MotoakiTanaka_AIを使用したラピッドプロトタイピングの可能性

829 Views

February 16, 24

スライド概要

#devsumi #devsumi2024

https://event.shoeisha.jp/devsumi/20240215/session/4834

にて登壇したスライドです。

AIを使用したラピッドプロトタイピングの可能性、その先の未来について

私はこれまでLLMやChatGPTなどをコード生成やアーキテクチャ設計、モデリングなど開発作業のサポートに活用してきました。
最近では単純なコード生成の代替ではなく、価値を提供するプロダクトそのものを作ること、ラピッドプロトタイピングに生成AI活用できると考えています。
実際にこれまでプロダクトをAIで作成した事例についてお話します。

誰かに価値を届けるアイデアを、誰もが簡単に形にできるようになる時代は、もうすぐそこまで来ています。
そんな誰もが誰かに気軽に価値を届けられるようになった先にどんな未来が待っているかについて、お話できればと思います。

profile-image

エンジニア。スクラムマスター。 Zennでサーバーレス本書いてます。 http://zenn.dev/mistletoe/books/93f5810c20eb9a http://github.com/theMistletoe http://zenn.dev/mistletoe http://qiita.com/mistletoe http://note.com/themistletoe

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

関連スライド

各ページのテキスト
1.

AIを使用した ラピッドプロトタイピングの可能性 その先の未来について 株式会社レッドジャーニー 田中基淳 Motoaki Tanaka All Rights Reserved 1

2.

自己紹介 田中基淳(たなかもとあき) 普段やっていること • プロダクト開発 • スクラムマスター フォローいただけると嬉しいです! 2

3.

今日のテーマ こんなこといいな♪ できたらいいな♫ みんなみんなみんな♬ かなえてくれる♪ 不思議なAIでかなえてくれる〜☆ 3

4.

今日お話すること • プロダクト開発に生成AIを利用するための AIとの対話のコツ 4

5.

こんなこといいなをかなえるには? 5

6.

こんなこといいなをかなえるためのステップ 1.イメージを形づくる 2.設計 3.タスク分解 4.プログラム実装 これらのステップでどのように生成AIを活用できるか、 トライしてきたことをお話しします。 6

7.

1.イメージを形づくる 7

8.

tldraw (make real) お絵かきする感覚でUIイメージや、 ワイヤーフレームレベルで 触れるものを作ってくれる。 ※https://github.com/tldraw/make-real 8

9.

お絵かきからTODOリスト 簡単なUIであれば、プロトタイプ 的に動かせるものをたった5分で作 成できた。 ←詳細はまとめ記事へ! 9

10.

お絵かきから簡単なゲー ム お絵描きだけで簡単なゲームを 作ることができるか? 結果… 全然だめでした…笑 が、お絵かきだけで インタラクションを作ることはできた ! ↑一応遊べます笑 10

11.

4.プログラム実装 11

12.

AIによるプログラム実装 色々なプロダクトを作ることで可能性を検証してきた。 3.Webアプリ 1.簡単なゲーム 2.腹筋アプリ 12 (+認証やデータベース)

13.

例1) 簡単なゲーム • プログラム/画像生成も全てAIに お願い! • バグも直してもらえる! ←詳細は まとめ記事へ! 13

14.

例2) 腹筋アプリ • ユーザーストーリーやタスクに分割し、 インクリメンタルに作成 例 1. 腹筋のカウントアップ 2. メニューボタンの追加 ←詳細は 3. データベースに保存 まとめ記事へ! 14

15.

例3) Webアプリ(認証/データベース) • コード生成だけでなく、実行コ マンドも提示してくれる。 • Gemを使うことで認証やデータ ベースを使った機能も作ること が出来た。 • デザインもtldrawでお任せ! ←詳細は まとめ記事へ! 15

16.

取り組みを通じて得た学び 16

17.

AIとうまく対話するには タスク分割が超大事! • 一気にすべてのお願いはしない。(全体像を示すのはあり) • 小さいタスクであればあるほど、思ったコードを書いてくれる。 Bad… Good! まず最初に、加速度センサーを使って、腹筋回数を カウントアップできるようにして! 腹筋する度に端末を振動させながら紙吹雪を散らして 、現在の腹筋回数を記録し、今日の腹筋回数合計、過 去の腹筋回数合計を表示して、、、 うまくいったね!次に腹筋する毎に端末を振動 させるようにしてみたい! 〜〜〜〜〜(省略)〜〜〜〜 ような腹筋アプリをつくって! 次はね、腹筋する毎に紙吹雪を散らしたいな〜! 17

18.

まとめ 18

19.

まとめ 1. イメージ作成・実装はAIが頼れる相棒に! 2. 相対的にタスク分解や設計・モデリングがより大事に! イメージ 設計 タスク分解 19 実装

20.

その先へ… 「こんなの作ってよ〜 」と泣きつけば、かなえてくれるようになる(かも?) そうなれば… 1. より多くの人達がプロダクトづくり に参加できる! そうなれば… 2. つくりごと以外にフォーカスできる! (例:アイデア出し/技術研究/仮説検証/マーケティング) これまでにないアイデアを思いつく! 数撃ちゃ当たるで、これまでにない アイデアをプロダクトにできる! アイデアが刺さるかどうかを検証しやすくなる! プロダクトを人々に届けやすくなる! よりたくさんの、より良いプロダクトが、より多くの人の課題を解決してくれる 20 !