コマンドプロンプト(Windows)

226 Views

April 05, 24

スライド概要

[第6回大阪sas勉強会]熊田 達哉

profile-image

SAS言語を中心として,解析業務担当者・プログラマなのコミュニティを活性化したいです

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

関連スライド

各ページのテキスト
1.

コマンドプロンプト (Windows) R2.1.31 アルケミックス 熊田 達哉

2.

ざっくりとOSの歴史  OSなしの時代: マイクロコンピュータ(マイコン) ⇓  DOS (Disk Operating System) : MS-DOS 等 名前の通り、磁気ディスクが扱えるようになった ⇓  Windows: 初期はMS-DOS上で動作していた  このMS-DOSで使い始めたコマンドがコマンドプロンプト

3.

コマンドプロンプトの使い方  Windows 10では、検索画面枠に”cmd”と入力する

4.

コマンドプロンプト 全般的注意点  UNCパスはカレントディレクトリとして使えない ネットワークドライブレターを割り振って使用する(Y:等)  カレントディレクトリを意識する コマンドのデフォルトはカレントディレクトリ 上記例では、C:\Users\KUMA.ALCHEMICS  命令やオプションはスペース区切りなので、ディレクトリを 設定する際はダブルクォーテーションで括る

5.

リダイレクト 「>」 「<」  入出力を変更すること  標準入力:コンソール(キーボード) ファイルからの入力 「<」 例: SORT <aaa.txt  標準出力:ディスプレイ ファイルへの出力 「>」 ファイルへの追記 「>>」 例: DIR >aaa.txt

6.

パイプ 「|」  命令の結果を別の命令に渡す 命令と命令の間に「|」を入力 例:TYPE aaa.txt | MORE aaa.txtの内容をページ毎に表示する DIR | CLIP ディレクトリの内容をクリップボードに出力

7.

今でもよく使う命令1  CHDIR(CD) カレントディレクトリを変更する 例: CD C:\TEMP  DIR, TREE ディレクトリの内容を表示する 今でもValidation Documentの作成時に使用

8.

今でもよく使う命令2  FC  ファイルの比較  例:FC A.TXT B.TXT  その他ネットワークに関するコマンドは、今でもよく使い ますし、充実してきているように思います ping, ipconfig, tracert, net, ・・・

9.

コマンドプロンプトとSASのやりとり(1)  コマンドプロンプトとSASのやり取りは、テキストファイルで実 施するのが一般的と思われますが、クリップボードを介して やり取りもできます。 options noxwait; x "DIR |CLIP"; filename _temp CLIPBRD; data _TEXT; length TXT $200.; infile _temp dlm='09'x; input TXT; run;

10.

コマンドプロンプトとSASのやりとり(1) 結果 (一部加工) Obs TXT 1 ドライブ D のボリューム ラベルは ボリューム です 2 ボリューム シリアル番号は XXXX-XXXX です 3 D:\Users\xxxxx のディレクトリ 4 2020/01/23 13:41 <DIR> . 5 2020/01/23 13:41 <DIR> .. <省略> 16 2019/12/18 15:20 32,360 StdDiffPlot.png 17 2019/12/17 10:36 32,360 StdDiffPlot1.png <省略> 25 2019/06/06 11:16 <DIR> WINDOWS 26 8 個のファイル 132,284 バイト 27 14 個のディレクトリ 920,400,719,872 バイトの空き領域

11.

コマンドプロンプトとSASのやりとり(2)  スペース区切りで取得してみる options noxwait; x "DIR |CLIP"; filename _temp CLIPBRD; data _TEXT; length TXT1-TXT4 $200.; infile _temp dlm=‘ '; input TXT1-TXT4; run; proc print; run;

12.

コマンドプロンプトとSASのやりとり(2) 結果 (一部加工) Obs TXT1 TXT2 TXT3 TXT4 1 ドライブ D のボリューム ラベルは 2 ボリューム シリアル番号は XXXX-XXXX です 3 D:\Users\xxx のディレクトリ 2020/01/23 13:41 4 2020/01/23 13:41 <DIR> .. 5 2019/06/06 11:15 <DIR> Contacts <省略> 16 2019/12/18 15:20 32,360 StdDiffPlot.png 17 2019/12/17 10:36 32,360 StdDiffPlot1.png <省略> 24 2019/06/06 11:16 <DIR> WINDOWS 25 8 個のファイル 132,284 バイト 26 14 個のディレクトリ 920,283,897,856 バイトの空き領域