Power Apps デバッグテク n選

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May 06, 22

スライド概要

Microsoft 365 Virtual Marathon 2022 Japanese Track
Day2 (2022/05/06)の登壇資料です

■Connpass
https://connpass.com/event/243871/

■公式サイト
https://www.m365virtualmarathon.com

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I ❤ Power Platform & HiKESHi SPiRiT (火消魂) Microsoft MVP for Business Applications 2020 - Power Apps & Power Automate

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関連スライド

各ページのテキスト
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MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2022 MAY, 4 – 6, 2022 Yamada, Teruchika(山田 晃央)a.k.a やまさん @yamad365 MVP Business Applications Power Apps & Power Automate Power Apps デバッグテク n選

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MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2022 SPONSORS M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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当セッションについて Power Apps でアプリ作成しているとエラーに遭遇しますよね? 例えば関数などチャンと書いたつもりがエラーだったり、 期待した結果にならないコトありませんか? 安心してください、当方も同じです。 「あれ?」とか「むむむ?(悩」ってなります💦 そんな「あれれ?」って時にやってるデバッグテクニックを幾つか案内します。 「こんな方法もあるぞ!」等々、情報がある方は是非チャット欄へ!! M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2022 #M365VM デバッグとは? IT業界関係者じゃないと知らないかも? と思い、念のため MAY, 4. – 6. 2022

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『デバッグ』(debug)とは? 「あれ?期待通りじゃないぞ?」 って状況(不具合など)に対して、 原因を探して改善すること・行為 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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Disclaimer ▪ 資料にある画面や機能などは 2022年4月 時点のバージョン で取得・確認しています。 ▪ 今後の Update 等で変更となる可能性があります。 ▪ 一部、個人的テクニックを含みます。 ご利用は自己責任にてお願いしますね。 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2022 #M365VM 自己紹介 “やまさん”です、ども。 MAY, 4. – 6. 2022

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やまさん Microsoft MVP Co-Author HiKESHi SPiRiT Microsoft MVP Business Applications 2020 - (Power Apps & Power Automate) ▪ 山田 晃央(Yamada, Teruchika) ▪ M365 導入・利活用支援の部隊を率いるマネージャーが本職 ▪ @yamad365 ▪ https://qiita.com/yamad365 ☞ “Yamad365” で検索くださいませ #MicrosoftMVP #BizApp #PowerApps #PowerAutomate 株式会社アイシーソフト Senior Technical Manager www.icsoft.jp M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2022 MAY, 4. – 6. 2022 Microsoft Power Apps入門 手を動かしてわかるローコード開発の考え方 翔泳社 https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798170558 Amazon https://www.amazon.co.jp/gp/product/4798170550 楽天Books https://books.rakuten.co.jp/rb/16861844/ ヨドバシ・ドット・コム https://www.yodobashi.com/product/100000009003474007/ SNS で感想をおよせいただく際は、 ハッシュタグ「#JYApps本」でお願いします Power Apps 入門の書籍 小玉さんと共著です

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MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2022 #M365VM 関連コミュニティ 日本の Power Platform 関連コミュニティ MAY, 4. – 6. 2022

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MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2022 LogicFlow-ja MAY, 4. – 6. 2022 Japan Power BI User Group Power Automate Desktop 勉強会 Japan Power Apps User Group Japan Power Virtual Agents User Group Japan Power Platform User Group

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Agenda ▪ 初級編  エラーで慌てない  変数や Collection(配列)の確認  ひと手間かけてみる ▪ 中級編  小さく試す ▪ 上級編  自作デバッグモード  便利な機能 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2022 デバッグテク 初級編 あわてない & あわてない #M365VM MAY, 4. – 6. 2022

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▪ 初級編  エラーで慌てない  変数や Collection(配列)の確認  ひと手間かけてみる ▪ 中級編  小さく試す ▪ 上級編  自作デバッグモード  便利な機能 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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“赤バツ”=エラーになっている証拠 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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赤バツ=エラーになるのは理由がある! 赤バツ → 展開 → [数式バーで編集] → 波線のトコで内容確認が可能 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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赤バツ=エラーになるのは理由がある! 画面右上の聴診器マークをクリックするとエラー内容が把握可能! M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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エラーの原因、存外書いてある 慌てずに要チェックや!

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エラーの内容を チャンと読みましょう! 超重要です!

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▪ 初級編  エラーで慌てない  変数や Collection(配列)の確認  ひと手間かけてみる ▪ 中級編  小さく試す ▪ 上級編  自作デバッグモード  便利な機能 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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長い関数や、変数の定義場所で迷子になりがち M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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数式バー で マウスカーソル をあわせてみる 変数や関数の結果(中身)が、 数式バーの下部に表示されます。 とても便利♪ ※表示されないモノもあるので注意 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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変数を一覧で確認 メニューバーの[ビュー]→[変数] アプリで利用されている変数が一覧で確認できます! メニューバーの[ファイル]からでも、 右側と同じ画面が表示されます! M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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“どこで使われているか?”も確認できる! 他人が作ったアプリなどで「この変数どこで定義されてる?」等、 迷子になったら、この画面で確認するべし! M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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Collection(配列)の中身も確認できる! Collectionも一覧で確認可能。 残念ながら、 現状の Power Apps Studio は 「どこで使われているか?」 までは表示されません。 #チョッと残念😥 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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▪ 初級編  エラーで慌てない  変数や Collection(配列)の確認  ひと手間かけてみる ▪ 中級編  小さく試す ▪ 上級編  自作デバッグモード  便利な機能 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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デバッグ表示されない場合はラベルやデータテーブルで表示 数式バーにマウスカーソルをあてても表示されない場合、 確認したい変数や関数を「ラベル」コントロールや、 「データテーブル」「ギャラリーコントロール」で表示しましょう。 ※ひと手間を惜しまず、 “中身”を チャンと確認するの 重要ですよ! M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2022 デバッグテク 中級編 小さく試していきましょう #M365VM MAY, 4. – 6. 2022

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▪ 初級編  エラーで慌てない  変数や Collection(配列)の確認  ひと手間かけてみる ▪ 中級編  小さく試す ▪ 上級編  自作デバッグモード  便利な機能 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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チョッと複雑な画面を作る 知らなかった関数を使う etc… どうやってます?

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例えば、こんな複雑な画面 Power Apps でガントチャートや、動的に増減するコントロールを利用 YouTube で動作イメージ見れます https://youtu.be/Uj2wEsrT9Hk ※ヘイシャァで実運用しているアプリ M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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難しそうなトコを単体で作ってから移植しました 検証用のアプリで実現方法を確認 → うまくいったら本体へ移植 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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例えば、ランダムな数値が欲しい時 サイコロ(1~6)をふった時を Power Apps アプリで実現したい場合… さて、どうしましょう? 乱数が取得可能な「Rand 関数」ってのがあります。 ■Rand 関数(Docs) https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-apps/maker/canvas-apps/functions/function-rand?WT.mc_id=BA-MVP-5004053 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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“お試しアプリ”で動作確認ヨシッ!👈😸 検索すると出てくるコトが多いです。 調べて、サイトの情報を読んで 「なるほどね」で終わってませんか? 実際に手を動かして確認しましょう! M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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TIP’S せっかく作ったサンプルアプリ。 後学のために残しておきませんか? ・アプリ名:Sample~ ・アイコンの色を決めておく 統一しておけば、 「コレはサンプル」とスグわかる! M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2022 デバッグテク 上級編 使いこなすと便利(カモ?) #M365VM MAY, 4. – 6. 2022

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▪ 初級編  エラーで慌てない  変数や Collection(配列)の確認  ひと手間かけてみる ▪ 中級編  小さく試す ▪ 上級編  自作デバッグモード  便利な機能 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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突然ですが、このボードゲームご存じですか? 「おさかなクン / Tempo, kleine Fische!」 ▪ 「漁師チーム」と「逃げる魚チーム」に分かれて遊びます。 ▪ 色サイコロを振って遊びます。「魚チーム」は川から湖を目指してコマを進め ます。「漁師」は舟を進めて魚を捕まえようとします。 ▪ サイコロの出目(色)が赤・緑の場合は川の1ブロック取り除きます。 その際、舟が魚に追いついたら捕獲。 ▪ 出目(色)が魚と同じ色の場合は、魚を1つ進めます。 ▪ 最後に数を比べ、多い方が勝ち。 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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Power Apps でつくってみた M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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アプリ作成時のデバッグ用情報を残してある 初級編で紹介した自作のデバッグ表示が仕込んであります。 次ページで紹介する「自作デバッグモード が ON」時に表示です。 せっかく確認した コントロールなので 非表示で残しておくと、 「何かあった時」や、 改修したい時に役立ちます。 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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デバッグモード ON/OFF 用 画面を用意しちゃう 画面遷移でたどり着けない Screen を用意しておく。 設定やデバッグ表示用の情報を集めておくと便利です。 他にも ・仕様のメモ ・注意事項 ・ToDO などを残しても良き。 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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通常 と デバッグモード の比較 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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業務アプリ 実用例 ExO 予定表と連動した、会議室管理アプリです。 デバッグモードでは予約された詳細情報などが確認可能。 トラブル発生時などの調査に役立っています。 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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▪ 初級編  エラーで慌てない  変数や Collection(配列)の確認  ひと手間かけてみる ▪ 中級編  小さく試す ▪ 上級編  自作デバッグモード  便利な機能 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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監視(モニター)機能が優秀でステキ Power Apps アプリの操作を ログ取得したり、 関数の取得結果を覗いたり、 処理時間を把握したり、 色々できて便利です。 M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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監視(モニター)機能 ▪ モニターの概要(Microsoft Docs) https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-apps/maker/monitor-overview?WT.mc_id=BA-MVP-5004053 ▪ Power Apps のモニター・操作ログ確認機能が一般公開に(吉田の備忘録) https://memo.tyoshida.me/power-platform/powerapps/power-apps-monitor-generally-available/ M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2022 #M365VM まとめ MAY, 4. – 6. 2022

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まとめ ▪ 初級編  エラーで慌てない ⇒エラー内容は重要です。要チェックや!  変数や Collection(配列)の確認 ⇒変数等や関数の結果は“中身”を確認しましょう  ひと手間かけてみる ⇒ラベル等で“中身”チェックもテクニック ▪ 中級編  小さく試す ⇒「特定の機能だけ」を別で作って試す! ▪ 上級編  自作デバッグモード ⇒ 「こんなコトもあろうかと…」  便利な機能 ⇒ 監視(モニター)めっちゃ便利! M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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Power Apps の学び方(※個人的経験則) 基本的には「試す → 学ぶ」。 1. ひたすら触る・試す 2. つまづく・壁にぶちあたる 3. 調べて学ぶ(1.に戻る) または「学ぶ → 試す」 1. 情報を得て学ぶ(新しい機能など) 2. 実際に手を動かして試す 3. つまづく → 調べる(1.に戻る) M365VIRTUALMARATHON.COM #M365VM

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③ ② ① 「 や ら な い コ ト 」 「 わ か っ て 」 「 知 っ て 」 問 題 は ・ ・ ・

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まず「作る」「試す」。 話はソレからだ。

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達人と初心者の違いは何か。 達人はより多く失敗している。 初心者が試みた数以上に。 You want to know the difference between a master and a beginner? The master has failed more times than the beginner has ever tried. ヨーダ/Yoda

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貴方のアイディアと、 ほんの小さなアプリで、 業務が改善される! (かも)

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MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2022 MAY, 4. – 6. 2022 素晴らしい M365VM & Power Platform Lifeを!

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MICROSOFT 365 VIRTUAL MARATHON 2022 MAY, 4. – 6. 2022 ありがとうございました Thank you Merci Danke schön 고맙습니다 Obrigado Gracias