2025年12月17日開催「MySQL HeatWave進化図鑑:Oracle AI World 2025で発表された新機能とAI対応強化の要点」

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December 17, 25

スライド概要

このウェビナーでは、2025年10月に米国ラスベガスで開催されたOracle AI World 2025にて発表されたMySQL HeatWaveの最新機能を、課題別にわかりやすく紐づけてご紹介します。
オンプレミスやセルフマネージドのMySQLサーバーからMySQL HeatWaveへのスムーズな移行を支援するツールの登場や、AI対応アプリケーションの開発を加速する自動ベクトル・インデックスとハイブリッド検索の追加、オープンテーブルフォーマットであるDelta Lakeサポートなど幅広い気の強化が発表されました。MySQLサーバーに機械学習エンジンやLLMを組み込んだMySQL AIもご紹介しています。

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日本オラクルにてMySQLをベースとしたクラウドデータベースのMySQL HeatWaveの製品を担当するチームです。 ウェビナーやイベント情報はMySQLの公式ブログ日本語版に掲載しています。 https://blogs.oracle.com/mysql-jp/post/heatwave-events-in-japan

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

MySQL HeatWave進化図鑑: Oracle AI World 2025で発表された新機能と AI対応強化の要点 Oracle Cloud ウェビナー シリーズ 梶山 隆輔 / KAJIYAMA, Ryusuke Technology Business Development Director, Open Source Data Platforms

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One of the world’s most popular open-source database #1 1B+ DB for developers Installations worldwide 30 yr Proven technology 2 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates M → MySQL 190M+ Downloads/year on mysql.com

3.

MySQL HeatWave GenAI データ移動や専門知識なしで 生成AIの活用を実現。LLMと ベクトル・ストアを統合 MySQL HeatWave Autopilot MySQL HeatWave クラウド版MySQL Enterprise Editionにデータ分析を大幅に 高速化するエンジンを統合 MySQL HeatWave Lakehouse オブジェクト・ストレージ上の 非構造データとMySQL上の データを高速に分析 MySQL HeatWave AutoML 時間と労力を必要とする 機械学習のパイプラインを 自動化 ワークロードを考慮した機械学習によるデータベース運用の自動化 + DRCC & Alloy マルチクラウド & ハイブリッドクラウド 3 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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MySQLを利用するアプリケーションにあわせて選択可能 セルフマネージド型 マネージド・サービス ネイティブ・サービス AWSで稼働 インターコネクト 4 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates オンプレミス IaaS • • オンプレミスやハイブリッド・クラウドでの運用 k8sを用いたクラウド・ネイティブ • • • 全商用リージョン、米国政府向け 専用リージョン Oracle Cloud@Customer Oracle Alloy • • • AWS上のアプリから低レイテンシ、エグレス・コスト不要 AWSの各種サービスとの連携 提供開始から3年以上経過 • • 2ms未満のレイテンシのプライベート・インターコネクト 共同でのサポート・サービス

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[MySQL & MySQL HeatWave] 重要なお知らせ MySQL 8.0のEOL – 2026年4月 OCPUシェイプのEOL – 2026年3月 → MySQL 8.4 LTSまたは9.xへの移行が必要 → ECPUシェイプへの移行が必要 • MySQL 8.0は2018年4月にGA • • ソフトウェア版のMySQLサーバーはGAから8年が 経過する2026年4月にSustaining Supportとなる • MySQL HeatWaveはEOL以降に稼働中の 8.0のインスタンスは、メンテナンス・ウィンドウにて 自動的にバージョンアップされる *時期は予定変更の可能性あり 参考情報:MySQL Server Versions https://docs.oracle.com/en-us/iaas/mysql-database/doc/mysqlserver-versions.html OCPUシェイプは2024年9月に非推奨となり、 インスタンスの新規作成はすでに不可となっている ※ MySQL HeatWaveのECPUのOCPUとの換算はOracle Autonomous Databaseとは異なる • HeatWave on OCI: 1 ECPU = 1 vCPU + 8 GB Memory • HeatWave on AWS: 1 ECPU = 2 vCPU + 16 GB Memory • ECPUはパフォーマンスに基づく指標であり、 上記の換算は2025年11月時点でのもの 参考情報:OCPUからECPUへのシェイプ変更 https://docs.oracle.com/en-us/iaas/mysql-database/doc/convertingdb-system-ocpu-ecpu.html 5 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

6.

MySQL リリースとサポートのタイムライン … Candidate for next LTS – Apr. 2026 Premier Support 6 Copyright©2025、 Oracle and/or the affiliates Extended Support MySQL 9.7 Sustaining Support 2037 MySQL 9.1 2036 IR 2035 MySQL 8.4 LTS 2034 … 2033 MySQL 8.1 2032 IR 2031 MySQL 8.0 Bug Fix series 2030 2029 2028 2027 2026 2025 2024 2023 2022 2021 2020 2019 2018 2017 2016 MySQL 5.7

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MySQL HeatWave Migration Assistant オンプレミスからOCIへのスムーズな移行 GUIベースの移行支援ツール – MySQL HeatWaveへの移行を支援する 直感的なワークフロー 全てのMySQLのバージョンをサポート – スキーマ、データ、アカウントの移行と レプリケーションのセットアップ ダウンタイム無しでの移行 – アプリケーションへの影響を最小限に抑制 7 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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MySQL HeatWave Migration Assistant: 製品概要 移行作業を効率化 • オンプレミスやIaaS上で稼働するMySQLサーバーの MySQL HeatWaveへの移行を効率化 • データベース管理者やシステム管理者向けに設計: クラウドに関する詳細な知識は不要 • MySQL HeatWaveへの本番データベースの 移行を支援 • サポートされている移行元データベース • MySQL 5.6, 5.7, 8.0, 8.4 LTS, 9.x (Perconaを含む) • 今後サポート予定 • AWS RDS、AWS Aurora • MariaDB • インスタンス作成中にも移行元からデータのダンプを 継続する並列処理により移行時間を短縮 • サポートされている移行元の環境 • オンプレミス、OCI (Compute上) • AWS, Azure, Google Cloud, その他のクラウドの IaaS上にインストールされたMySQLサーバー • MySQL HeatWaveの分析処理性能や 機械学習、生成AI機能を迅速に活用 • 移行先のバージョン • MySQL HeatWave on OCI 8.4 LTS, 9.x 8 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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MySQL HeatWaveの機能強化の重点領域 トランザクション処理 開発生産性 データ分析 Auto ML & AI 9 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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Oracle AI World 2025で発表されたMySQL HeatWaveの新機能 トランザクション処理 開発生産性 新しいマイグレーション・ツール MySQL REST Service 自動インデックス JSON Duality View WebAssembly (WASM) OCI Full Stack Disaster Recoveryの対応 BYOK: お客様の暗号鍵の利用 Python SDK Ops Insights for MySQL HeatWave データ分析 Auto ML & AI マテリアライズド・ビュー MySQL AI 一時表 オブジェクト・ストレージのデータ関連 NL2SQL: 自然言語からSQL文生成と実行 MySQL HeatWave用MCPサーバー • Delta Lake サポート • 結果をエクスポート • 自動リフレッシュ 10 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates ベクトル・インデックス ハイブリッド検索

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Oracle AI World 2025で発表されたMySQL HeatWaveの新機能 トランザクション処理 新しいマイグレーション・ツール MySQLサーバーからMySQL HeatWaveへのスムーズな移行を支援するGUIツール 自動インデックス AutoPilotの一機能として、実行されたSQL文のパターンを分析してインデックスの追加や削除をアドバイス OCI Full Stack Disaster Recoveryの対応 ダウンタイムやデータの損失を抑える災害対策構成を簡単なステップで設定 BYOK: お客様が管理する暗号鍵の利用 お客様独自の暗号鍵をデータおよびバックアップの暗号のために利用可能に 11 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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Oracle AI World 2025で発表されたMySQL HeatWaveの新機能 開発生産性 MySQL REST service MySQLのスキーマから自動生成されたRESTful API – ミドルウェア不要 JSON Duality View SQLとJSONドキュメントでの処理を統合し、開発の柔軟性とデータの一貫性や堅牢性を両立 WebAssembly (WASM) Rust, C++, GoなどのコードやライブラリをMySQL上で動作させデータに直接アクセス Python SDK MySQL HeatWaveの生成AIやAutoML機能をPythonからシンプルに利用するためのSDK Ops Insights for MySQL HeatWave 性能分析や機械学習による容量予測によって運用管理の生産性を向上 12 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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Oracle AI World 2025で発表されたMySQL HeatWaveの新機能 データ分析 マテリアライズド・ビュー クエリの実行結果をHeatWaveのメモリ上に格納し、自動的に更新を反映 HeatWaveクラスター上の一時表 一時表を使うセッション固有のデータ処理をインメモリで高速化 オブジェクト・ストレージのデータ関連 • Delta Lake サポート テーブル単位でACID準拠なDelta LakeファイルをHeatWave Lakehouseの性能でクエリ可能 • 結果をエクスポート クエリの実行結果をオブジェクト・ストレージの異なる形式のファイルに出力。様々なデータ・パイプライン、 分析のワークフロー、まだ各種アプリケーションからの利用をよりスムーズに • 自動リフレッシュ 簡単なセットアップでオブジェクト・ストレージ上のデータの変更をリアルタイムで分析対象に 13 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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Oracle AI World 2025で発表されたMySQL HeatWaveの新機能 Auto ML and AI MySQL AI MySQL Enterprise EditionにAIと機械学習、ベクトル処理を組み込み NL2SQL: 自然言語からSQL文生成と実行 データベース内のLLMで自然言語からSQL文に変換する直感的なデータアクセス MySQL HeatWave用MCPサーバー LangChainや Python SDKを使ったAIエージェント・アプリケーション開発のためのフレームワーク ベクトル・インデックス 自動的にベクトル・インデックスを作成してセマンティック検索を最大100倍高速化 ハイブリッド検索 セマンティック検索とキーワード検索を組み合わせてより正確なRAG(検索拡張生成)を実現 14 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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イノベーションの領域 ミッション・クリティカルなMySQLのワークロード 開発生産性の向上 大規模分析のワークロード 機械学習および生成AI 15 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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ワンクリックでの自動化された災害対策構成 OCI Full Stack Disaster Recovery (FSDR)によるサポート 災害対策構成の簡単な設定: アプリケーション・スタックを定義し、 包括的な災害対策計画を素早く構築 カスタマイズ可能なリカバリ: MySQL HeatWaveやアプリケーション のための災害対策計画を環境や要件に応じてカスタマイズ Kubernetes Engine OKE Compute Virtual Machine File Storage Virtual Cloud Network シームレスな災害対策構成の検証: ワンクリックで簡潔に 実行可能な自動化された災害対策の演習 Block Storage Load Balancer 既存資産の活用: アプリケーションの再設計や再構築不要な 自動化されたリカバリ・プロセス Object Storage Dedicated VM Hosts 柔軟な災害対策のトポロジ: MySQLを含むアプリケーション・ スタックの配置とリカバリ 16 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Oracle Database

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Auto Indexing: 実行されたSQL文に応じた自動的なインデックスの推奨 MySQLサーバーでの処理でインデックスの追加または削除で性能向上が期待できる場合に自動的に通知 • 処理を機械学習によってインデックスの追加や削除を以下の情報とともに推奨を通知; • • 性能改善の見積もり (クエリごとと処理全体) • ストレージ容量の見積もり • 推奨の根拠の説明 • インデックス作成時間の見積もり 性能向上が期待できる場合は自動的にユーザーに通知 3 Producing Indexing suggestions for current setup: Table count: 100 Index count: 220 Primary Index count: 100 Secondary Index count: 120 Total Index suggestions: 12 Statements analyzed: 45564 性能統計の収集 17 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Expected performance benefit after applying all Index suggestions: 17% 1 Expected storage footprint after applying all Index suggestions: -129.65 MiB データ分析 2

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Areas of Innovation ミッション・クリティカルなMySQLのワークロード 開発生産性の向上 大規模分析のワークロード 機械学習および生成AI 18 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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MySQL REST Service HTTPS/CRUD HTTPS/CRUD fitting well into modern architecture ビジネスロジックとデータの永続化 Pure, simpl ified solution for PWAs/Mobile HTTP リクエスト フロントエンド SQL MySQL Router MySQL MRS SDK JSON MRS Plugin Rows MRS Metadata 利点 • 特別な設定なしでRESTからMySQLの機能を利用 • アプリ/PWA/モバイルアプリの開発を簡素化 • ミドルウェア不要 MySQL Shell MySQL Shell for VSCode Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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JSON Duality ビュー リレーショナル・モデルとドキュメントの統合 Oracle Databaseでも同様の機能を実装 InnoDBまたはLakehouseテーブルにJSON Duality ビューを作成する新しいDDLの構文を追加 SELECT文でJSON Dualityビューを検索 – 結果はJSONドキュメント JSONオブジェクトを使ってJSON Dualityビューに対して直 接 DML (INSERT, UPDATE, DELETE) を実行可能 ロック無しの楽観的並列実行制御により、RESTによる ステートレスな処理での参照と更新の競合を回避 20 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

21.

Areas of Innovation ミッション・クリティカルなMySQLのワークロード 開発生産性の向上 大規模分析のワークロード 機械学習および生成AI 21 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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自動的にリフレッシュされるマテリアライズド・ビュー 性能向上、複雑なクエリをシンプルに、データアクセスを最適化 クエリ高速化 自動リフレッシュ 高い拡張性 セキュア • 複雑なクエリの 処理結果を格納 • 常にデータは最新化 • 処理量やリソースの 負荷を軽減 • MySQLの権限管理 システムの制御下 • 参照性能の向上 • アクセスを分離した データマートの構築 • 高速に結果を取得 22 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates • リアルタイム性のある ダッシュボードや分析

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Delta Lakeのサポート テーブル単位でのACID準拠のテーブル・フォーマット • MySQL HeatWave LakehouseにてDelta Lake形式のDelta Tablesの参照が可能に CREATE EXTERNAL TABLE `wf_metrics` ( `employee_id` int DEFAULT NULL, `description` longtext ) FILE_FORMAT = ( FORMAT delta ) FILES = ( URI ‘oci://emp_records@user_ns/2025/May’ ); • テーブルは自動的に、またはユーザーのコマンドで最新のスナップショットに更新される • Delta Tablesの自動更新を利用することで、ほぼリアルタイムのデータをアプリケーションから利用可能 • delta_logへの更新が監視され、最新のスナップショットに更新するトリガーとなる • 最新化のレイテンシは秒単位のレベル、データレイクのETL処理で見られる時間単位よりも高速 • 想定される用途: • レイクハウス分析、BI, オブジェクト・ストレージのデータへのクエリ • 機械学習の特徴量の格納、訓練済みのデータセット • 複数のパイプラインからのデータ書き込みの一貫性を保ちつつ、データを共有する基盤 23 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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Lakehouseの自動リフレッシュ オブジェクト・ストレージ上のファイルに変更があった場合、自動的にMySQL HeatWaveに反映 - 非構造データの準リアルタイム・データ分析が可能に - データ・パイプラインのシンプル化 - 運用負荷の軽減 OCIストリーミング・サービスとOCI オブジェクト・ストレージとの統合 3つの簡単なステップ: 1. OCIオブジェクト・ストレージのバケットの設定から「オブジェクト・イベントの出力」を有効化 2. ストリームを作成し、イベントでオブジェクト・ストレージの変更に反応するように設定 3. Lakehouseテーブルの定義にて、上記で設定したストリームを利用するよう設定 • ENGINE_ATTRIBUTEオプションの"auto_refresh_event_source”に 設定したストリームのOCIDを指定 アプリケーションの変更やポーリング、手動でのリフレッシュが不要に 24 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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Areas of Innovation ミッション・クリティカルなMySQLのワークロード 開発生産性の向上 大規模分析のワークロード 機械学習および生成AI 25 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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NL2SQL: 自然言語でデータベースへの問い合わせを実行 SQL構文の検証(自己反 射) Which products have the lowest cost-perclick? 拡張プロンプト データベース・ スキーマ・メタデータ ビジネス・エグゼクティブ データ・アナリスト スキーマ取得 自動識別 関連データベース・オブジェクト 26 Copyright©2025、 Oracle and/or the affiliates LLM SQL問合せ実 行 SELECT product AS Product Name, category AS Category, SUM(click)/SUM(spend) as CPC ($) FROM campaign_data GROUP BY product, category ORDER BY CPC ($) ASC; 製品 名前 カテゴリ CPC ($) ラグジュアリーカーA 車両 2.00 デザイナーシャツB ファッション 7.00 スマートフォンC 電子機器 10.00

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チャットのコンテキストを保持 アプリケーションで使用するためにサーバーに保持されるチャット・コンテキスト アプリケーション 自然言語 サーバーに保持されるコンテキスト: • チャット履歴: 過去のユーザー・プロンプトとレスポンス • テーブル: 使用する自動検出されたベクトル・ストアテーブル DB ベクトル・ストア チャット 27 Copyright©2025、 Oracle and/or the affiliates • ドキュメント: 元のファイルへのURLを含む一致するドキュメント・ スニペット • モデル・オプション: 使用するモデル、LLMパラメータ • プロンプト: ユーザーが入力した元のプロンプト • レスポンス: LLMが生成したレスポンス

28.

MySQL HeatWave用のModel Context Protocol (MCP) MySQL HeatWave GenAIの機能を一つのインターフェースで活用 • 生成AIの活用しMySQL HeatWaveを利用するアプリケーションの開発 • MySQL HeatWaveのツールを実装例として活用して 用途や業界特化のツールを開発 • MySQLのConnector/Pythonを利用した実装とOCIのデータベース・ツールを利用した実装の2種類提供中 • 詳細は: https://github.com/oracle/mcp MCP Client Chat Bot 28 MySQL HeatWave MCP Tools Data Management Model Management AutoML Gen AI Vector Store Semantic Search DB queries Object store access Host Application NL User MySQL HeatWave MCP Server IDE … Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates LangChain Claude Desk. Cline …

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類似検索のためのベクトル・インデックス データのフルスキャンに対して高い性能と正確性 高性能 29 • 高速な並列インデックス作成 • テーブル・フルスキャンに対して 最大100倍高速 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 状況に応じた正確性 • • クエリの実行頻度が低い場合は フルスキャンを選択 動的なサンプリングにより クエリの実行頻度を予測 自動インシデント管理 • 類似検索のクエリを監視 • 自動的にベクトル・インデックスを 作成し更新

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MySQL HeatWave AutoML と GenAIのシナジー DAT_TXN COD_CC_BRN_TXN COD_USERNO CTR_BATCH_NO REF_SYS_TR_AUD_NO REF_SUB_SEQ _NO COD_ACCT_NO TXT_TXN_DESC DAT_VALUE REF_CHQ _NO COD_DRCR COD_TXN_MNEMONIC COD_TXN_LITERAL AMT_TXN FLG_PASBKUPD RAT_CCY COD_MSG_TYP COD_PRO C CTR_UPDAT_SRLNO DAT_POST AMT_TXN_TCY COD_TXN_CCY RAT_CONV_TCLCY COD_SC COD_AUTH_ID REF_CARD_NO REF_TXN_NO REF_USR_NO TXT_ADDL_INFO DAT_TS_TXN_INIT DAT_TS_SENT_FOR_AUTH DAT_TS_AUTH DAT_TS_SUB_FOR_PROCESSING DAT_TS_SENT_TO_HOST DAT_TS_HOST_PROCESSING COD_ENTITY_VPD 3/31/12 160 0 0 0 1601000010862 Balance brought forward 3/31/12 C 5010 PBC 0 N The provided bank transaction information indicates that on March 31, 2012, a balance was brought forward from the previous accounting period to the current one. The account number associated with this transaction is 1601000010862, and the amount of the transaction is zero. The flag indicating whether the transaction has been successfully processed is set to N, which means that the transaction was not successful…. 銀行の取引情報 AutoML 異常検知 1 200 251000 3/31/12 0 1 1 2015/02/18 15:38:58 2015/02/18 15:38:58 2015/02/18 15:38:58 2015/02/18 15:38:58 2015/02/18 15:38:58 2015/02/18 15:38:58 240 不正な取引を 検知 イン・データベース LLM 運用者に自然言語 でのアラートを通知 HeatWave 30 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates There are several suspicious aspects of this transaction that require further investigation. Firstly, the fact that the amount of the transaction is zero raises questions about the purpose and validity of the transaction. Secondly, the flag indicating that the transaction was not successful suggests that there may have been an issue with the processing or authorization of the transaction.

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MySQL AI 31 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates A New Era of Intelligence

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データ管理における課題 AIを最大限活用するためのデータ管理のインフラ整備が求められる 自然言語インターフェース 構造データ 医療 記録 注文 履歴 各種 フォーム 請求 個人向けの「おすすめ」 非構造データ 電話音声 32 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates ソーシャル メディア お客様課題の迅速な解決

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生成AI イン・データベース LLM AutoML ファイルシステム上 のファイル 類似検索 MySQL Studio MySQL AI インテリジェンスを組み込み 33 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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生成AI : イン・データベースLLMを利用した推論、ベクトル・ストアを使ったRAG AutoML: 機械学習の訓練、推論、説明をシンプルに ベクトルの生成: ファイルサーバー上のドキュメントからベクトル埋め込みを生成 MySQL AI インテリジェンスを組み込み ベクトルの処理: 多言語のドキュメントに対する類似検索 NL2SQL: データに対する自然言語のインターフェース 生成AI イン・データベース LLM AutoML ファイルシステム 上のファイル 類似検索 MySQL Studio MySQL Studio: 自然言語でのチャット機能、SQLワークシート、 機械学習の開発環境を備えたGUIクライアント LLMはCPU上で稼働するためGPU不要 オンプレミスでの開発や運用が可能 より高い精度性能やOCI AIサービスの利用はMySQL HeatWaveで 34 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

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MySQL AIのアーキテクチャ 主要コンポーネント • MySQL Server (商用版) • AIプラグイン • AIサーバー (python) • 組み込みAIエンジン(ベクトル生成) • MySQL Shell (GUI) • MySQL Studio (GUI) • MySQL Router (RESTサービス) 35 Copyright©2025、 Oracle and/or the affiliates

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動作環境について MySQL AIの機能は、9.4.1からEnterprise Editionのプラグインとして利用できます ◼ サポートOS • Oracle Linux 8 / Red Hat Enterprise Linux 8 (x86_64) ◼ ハードウェアの最小構成 • CPU:32コア (論理CPU, 仮想CPU) • RAM:128GB • ストレージ:512GB ◼ サポートされるLLM • llama3.2-3b-instruct-v1 36 Copyright©2025、 Oracle and/or the affiliates

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Pricing • MySQL AI はMySQL Enterprise Editionのオプションとしてお使いいただけます • プロセッサライセンスのサブスクリプションになります 詳細は営業までお問い合わせください https://www.oracle.com/europe/a/ocom/docs/corporate/pricing/mysql-pricelist-183985.pdf 37 Copyright©2025、 Oracle and/or the affiliates

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Oracle AI World 2025で発表されたMySQL HeatWaveの新機能 トランザクション処理 開発生産性 新しいマイグレーション・ツール MySQL REST Service 自動インデックス JSON Duality View WebAssembly (WASM) OCI Full Stack Disaster Recoveryの対応 BYOK: お客様の暗号鍵の利用 Python SDK Ops Insights for MySQL HeatWave データ分析 Auto ML & AI マテリアライズド・ビュー MySQL AI 一時表 オブジェクト・ストレージのデータ関連 NL2SQL: 自然言語からSQL文生成と実行 MySQL HeatWave用MCPサーバー • Delta Lake サポート • 結果をエクスポート • 自動リフレッシュ 38 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates ベクトル・インデックス ハイブリッド検索

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OCIのAlways Free Servicesにて 無料でMySQL HeatWaveを利用可能 https://www.oracle.com/jp/heatwave/free/ MySQL HeatWaveも期間の制限なく無料で使用可能 インスタンス数や容量、一部機能の制限あり NEW! MySQL HeatWave GenAIも利用可能 ベクトル・ストアやMySQL HeatWaveに 内蔵されたLLMを活用 39 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

40.

お知らせ 40 Copyright©2025、 Oracle and/or the affiliates

41.

今後のMySQL & MySQL HeatWaveのイベントやウェビナー https://blogs.oracle.com/mysql-jp/post/heatwave-events-in-japan 講演 資料 移行ガイド イベント一覧 オンデマンド・ ウェビナー 講演資料 MySQL HeatWaveへの オンプレミスやAmazon RDS for MySQLからの 移行の詳細な移行手順を 解説したガイド (無料) MySQLの公式ブログ 日本語版に今後のセミナー やウェビナーのスケジュール、 オンデマンド・ウェビナーなど の情報を掲載 これまで開催したウェビナー の講演動画を掲載 動画は順次追加中 www.oracle.com/goto/he atwave_jp MySQL HeatWaveの 導入事例にもなっている 株式会社アプルーシッドの スライド共有サービス “Docswell”に掲載中 41 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates