 ・ 「未来から現在を語る」ことで、何が起きて いましたか? ・ メンバが新たに発見したものは何でしたか? むきなおりへの応用 ・ どんな場面でどんなことが使えそうですか?
気づきを持ち寄りましょう 例)「わからない」の意味が変わった ・ 佐藤さんの最初の「わからない」 自分が無能だから、という意味 ・ 未来の佐藤さんの「わからない」 一緒に探そう、という意味 同じ言葉が、意味を変えた。 それがチームをひとつにした。 「弱さの情報公開」をすることで
気づきからの持ち帰り ・ 意思決定を急ぐ前に、私の心配ごとを話す場を作る ・ 朝会・レトロスペクティブで「今、何を感じてる?」と聴く まとめなくていい。ただ、声を聴く ・ 「わからない」を言える場が、チームを変える まずは自分のチームで「わからない」と 言ってみることから
おわりに シナリオ・プロンプトを公開中 https://tinyurl.com/423wt4v7 ・ シナリオ:会社の会議室編 ・ プロンプト オープンライセンス。クレジットを消さなければ改変・再配 布・商用利用可能 自分のチーム用にシナリオを作ることもできます ご連絡・ご質問はこちら→ 元twitter/X アカウント @warumogakari
ワークショップのご案内 プロジェクトのもやもやを心配事として語り合いましょう: Early Dialogue ワークショップ ・ 実際のロールプレイを通じてEarly Dialogue を体験するワ ークショップ ・ 対象:2〜12人(たぶん) ・ 事前準備不要 ご希望の方はご連絡ください 元twitter/X アカウント @warumogakari
ワークショップのご案内 読んで体験するむきなおり:未来語りのダイアローグ入門 ・ シナリオ朗読を通じて未来語りのダイアローグを体験する ワークショップ ・ 対象:6〜12人(1〜2テーブル) ・ 事前準備不要 ご希望の方はご連絡ください 元twitter/X アカウント @warumogakari
補足 このシナリオは、フィンランドで生まれた「Anticipation Dialogue (未来語りのダイアローグ)」の手法を参考に作成されました。 未来語りのダイアローグとは 未来語りのダイアローグは、1980年代のフィンランドで、オー プンダイアローグとともに生まれた実践です。多機関・多職種 が連携する対人支援活動をうまく進めるための方法として発展 してきました。 特に、様々な関係者が関わりながら長期間変化が起こらなくな ったとき、あるいは異なる立場の人々の間で不安や不満がくす ぶって関係者相互の信頼が揺らいでいる状況を打開するために 活用されます。
このシナリオについて このシナリオの核心にあるのが「未来の想起」という技法です。 「未来において望ましい結果になっている」と想定したうえで、 「どのようにそこにたどり着いたか」を参加者それぞれが語ります。 この技法によって、問題を解決しようとするのではなく、それぞれが 異なる立場と言葉で未来を語り合う—ポリフォニー(多声性)と呼ば れる状態—が生まれます。
このシナリオについて 一つの正解に収束するのではなく、「あの人はこんなことを考えて いたのか」「自分の中でも今まで言葉にならなかったが、本当はこ んなことを感じていたのか」という新たな発見が連鎖します。 そのプロセスの根底に、相互的な情緒的同調(Love)が湧き起こるこ とを目指します。 このシナリオは、スクラム開発チームにおけるProductOwnerの苦 悩と、チームを取り巻く多様な声を描くことで、未来語りのダイア ローグへの理解を深める一助となることを願い作成しました。
謝辞 ・ 大井雄一先生「声に出して読みたいオープンダイアローグ」(医学書院) シナリオ生成の依頼書の参考にさせていただきました ・ 北欧ダイアローグを学ぶ会の皆さん 本発表のきっかけを作ってもらいました「ロールプレイで「未来語り」を体験」 よかったです ・ Yoshiari Uchiboriさん 初期の生成シナリオについてアドバイスをいただきました ・ 東海ダイアローグの皆さん 高校の会議室編の読み合わせを行い、貴重かつ多くのフィードバックをいただき ました
研究のご案内 このテーマを含む研究テーマをいくつか検討しています ・ AI(LLM)シナリオ生成と対話実践の効果 ・ ポリフォニーを中心とした場の意図的設計とファシリ テーション支援 ・ AI(LLM)によるファシリテーター補助の可能性 研究に関心のある方はお気軽に ご連絡・ご相談を 元twitter/X アカウント @warumogakari
ありがとうございました 読んで体験するむきなおり 未来語りのダイアローグ入門 おしまい