6-4 自律神経系に作用する薬の副作用の機序

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November 08, 23

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「くすりのことをわかりやく、基本から臨床まで」 をモットーに、初学者向けの薬情報をまとめています。 資料は、薬剤師が作成しています

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各ページのテキスト
1.

6-4 自律神経系作用薬 副作用の機序 薬効分別に、副作用の発生機序をみていきましょう

2.

自律神経系に作用する薬の副作用機序 β 受容体作動薬薬(β作動薬) 気管支 気管支平滑筋: 弛緩 心臓 消化管 心収縮力↑ 心拍数↑ 消化管運動抑制 胃酸分泌抑制 気管支を拡げるた 副作用 めに使用 →循環器症状 →喘息, COPD 等 主作用 動悸, 頻脈, 不整脈に注意 副作用 →消化器症状 筋紡錘 筋紡錘: 振戦 副作用 →振戦 胃部不快感 (手の震え 等) 悪心・嘔吐 主作用以外の作用

3.

自律神経系に作用する薬の副作用機序 β 受容体遮断薬(βブロッカー) 心臓 眼 瞳孔散大筋 気管支 筋紡錘 収縮 瞳孔散大筋:弛緩 心収縮力↓ 心拍数↓ 縮瞳 眼圧降下 気管支平滑筋: 収縮 心臓を休ませるた 眼圧を下げるため 気管支喘息患者 めに使用 に使用 には、 →虚血性心疾 患、頻脈 等 主作用 →緑内障 (点眼) 禁忌 主作用以外の作用 筋紡錘: 抗振戦作用 低血糖症状を 隠す可能性が ある

4.

自律神経系に作用する薬の副作用機序 抗コリン薬 気管支 眼 膀胱 消化管 瞳孔括約筋 瞳孔括約筋:弛緩 気管支平滑筋: 弛緩 散瞳 眼圧上昇 気管支を拡げるた 散瞳させる めに使用 →眼底検査 →喘息, COPD 等 閉塞隅角緑内障 →抗コリン薬禁忌 主作用 蓄尿 排尿筋:弛緩 内尿道括約筋:収縮 消化管運動: 抑制 麻痺性イレウス 排尿困難者 (下部尿路障害) (腸管運動が抑制) →抗コリン薬禁忌 →抗コリン薬禁忌 副作用症状:乏尿 主作用以外の作用 副作用症状:便秘

5.

自律神経系に作用する薬の副作用機序 抗コリン薬 分泌腺 心臓 中枢 交感 神経 唾液 胃酸 ‥ ACh 記憶・学習・集中 消化液: 分泌抑制 副作用症状: 口渇 食欲低下 汗腺 心収縮力↑ 心拍数↑ 副作用症状: 動悸・頻脈 めまい ACh 欠乏状態 ※BBB通過する場合 副作用症状: せん妄 認知機能障害 主作用以外の作用 汗腺 発汗 発汗↓ 副作用症状: 発汗減少 皮膚高温

6.

抗コリン薬 抗コリン作用を持つ薬 【消化器】 鎮痙薬 胃炎・胃潰瘍治療薬 不整脈薬 抗ヒスタミン薬 睡眠薬 三環系抗うつ薬 抗精神病薬 総合感冒薬 酔い止め薬 【呼吸器】 気管支拡張薬 【泌尿器】 蓄尿障害治療薬 【麻酔】 麻酔補助薬(前投薬) 抗コリン作用を持つ薬は多いため 注意が必要である