皆さまこんにちは!ドクセル運営のku-sukeです。2021年の運営開始以来初めて、年間スライド紹介をしてみたいと思います。おかげさまでドクセルでのスライドホスティング枚数は2万5000資料を突破し、公開側も約半数の1万2000資料以上が掲載されています。すごいです。本当にありがとうございます。
今年のドクセルは動画の貼り付けに対応したり、サーバをお引越ししたり、AIでタグ付けしたり、このマガジンを開始したりと、ゆっくりですが着実に成長してきました。これからも「日本語で」「変換くずれしにくく」「途中で広告が出ない」「差し替えてもURLかわらない」「動画まで張れて」「高画質な」「SEOにも強い」Docswellをよろしくお願いします!!
それではスライド共有サイトDocswellで公開されたスライドの中から、2024年に多くの閲覧数を集めた人気スライドTOP15をまとめてご紹介します。技術系の深い話から、ビジネス、キャリア形成まで、幅広いジャンルのスライドがランクイン。ぜひ、気になるスライドをチェックして、あなたの知識やスキルアップに役立ててください!
1位:EGG ’24 | ゲーム業界ホワイト化の光と影(1,377,743 Views)
#ゲーム業界 #労働環境 #ホワイト化 #キャリア形成 #自己責任
スライド概要:
ゲーム業界の労働環境がブラックからホワイト化へと変化した現代において、自己責任の重要性が増しているというテーマです。過去の長時間労働が減少し、労働環境が改善された一方、自己学習やキャリア形成を自ら行う必要が出てきました。イチロー選手の言葉を引用し、若年層への指導の難しさや自己鍛錬の重要性を説いています。
ゲーム業界の働き方が大きく変わる中で、若手がどう成長していくかを論じたスライドは、ゲーム業界以外の皆さんからもたくさん声が上がりましたね。働き方が多様になったからこそ、過去と今を振り返ってより良い成長について考えたいです。
2位:SQL滅ぶべし(857,984 Views)
#SQL #dplyr #dbplyr #R #データベース
スライド概要:
SQLの非直感性を指摘し、より直感的なデータ操作を可能にするdplyrパッケージと、RDBMSでもdplyrと同様の操作を可能にするdbplyrパッケージを紹介しています。dbplyrはSQLを自動生成し、主要なRDBMSに対応しているため、データ分析を行うRユーザーにとって非常に便利な情報が満載です。
ぶっちゃけSNSで炎上したのがランキング入りの原因なところはあるものの、知る人ぞ知るデータサイエンティスト集団Hoxo-m社のスライドです。RAGのスライドも122K Viewをたたき出していました。
3位:イケてる起業の進め方(787,943 Views)
#起業 #M&A #SaaS #ChatGPT #個人開発
スライド概要:
ChatGPTリリースをきっかけにSaaS開発に着手し、1年で会社を売却した経験を共有しています。集客とマネタイズを優先し、迅速な開発と低コスト運営を徹底することで、短期間でのM&Aを成功させた秘訣が語られています。
名だたるスタートアップ系書籍の内容を地で行くような内容でかっこいいです。めちゃくちゃすごい人ですが、最初のプロダクトはパンツをシェアするアプリでユーザー数4人で終了という伝説を持っています(笑)
4位・5位:Meta XR SDK(V62-65)でQuestアプリを開発 / Meta XR SDK(V66-71)でQuestアプリを開発(672,908 Views / 614,122 Views)
https://www.docswell.com/s/Ovjang/KLLYLG-MetaXRSDK62
https://www.docswell.com/s/Ovjang/ZP9V6X-MetaXRSDK66
#MetaQuest #XR開発 #Unity #MetaXRSDK #VR/MR
スライド概要:
Meta Questアプリ開発のためのMeta XR SDKの使い方を解説しています。v62-65版では、環境構築からBuilding Blockの利用、Interaction SDK、パススルー設定、ハンド・コントローラー操作、空間認識、UI作成、パフォーマンス設定など、Questアプリ開発に必要な様々な技術を学ぶことができます。v66-71版では、より新しいバージョンに対応し、ハンドトラッキングやコントローラーを用いたオブジェクト操作、パススルー機能の設定、Interaction SDKの活用方法などをより詳細に解説しています。
500ページ越えの超大作!!もはや書籍です。ほかの資料もかなり丁寧に解説されていますので、これを気にMeta Questアプリ開発にチャレンジしてはいかがでしょうか!(実はドクセルの想定ページ数は200ページ以下くらいなんですが、何とかシステムで変換できてうれしいです)
6位:CEDEC 2024『ゲーム開発者のための C++17~C++23, 近年の C++ 規格策定の動向』(559,467 Views)
#C++ #ゲーム開発 #C++17 #C++20 #C++23
スライド概要:
C++17からC++23までの新機能を35個のガイドラインにまとめ、モダンなC++の書き方を解説します。近年のC++規格策定の動向についても紹介し、将来を見据えたソフトウェア・API設計に役立つ知識を提供します。
CEDEC 2024でゲーム開発者から非常に注目されたこのスライド、現場ではまだ最新でないC++が使われている皆さんからも「助かる」「〇年から追わなきゃ」と声が上がったありがたい資料!
7位:学振特別研究員になるために~2025年度申請版(478,917 Views)
#学振 #研究費 #申請書 #研究者 #キャリア
スライド概要:
日本学術振興会特別研究員(DC1/PD)の申請書作成に関するコツを解説するスライド資料です。申請書の書き方、研究費獲得のための戦略、そして学生向けの研究費獲得プログラムの紹介が含まれています。
こちらも書籍の内容をドクセル版として最新化してドクセルに掲載いただきました!学振の応募件数をみると、いかに「読んでもらえる」資料としてまとめるのが大変かがわかります。
8位:令和トラベル Dify講座(社内イベント資料)(472,431 Views)
#ノーコード #AI #Dify #LLM #ワークフロー
スライド概要:
ノーコードAIアプリ開発プラットフォームDifyを用いたAIアプリ開発の基本から応用までを解説します。AI開発概論、AI開発領域の分類、Difyの概要と操作方法、ワークフローの基本と応用、チャットボットの基本と応用について、具体的なデモを交えながら説明します。
DifyはSaaS版もホスティング版も併せ、AIを活用したアプリ開発の敷居を下げてくれるノーコードツールとして不動の位置を得ていますね。令和トラベル miyattiさんのほかの資料もAI活用のヒントがたくさん紹介されています!
9位:You Don’t Need Next.js(445,453 Views)
#Next.js #Remix #Astro #Vite #SPA
スライド概要:
Next.jsは高機能だが、認知負荷が高く、パフォーマンス最適化に多くの知識が必要なため、多くのケースでオーバースペックであると指摘しています。シンプルなSPA開発には、Vite + ReactやRemix、Astroといった代替案が適していると提案しています。
本来、React+αですむはずの要件なのに「とりあえずNext.js」のような現場、たまに見かけますよね。タイトルこそ強いですが、中身に共感するエンジニア多数でランクインしました。
10位:HRBrain 会社説明資料(355,818 Views)
#HR SaaS #タレントマネジメント #人事評価 #労働生産性向上 #エンゲージメント向上
スライド概要:
HRBrain社は、労働生産性向上を支援するSaaS企業です。直感的に使えるUI/UXと充実したサポート体制で、人事課題の可視化・分析、会社と働く人の関係性アップデートを実現するサービスを提供しています。
ドクセルで技術資料の次に多いのが採用ピッチ資料です。HRBrain社の採用スライドは内容も見やすくて人事の皆さんがスライドづくりの参考にしたくなるかもしれませんね。
11位:猫でもわかる UE5 シーケンサー自動生成!【Unreal Engine Meetup in Nagoya Season2 Vol.1】(340,517 Views)
#UnrealEngine #シーケンサー #自動生成 #ゲーム開発 #アニメーション
スライド概要:
Unreal Engineのシーケンサーを自動生成する方法について解説しています。シーケンサーの基本機能とデータ構造を説明した後、自動生成の基本、特殊トラック、データ管理の3つのパートに分けて具体的な方法を提示します。Unreal Engine 5.3を使用し、事例としてSCARLET NEXUSなどのゲーム開発におけるシーケンサー自動生成の事例も紹介しています。
今年のランキングはこの資料だけなのですが、昨年やその前も含めたドクセルのView数だとUE5の資料が大量にございますので、岡田さんはじめ界隈の皆様はドクセルマガジンで一度まとめ記事を書きませんか?
12位:【公開】ヒット作品のつくり方(287,751 Views)
#ゲーム開発 #企画開発 #マーケティング #ヒット商品開発 #商品コンセプト
スライド概要:
特別な才能がなくてもヒット作品を生み出せる企画開発手法について、100タイトル以上のゲーム開発経験を持つ講師が、自身の経験とマーケティング理論に基づいて解説します。開発におけるチームワークの重要性、失敗から学んだ教訓、ニーズ層構造図、そしてヒット作品を生み出すための独自の公式「C=I+B」などを紹介します。
ゲームだけでなく、商品やサービスなどを生み出そうとする人にぜひ読んでもらいたいスライドです。概要欄にYoutube動画もあります。読んだだけではもちろん生み出せませんが、考えの枠を広げて実践していきましょう!
13位:ウェルスナビ会社紹介資料(271,642 Views)
#ウェルスナビ #ロボアドバイザー #資産運用 #フィンテック #金融教育
スライド概要:
ウェルスナビは、働く世代の豊かさを目指し、テクノロジーを活用した資産運用サービスを提供している会社です。自動で資産運用を行うサービスを展開し、預かり資産1兆円超、利用者40万人超を達成しています。今後は、三菱UFJ銀行との資本業務提携により、個人向け金融プラットフォームを目指し、サービス領域を拡大していきます。
採用ピッチ資料2本目のランクインです!いまMUFGグループとの提携などニュースで大注目のフィンテック企業ですね。ドクセルのURLそのままでファイルをアップデートできる機能を利用していただきありがとうございます!
14位:エンジニアとQAの壁が崩れていくのを眺めていた #scrumosaka(239,651 Views)
#スクラム #アジャイル開発 #QA #エンジニア #チームビルディング
スライド概要:
スクラムマスターが、エンジニアとQAの間にあった見えない壁が、時間をかけてどのように崩れていったのか、チーム開発における具体的な事例を通して説明します。DoD(完成の定義)のワークショップや、テスト工程をスプリント内に取り込むための試行錯誤、チームメンバーとの対話を通して、よりユーザーと価値に向き合えるチームへと変化していった過程を紹介します。
QAに限らず、エンジニア以外の職種をスクラム開発の営みに巻き込んでいくためには、とことん対話することが重要です。重要なんですがこのプロセス改善とともにやりきるのが本当にすごいです。そしてこのプラクティスは各現場でも取り入れやすいものがたくさんありますね!
15位:はじめてのアジャイル開発入門(206,793 Views)
#アジャイル開発 #ウォーターフォール開発 #ソフトウェア開発 #開発手法 #プロジェクト管理
スライド概要:
ウォーターフォール型開発とアジャイル型開発の違いを、フェーズとスプリント、ドキュメントと対話、分業とチームワークといった観点から解説しています。アジャイル開発では、スプリントという短い期間での反復開発を通して、変化への対応や継続的な改善を重視します。
アジャイル開発を始める担当者だけでなく、その上長や関係する部署など「ご近所さん」みんなに読んでもらいたいスライドです。アジャイルをやります!というアクションに対して「今までやっていた○○とどう違うの?」「○○はどう担保するの?」といった疑問に立ち向かうスライドです。
まとめ
2024年のDocswellを彩った人気スライドTOP15、素晴らしかったですね。ですがまだまだ大量に紹介したいスライドがあります。
今年一年、様々な分野で多くの知識や技術が共有され、新たな発見があったことと思います。
このリストをきっかけとして、たくさんのスライドに出会って、皆さまの年末年始の学びの一助となれば幸いです。
それでは、良いお年をお迎えください!そして、2025年もDocswellで素晴らしい学びの機会を共有しましょう!
ku-suke