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April 29, 26
スライド概要
何卒よろしくお願い申し上げます。 一流のIT研修講師を目指し、日々研鑽を続けております。 本資料は外部公開用としてご提供するものです。 ALJ Education Plus 株式会社 Yukiko(※趣味枠アカウント)
IT研修講師のための PDCA サイクル 受講生に責任を押し付けない授業改善の考え方 P PLAN D DO C CHECK A ACT 授業設計 授業実施 振り返り 改善行動 「うまくいかないのは受講生のせいではない」— この視点がPDCAを回す起点になる
前提:「わからない」のは誰のせい? 責任を受講生に押し付ける思考 講師が改善できる思考 「この受講生はやる気がない」 「何がやる気を削いでいるか?」 「説明したのに理解できていない」 「説明の順序・粒度を変えられないか?」 「前提知識が足りない受講生が悪い」 「質問してこないのは本人の問題」 ↓ 視点 転換 「前提知識の確認が足りなかったのでは?」 「質問しやすい場をつくれていたか?」 ポイント:授業改善のPDCAは「講師が変えられること」だけをサイクルに乗せる
P PLAN — 受講生目線で授業を設計する 1 受講生を知る 2 学習目標を明示する 3 失敗しても安全な設計 事前アンケートで経験・職種・不安を把 「この授業の後に何ができるか」を冒頭 質問・間違い・停滞を「当然のこと」と位 握 に提示 置付ける 「何ができるようになりたいか」ゴールを確 評価基準を受講生と共有(曖昧にし 演習での失敗が学びになる仕掛けを作 認 ない) る 前提知識のギャップを想定して補足を 難易度の段階設計(できた!が積み 「わからない」を言いやすいルールを冒頭 準備 重なる順序) に宣言 講師の問い:「この設計で、受講生が躓いたとき自分は何を変えられるか?」を事前に考えておく
D DO — 授業中に「今ここ」を読む 授業中の観察ポイント 手が止まっている受講生を見つける リアルタイム調整の技 速度調整 「ここで一度止まります」と明示してペースを落とす 質問の出方・出ない理由を観察する ペア確認 「隣の人と確認し合ってください」で孤立を防ぐ 演習の進捗スピードを把握する 設問変更 表情・反応が薄い場合は内容を疑う 難しければ問いを分解して小さなゴールを作る 承認先出し ノートの取り方で理解度を推測する 「ここは難しいので詰まって当然です」と先に言う 講師の問い:「今の受講生の反応は、私の説明に対するフィードバックだ」と受け取れているか?
C CHECK — 「わからなかった」の原因を講師側から探す 授業後の自己レビューシート 領域 チェック観点(講師が変えられること) 結果 設計 前提知識の確認は十分だったか? □ 足りた □ 不足 設計 学習目標は受講生に伝わっていたか? □ 明確 □ 曖昧 実施 説明の速度・粒度は適切だったか? □ 適切 □ 速すぎた 実施 質問しやすい雰囲気を作れたか? □ できた □ 改善余地あり 実施 躓いている受講生に気づけたか? □ 気づいた□ 見落とした 教材 演習の難易度設定は適切だったか? □ 適切 フォロー 「わからない」を安全に言える場だったか? □ できた □ 改善余地あり 注意:「受講生のやる気」「受講生の素質」はチェック項目に入れない — 講師が変えられないことはサイクルの外に置く □ 見直し必要
A ACT — 次の授業で変える「1つのこと」を決める よくある課題と改善アクション例 課題 演習中に手が止まる受講生が多かった 課題 質問がほとんど出なかった 原因 ゴールが曖昧だったかもしれない 原因 質問しにくい雰囲気を作ってしまったかも 【次回】演習シートに「完成イメージ」のサンプルを貼る 【次回】冒頭に「間違いOK宣言」+ペアで確認タイムを設ける 課題 後半でペースが上がりすぎた 課題 特定の受講生だけ置いてきぼりになった 原因 時間調整を受講生の理解より優先してしまった 原因 前提知識のギャップを把握できていなかった 【次回】時間より「理解の確認」を優先する段階チェックを入れる 【次回】事前アンケートに「不安なこと」欄を追加する 原則:改善アクションは「次回から実行できる具体的な1つ」に絞る。多すぎると何も変わらない
IT研修講師のPDCA — まとめ すべては「講師が変えられること」を起点に回す PLAN DO 受講生を知る 授業中に観察 目標を明示する リアルタイム調整 安全な場を設計 躓きを見逃さない CHECK ACT 講師側の原因を探す 次の1つを決める 振り返りシート記入 具体的・実行可能 受講生を責めない 必ずPLANへ戻す 「うまくいかない授業」は、次の授業を良くするための最良のデータです。受講生と共にPDCAを回し続けましょう。