勝たないプレゼンテーションの学びかた

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August 11, 10

スライド概要

2010PCカンファレンスでの角南北斗の発表スライドです。

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教育系ウェブデザイナー

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各ページのテキスト
1.

勝たない プレゼンテーションの 学びかた すなみ ほくと 角南 北斗 hello@shokuto.com

2.

まずは自己紹介

3.

日々の活動 フリーランスのWebデザイナー 大学院での専攻は日本語教育学 現場のIT化や日本語学習サイトの制作 情報教育の講師なども PCCの分科会での発表も今回で6回目

4.

「プレゼンをすること」に ポジティブなイメージを 持っていますか?

5.

プレゼンの定義 相手に伝え、相手を動かすための行為 単に伝えるだけの行為ではない 誰にも関係がある日常的なもの 何かを伝えるときは何らかの目的があるはず 出欠の挙手からランチのお店決め、 果てはプロポーズまで、みんなプレゼン!

6.

プレゼンって、いいものですよね。 プレゼンが上手だとハッピーになる プレゼンをした人には提案が通るハッピーが、 された人には良い提案を得られたハッピーが、 提案の実現に恩恵を受ける人にもハッピーが。 でも現実は苦手意識を持つ人が多数 授業がそれを変えるきっかけになれば・・・

7.

授業がクリアしなければならない壁 プレゼン力って複合的なものだよね? 練習/実践/経験 が重要じゃない? にしても人数多すぎじゃね? 週1回・半期のみ・受講生100名近く

8.

自分なりの解決策 本による継続学習を前提に 世にたくさん出回ってるし、一人で学べる 意識改革に軸足を置く プレゼンについて関心がある学生は プレゼンを意識してる教師ほど多くない印象 テクニックは先に教えない

9.

プレゼン本の特徴 目的(=相手を説得する)が明確 アドバイスが具体的かつ実践的 “ビジネスでの勝利”に偏りすぎ プレゼンはビジネスだけのものじゃないし 勝つことだけが最重要とは限らないはず。

10.

プレゼンの定義=勝たないプレゼン 相手に伝え、相手を動かすための行為 単に伝えるだけの行為ではない 誰にも関係がある日常的なもの 何かを伝えるときは何らかの目的があるはず 出欠の挙手からランチのお店決め、 果てはプロポーズまで、みんなプレゼン!

11.

授業でやっていること

12.

授業では「考えること」を最優先に プレゼンは何のためにやるの? プレゼン後に誰がどうすればいいの? その目標の実現に必要な要素は? 何も考えずにやった、を徹底的になくす 自分の実践に意識を向けてもらう

13.

考えることのメリット 考えて、実践し、評価し、また考える PDCAサイクルみたいなものを意識 考えて実践すれば必ず次に生かせるし 根拠のない過信や凹みを回避できる どうせ努力が必要なら、楽しく 効率良く上手になりたいもの

14.

お題に沿って1分間プレゼン お題は自身にとって自明なものに設定 話すことに対する理解は怠りがち 内容を自分で構成するのは別のスキルが必要 短時間にして構成を最小に 多くの人にやってもらう機会を与えたい、 練習を繰り返してもらいたいという意図もあり

15.

テクニックは理由と状況をセットで プレゼンに絶対的な解法はない その実践がプラスになるかは状況(条件)次第 これをやれば絶対成功する!という テクニックのうわべだけを吸収するのは危険 状況から対応を考える思考法を 学生の実践の代替案にはしかるべき理由を

16.

解決したい課題 聞き手の意識を高める仕組みを 学校教育の「発表」は、学生ではなく 教師に向けられたプレゼンだったのでは? 話し手しか知らず聞き手が自然と関心を持つ そんなお題を模索している 変に遠慮せず、学生同士で実践を分析できる そんな場にする良い仕組みはないか

17.

社会として気になること 手本となるような良いプレゼンに 学生の間に出会うことがほとんどない 出回っているプレゼン本の多くは、 ビジネスの成功を強調しすぎていて コミュニケーションの本質が見えにくい

18.

問題提起的な、思うこと。 プレゼンには正解がないから面白い。 何をどうするかの背後には考えがある。 その考えの違いまで含めてシェアし、 授業での実践方法をいっしょに考える、 そんなことはできないか?

19.

いっしょに考えてくれる人 いつでも募集中です。 mail hello@shokuto.com web http://withcomputer.jp twitter @shokuto