WebRTCについて 2025/04/29 技術勉強会資料

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August 29, 25

スライド概要

WebRTCは、ブラウザ間でリアルタイム通信を実現するためのオープン標準技術です。その仕組みと主要コンポーネントを解説します。

ベガシステム技術勉強会の発表資料です。

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ベガシステムは、創業1990年、30年以上続くIT企業です。 お客様との対話を大切にし、新たな価値を創造し続けます。

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各ページのテキスト
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https://www.vega-net.co.jp/ WebRTCについて 2025年4月9日 株式会社ベガシステム

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■目次 1. WebRTCとは 2.仕組み 3.暗号化 © 2025 VEGA Systems Inc. 2

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■WebRTCとは 「Web Real-Time Communication」の略称で、 ウェブブラウザ等でリアルタイム通信を実現する技術のこと 特徴 ・P2P(ピアツーピア)通信を基盤としているため、 データの転送速度が速く、遅延が少ない ・通信内容はすべて暗号化されており、セキュリティ面でも優れている ・対応しているブラウザさえあれば誰でも使える © 2025 VEGA Systems Inc. 3

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■仕組み ・図にすると以下の通り 引用: 【WebRTCとは】仕組みやサーバー(シグナリング・SFU)・P2Pなど徹底解説! © 2025 VEGA Systems Inc. 4

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■仕組み ・今回TURNサーバは割愛 引用: 【WebRTCとは】仕組みやサーバー(シグナリング・SFU)・P2Pなど徹底解説! © 2025 VEGA Systems Inc. 5

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■仕組み 登場人物 ・PC (動画配信、動画受信) ・シグナリングサーバ ・STUNサーバ (・TURNサーバ) 用語 ・P2P通信 ・SRTP(Secure Real-time Transport Protocol) ・DTLS(Datagram Transport Layer Security) 引用: 【WebRTCとは】仕組みやサーバー(シグナリング・SFU)・P2Pなど徹底解説! © 2025 VEGA Systems Inc. 6

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■仕組み 接続の流れは以下の通り。 1. シグナリング 2. 接続経路の確保 3. P2P接続の確立 4. データ送受信 引用: 【WebRTCとは】仕組みやサーバー(シグナリング・SFU)・P2Pなど徹底解説! © 2025 VEGA Systems Inc. 7

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■仕組み WebRTCは、P2P(Peer To Peer)通信を基盤としています。 P2Pとは、端末同士が直接データの送受信を行う通信方式です。 利点 ・データの転送速度が速い ・遅延が少ない ・サーバーに負荷が集中し通信が不安になるといったことも起こりにくい 引用: 【WebRTCとは】仕組みやサーバー(シグナリング・SFU)・P2Pなど徹底解説! © 2025 VEGA Systems Inc. 8

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■仕組み 接続先をどうやって見つけるのか? →相手のIPアドレスが必要! →STUNサーバを使用する! 引用: 【WebRTCとは】仕組みやサーバー(シグナリング・SFU)・P2Pなど徹底解説! © 2025 VEGA Systems Inc. 9

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■仕組み STUNサーバは、 外部ネットワークから見た自分のIPアドレス(とポート)を教える役割を担います 引用: 【WebRTCとは】仕組みやサーバー(シグナリング・SFU)・P2Pなど徹底解説! © 2025 VEGA Systems Inc. 10

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■仕組み シグナリングサーバを経由して、 お互いを繋げられる接続情報や具体的なコーデック情報などを交換し、映像が流れる 引用: 【WebRTCとは】仕組みやサーバー(シグナリング・SFU)・P2Pなど徹底解説! © 2025 VEGA Systems Inc. 11

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■暗号化 データの送受信は、DTLS-SRTPで暗号化される ・DTLS (Datagram Transport Layer Security) TLSのUDP版 SRTPで使用する鍵交換の際に使用 ・SRTP(Secure Real-time Transport Protocol) RTPのセキュア版 送信速度が速いのでメディアのデータはSRTPを使用 引用: 【WebRTCとは】仕組みやサーバー(シグナリング・SFU)・P2Pなど徹底解説! © 2025 VEGA Systems Inc. 12

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■暗号化 手順 1. 各クライアントで自己証明書を作成する 2. シグナリングサーバを経由して自己証明書のフィンガープリントを交換する 3. DTLSでのハンドシェイク時にフィンガープリントを用いて改ざんされていないか確認する 4. 問題なければDTLSでハンドシェイク後SRTPで使用する鍵を交換する 5. SRTPでメディアデータの送信を開始する 引用: 【WebRTCとは】仕組みやサーバー(シグナリング・SFU)・P2Pなど徹底解説! © 2025 VEGA Systems Inc. 13

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■参考文献 ・【入門】WebRTCとは?一般的な仕組み・サーバー構成を解説(シグナリング/TURN/SFU) https://jp.vcube.com /sdk/blog/webrtc-general-server-configuration-signaling-turn-sfu.html ・【基礎知識】WebRTCとは?仕組みやサーバー構成を解説 https://imageflux.sakura.ad.jp/column/webrtc / ・WebRTC を活用した低遅延遠隔操作システムの構築及び評価 https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/650302.pdf ・初心者必見!よくわかるWebRTCの仕組み https://kwcplus.kddi-web.com /blog/understood-webrtc-mechanism ・WebRTC の end to end の暗号化について調べてみた https://qiita.com/sugiyasu-qr/items/f5db04fb76c005ca97df ・ WebRTCハンズオン 概要編 https://qiita.com/massie_g/items/916694413353a3293f73#vanilla-ice%E3%81%AE%E5%A0%B4%E5%90%88 ・ 【WebRTCとは】仕組みやサーバー(シグナリング・SFU)・P2Pなど徹底解説! https://skyway.ntt.com/blog/entry/webrtc © 2025 VEGA Systems Inc. 14

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■補足 ・紹介した方法だと1対1しか対応できない。 webRTCを用いた複数との通信方法は以下の2通り ・SFUサーバ 複数のクライアントから受け取ったメディアストリームを、 他のクライアントに転送する役割を持つサーバー ・MCUサーバ 複数のクライアントから受け取ったメディアストリームを一つに結合し、 各クライアントに転送する役割を持つサーバー 引用: 【WebRTCとは】仕組みやサーバー(シグナリング・SFU)・P2Pなど徹底解説! © 2025 VEGA Systems Inc. 15