我々はどこまでいっても、ぼっちだ。それでも、ともに。進んでいく。

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June 23, 19

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

我々はどこまで いっても、ぼっちだ。 それでも、ともに。 進んでいく。 DevLOVE X Closing / 2019.6.23 市⾕ 聡啓

2.

市⾕ 聡啓 Ichitani Toshihiro (My KeyWord) 越境 正しいものを正しくつくる 仮説検証型アジャイル開発

3.

Profile https://ichitani.com/

5.

プロダクトづくりにともなう不確実性を いかに乗り越えるか? 問いを⽴て、仮説を⽴て、チームととともに越境し ながら前進していくための実践の⼿引き。 エンジニア、デザイナー、プロダクトオーナーなど、 共創によるものづくりに挑むすべての⼈へ贈る、 勇気と希望の書。

6.

6⽉14⽇発刊 https://www.amazon.co.jp/dp/4802511191/

7.

重版決定 6⽉14⽇発刊 https://www.amazon.co.jp/dp/4802511191/

8.

10

11.

6000

13.

他部署 当然分からず 隣の⼈ えっと…? 隣のチーム 分からず Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.

14.

塹壕の中を越境して できたコミュニティ Toshihiro Ichitani All Rights Reserved. Photo credit: Halans via VisualHunt.com / CC BY-NC-SA

15.

私の10年 = このコミュニティと ともにあった10年

16.

ソフトウェア開発 Photo on VisualHunt.com

17.

SoR ソフトウェア開発 SoE Photo on VisualHunt.com

18.

⼦供写真共有アプリ SoR ソフトウェア開発 SoE 仮想通貨 Photo on VisualHunt.com

19.

⼦供写真共有アプリ MaaS VR SoR 婚活 決済 ソフトウェア開発 従業員満⾜度 RPA SI SoE 仮想通貨 介護ロボット Photo on VisualHunt.com

20.

タスクボード・朝会・ふりかえり に許可がいる現場 フルリモートワーク・複業チーム

21.

タスクボード・朝会・ふりかえり に許可がいる現場 同じ”ソフトウェア開発” なのか? フルリモートワーク・複業チーム

23.

デスマーチというワードが お馴染みだった時代 ⼈材流動性が鮮烈な ワードだった時代 SIからサービスへの転⾝が とてつもない越境だった時代

25.

プロダクトの「⽂脈の個別化」 = 働き⽅の「選択の多様化」 ⾃分で⾃分のことを決める、 決められる時代 Photo credit: Melinda * Young on Visualhunt / CC BY-NC-ND

26.

⾃分の意思を貫く 組織の「中」での越境 組織の「外」への越境 越境の在り⽅に前提など無い Photo credit: gnportraits on Visualhunt / CC BY-NC-ND

27.

越境とは、状況を変えるために これまで置いてきた前提や役割を ⾃ら越えていく⾏動のこと Toshihiro Ichitani AllPhoto Rights Reserved. credit: James Marvin Phelps via Visualhunt.com / CC BY-NC

28.

越境は、孤独。 Photo credit: AzIbiss via Visualhunt.com / CC BY-NC Toshihiro Ichitani All Rights Reserved.

29.

越境が進む ⾃ずと「ぼっち」で あることが増えてしまう 越境の度合い ≒ ぼっちの度合い

30.

越境 = ぼっち = 強い意思の発露 組織や現場、仕事での 多様性が広がる それまでには無かった 未知の問題への直⾯ Photo credit: $ALEH on Visualhunt / CC BY-NC-SA

31.

分断による6つの問題 副業 時間の分断 稼働時間帯 があわない スクラムイベン トができない (同期しにくい) 同期 リモート ワーク 経験の分断 稼働時間に 偏りがある 1PBI開発あたりの コミュニケーショ ンコスト⾼い オーバー ヘッド 集まる⼈達の経験 の幅が広くなる 仕事のやり⽅が ⼈によって バラバラ やり⽅ 場所の分断 ⾮⾔語コミュニケー ションできない 相⼿の様⼦が わからない 背景⾒えずタスク 指向になりがち 伝わる内容、 分量が 圧倒的に少ない 異常検知が 働きにくい Whyが弱いため 間違いに気付き にくい 内容分量 「コミュニケーションの分断」 によって⾼まる複雑性 異常検知 No Why PBI…プロダクト バックログアイテム

32.

同席が正しい、複業・リモートが 間違っているということではない ⼈々が開発の在り⽅とは別に ⽣き⽅の多様さを選択した ということ 「同席の頃はどうでこうで」と ⽐べることには意味はない

33.

多様性の広がり = 際⽴つ⾳楽性の違い 進む「組める/組めない」判定 組める有り難さ、メイトへの感謝 Photo credit: deepwarren on Visualhunt.com / CC BY-NC-SA

34.

組める/組めないだけでは ⾃分たちの世界を狭くする Photo credit: jaci XIII on Visual hunt / CC BY-NC-SA

35.

組めなくても、共存できる 社会性の保存 Photo credit: jean louis mazieres on VisualHunt / CC BY-NC-SA

36.

ともにある (共在)

37.

気質の尊重 脱構築 「ともにある」に⾄る 感性のまなざし 経験学習

38.

気質の尊重 ただ集まるだけでは衝突する。 お互いの奥底にある理由を⾒出す。 「われわれは何者なのか?」 つくり⼿の気質とは? ソフトウェアを通じて、世の中に 「良い感じの状況をつくる」 Photo credit: Daniel Mennerich on Visualhunt.com / CC BY-NC-ND

39.

感性のまなざし 意思がある「ぼっち」ほど ⾃分の原則ファーストになりやすい 今よりほんの少しだけ 「ひとのときを想う」 越境とは組織だけが対象ではない ⾃分⾃⾝の視点から越境すること Photo on VisualHunt.com

40.

脱構築 何かを肯定するために他⽅を否定 するやり⼝(⼆項対⽴)から距離を置く 相⼿の滅却することにではなく、 ⾃分の世界を救うことに⼒を注ぐ 違っていても共存できる位の広さは この世界にはある。各⾃頑張れで良い Photo on VisualHunt.com

41.

経験学習 ⼈が経験できる時間には限りがある 稲作たかだか60回。開発300⼈⽉。 不確実性の⾼い世界をお互いの 経験の学び合いで乗りこなす。 経験とは越境者にとって唯⼀の報酬。 ハンガーフライトで分かち合う。 Photo credit: U.S. Coast Guard on Visualhunt.com

42.

気質の尊重 脱構築 「ともにある」に⾄る 感性のまなざし 経験学習

43.

WHY 気質の尊重 HOW 感性のまなざし WHAT 経験学習 脱構築

44.

越境者は「境界」に佇む。 Photo credit: gnportraits on Visualhunt / CC BY-NC-ND

45.

コミュニティは、佇む⼈が 出会うための場であり、理由であり 約束

47.

10年経っても、また会える。

48.

DevLOVEは 成り⽴ちから多様性を 出発点にしている 10年かけて出会いと別れを ひたすら繰り返してきた

49.

私達は、ときに他の業界から 学びを得るように。 異なる⼈間、現場、⽂脈から 学ぶことができる。

50.

出会い、別れと、学びを続けよう。

51.

私達はどこまで⾏っても ぼっちだ。

52.

それでも、ともに。 Photo credit: meghla_akashe_pori_:) on Visualhunt.com / CC BY-NC-ND

53.

進んでいける。

54.

我々はどこまで いっても、ぼっちだ。 それでも、ともに。 進んでいく。 DevLOVE X Closing / 2019.6.23 市⾕ 聡啓