6-3 自律神経系に作用する薬

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November 08, 23

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「くすりのことをわかりやく、基本から臨床まで」 をモットーに、初学者向けの薬情報をまとめています。 資料は、薬剤師が作成しています

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各ページのテキスト
1.

6-3 自律神経に 作用する薬 薬効群別に、各臓器への作用をみていきましょう

2.

アドレナリン作動薬の薬理作用/どんな治療薬として使われているか? アドレナリン作動薬 心臓 β1 心収縮力↑ 心拍数↑ 気管支 β2 気管支平滑筋: 弛緩 心臓の働きを強くす るために使用 →強心作用 気管支を拡げるた めに使用 B-① アドレナリン ノルアドレナリン l-イソプレナリン ドパミン B-① サルブタモール プロカテロール サルメテロール →喘息, COPD 等 膀胱 β3 排尿筋:弛緩 内尿道括約筋:収縮 尿をためるために使 用 →頻尿, 過活動膀胱 B-① ミラベグロン

3.

抗アドレナリン薬の薬理作用/どんな治療薬として使われているか? 抗アドレナリン薬 血管 α1 心臓 膀胱 β1 β3 α1 排尿 排尿筋:収縮 内尿道括約筋:弛緩 心収縮力↓ 心拍数↓ 血圧を下げたいとき に使用 尿を出したいときに 使用 →高血圧 等 →排尿困難・ 前立腺肥大 等 心臓を休ませるため に使用 →不整脈, 心臓保護の 治療, 高血圧, 慢性心 不全 等 B-② ドキサゾシン 他 B-② タムスロシン 他 末梢血管拡張 B-② β遮断薬 アテノロール カルベジロール 他

4.

コリン作動薬の薬理作用/どんな治療薬として使われているか? コリン作動薬 眼 M3 膀胱 M3 腸管 M3 瞳孔括約筋 排尿 瞳孔括約筋:収縮 縮瞳 眼圧低下 排尿筋:収縮 内尿道括約筋:弛緩 消化管運動:亢進 眼圧を下げるために 使用 尿を出したいときに 使用 腸管を動かしたいと きに使用 →緑内障 (点眼) →排尿困難・ 前立腺肥大 等 →腸管麻痺, イレウス 等 C-① ピロカルピン 他 C-① ジスチグミン 他 C-① ネオスチグミン 他

5.

抗コリン薬の薬理作用/どんな治療薬として使われているか? 抗コリン薬 消化管 M3 膀胱 M3 分泌腺 唾液 胃酸 ‥ 消化管運動: 抑制 腸管の動きを止めた いときに使用 →疝痛(腸管収縮によ る痛み)・胆石 等 C-② ブチルスコポラミン 他 排尿筋:弛緩 内尿道括約筋:収縮 消化液: 分泌抑制 尿をためるために使 用 →尿失禁 胃酸を抑えるために 使用 →胃潰瘍治療薬 C-② オキシブチニン 他 胃酸を抑えるため・ 迷走神経反射を抑え るために使用 →麻酔前投薬

6.

受容体の選択性が異なる=薬の効果が異なる アドレナリン α1 β1 β2 ノルアドレナリン α1 β1 末梢血管収縮 (局所)止血 心収縮力の増強作用 →アナフィラキシーショック 心停止時の蘇生 末梢動脈収縮作用 →急性低血圧ショック 末梢血管収縮させ 血流を回復させる β2

7.

救急カート薬 別名 一般名 アドレナリン(エピネフリン) 先発名 ボスミン 注 外用液 血管収縮薬 主な作用機序 • 交感神経のα受容体とβ受容体を刺激する(強心・血管収縮・気 管支拡張・散瞳 等) 主な適応症、用法・用量等 観察項目 蘇生:1回0.25mgをゆっくり静注(必要時5〜15分ごと) バイタル 注意すべき 副作用 循環器‥過度の昇圧など, 顔面紅潮, 動悸 服薬時注意 発作の予兆があったとき服用するとよく効きます.発作が始まったら、 なるべく早く服用してください. この薬は発作を和らげる薬で、痛風を根本から治す薬ではありません. 発作が収まったら、尿酸を下げる治療を続けましょう. 禁 ブチロフェノン系・フェノチアジン系等の抗精神病薬・α遮断薬を投与中、カテコール アミン製剤・アドレナリン作動薬を投与中 (眼領域で使用)眼圧上昇の素因がある

8.

別名 一般名 アドレナリン(エピネフリン) 先発名 エピペン 自己注射製剤 患者さん向け説明: 血管収縮薬 アナフィラキシー反応を鎮める薬です 主な作用機序 • 交感神経のα受容体とβ受容体を刺激する(強心・血管収縮・気 管支拡張・散瞳 等) 主な適応症、用法・用量等 観察項目 アナフィラキシー反応:1回0.15 mg or 0.3 mg バイタル 注意すべき 副作用 循環器‥過度の昇圧など, 顔面紅潮, 動悸 服薬時注意 • • • • アナフィラキシー反応が起こった時に、緊急避難的に使う薬です 使用して症状が回復した場合でも、必ず医療機関を受診しましょう 日頃の保管方法など工夫しましょう(緊急時にすぐ使えるよう・学校 での保管方法を決めておく) 使用期限に注意して、早めに受診して、処方をしてもらいましょう 禁 カテコールアミン製剤・アドレナリン作動薬を投与中