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February 23, 26
スライド概要
俺の勉強会 #5 2026/2/24
Qiita や Zenn でいろいろ書いてます。 https://qiita.com/hmatsu47 https://zenn.dev/hmatsu47 MySQL 8.0 の薄い本 : https://github.com/hmatsu47/mysql80_no_usui_hon Aurora MySQL v1 → v3 移行計画 : https://zenn.dev/hmatsu47/books/aurora-mysql3-plan-book https://speakerdeck.com/hmatsu47
さいきんの光ファイバーの話 俺の勉強会 #5 2026/2/24 まつひさ(hmatsu47)
自己紹介 松久裕保(@hmatsu47) ● https://qiita.com/hmatsu47 ● 現在: ○ 名古屋で Web インフラのお守り係をしています ○ SRE チームに所属しつつ技術検証の支援をしています ○ 今年はカンファレンス・勉強会では DB 以外の話メインで! 2
1・2 月のテーマはネットワーク? ● DB から一旦離れてこんな話をしています ○ AWS で試して学ぶ IPv6(BuriKaigi 2026・1/9) ○ 光ファイバーと IPv6 絡みの話(JAWS-UG 横浜・1/24) ○ IPv6 VPC の実装パターンをいくつか(JAWS-UG 茨城・2/1) ○ 低いほうのレイヤを見てみる話(吉祥寺.pm39・2/19) 3
そして今日の本題 ● さいきんの光ファイバーには「穴(孔)が空いているもの がある」という話です 4
一応おことわり ● 私自身はこの分野に詳しくないです ○ re:Invent 2025 のふりかえりの中でたまたま見つけただけ 5
よく知っている普通の光ファイバーはこんなやつ ● コア・クラッドに屈折率の違う石英ガラスを使用 ○ コアとクラッドの境界で光を反射させ外部に漏れないよう伝達 ChatGPT が描いた図 → 実際はもっとクラッドの 層が厚く被覆の層が薄い 6
穴(孔)空きファイバー ● HAF(ホールアシストファイバー) ○ コアの周囲に複数の穴を配置・曲げに強い ● HCF(ホローコアファイバー) ○ コアが中空のファイバー 7
穴(孔)空きファイバー ● HAF(ホールアシストファイバー) ○ コアの周囲に複数の穴を配置・曲げに強い ● HCF(ホローコアファイバー) ○ コアが中空のファイバー 8
ホローコアファイバー ● コアが中空のファイバー ○ 光が進む速度はガラスより空気中のほうが速いため、コアを中空 にすると石英ガラスより低遅延で信号を伝送できる ○ 以前から研究が進められて来たが、光が漏れないよう低損失で長 距離を伝送するのが難しく、なかなか実用化されなかった 9
ホローコアファイバーの種類 [1] ● フォトニックバンドギャップファイバー(PBGF) ○ 古河電工と慶應大が協力して 2023 年秋に慶應大の新川崎タウン キャンパス内に敷設(実利用での敷設は世界初だったらしい) ○ 曲げに強いが損失は(石英ガラスコアの光ファイバー比で)大きめ 出典 : https://www.k2.keio.ac.jp/interview/03_pof/index.html 10
ホローコアファイバーの種類 [2] ● アンチレゾナント(反共鳴)ファイバー(ARF) ○ PBGF より低損失 ○ サウサンプトン大学からスピンオフした Lumenisity が 2022 年 に DNANF(Double Nested Antiresonant Nodeless Fiber)をリリース ■ 石英ガラスコア比で低損失に ○ 同年 Microsoft が Lumenisity を買収 ○ その後 Azure などで利用するため 1,000 km 以上の距離を敷設 11
ホローコアファイバーの種類 [2] ● アンチレゾナント(反共鳴)ファイバー(ARF) ○ PBGF より低損失 ○ サウサンプトン大学からスピンオフした Lumenisity が 2022 年 に DNANF(Double Nested Antiresonant Nodeless Fiber)をリリース ■ 石英ガラスコア比で低損失に ○ 同年 Microsoft が Lumenisity を買収 ○ その後 Azure などで利用するため 1,000 km 以上の距離を敷設 出典 : https://azure.microsoft.com/en-us/blog/how-hollow-core-fiber-is-accelerating-ai/ 12
AWS でも ● Microsoft と同様アンチレゾナントファイバーを敷設 ○ re:Invent 2025(INV213)で「数千 km にわたって展開」と説明 ○ 遠い距離間でも基準内の遅延で通信可能 ■ DC 間・AZ 間が遠くなっても許容範囲内に ○ 帯域向上のメリットもあり ■ 石英ガラスコアで光を多重化しすぎるとコアが焼損するので限界があった 13
その他の光ファイバー絡みのトレンド ● マルチコアファイバー ○ コアが複数ある光ファイバー ○ 広帯域化が目的 ● APN(All-Photonics Network)… IOWN など ○ 端末からネットワークまで、エンド・ツー・エンドで光ベースの 技術を導入 ○ 低消費電力、高速大容量、低遅延伝送の実現 14
というわけで ● 詳しい方、何かご存じの方がいらっしゃればいろいろ教 えてください! 15