AI との対話でデータ活用はどう変わるのか

>100 Views

July 23, 26

スライド概要

profile-image

株式会社 MBK Digital 執行役員 CTO。データエンジニアリングの分野で長年の経験を持ち、Google Developer Expert としても活動中。

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

(ダウンロード不可)

関連スライド

各ページのテキスト
1.

AI との対話で データ活用はどう変わるのか KPI の誤読を防ぐ生成 AI 時代の「意味設計」 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 1

2.

会社概要 会社名 株式会社 MBKデジタル (MBK Digital Co.,Ltd.) ミッション データと AI の力で「志」をカタチに 設立 2025 年 4 月 1 日 所在地 〒 101-0047 東京都千代田区内神田 2 丁目 3-4 S-GATE大手町北 2F 株主 三井物産株式会社( 100%) 代表者 代表取締役社長 芹澤 新 従業員数 88 名(2026 年 4 月現在) 事業内容 • 企業のデータ活用 / AI 活用を支援 • AI 時代のデータ活用・対話型データ分析の支援実績も多数 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 2

3.

独自のビジネスフィールド 三井物産の子会社ならではの幅広い事業領域でのチャレンジ MBK デジタルが取り組むデータ活用・ AI 活用テーマ 消費財 ● ● ● 自社 EC 事業の拡大 科学的な根拠に基づく IP コラボレーション 生成 AI を用いた社内 FAQ の精緻化 インフルエンサー(ファーストピン)分析 マルチモーダル分析に基づく広告出稿高度化 大規模分析用データ基盤構築 モビリティ ・運輸 ● ● ● 自社アプリの利用促進分析 配送ルートの最適化 トレーディングロジックの規定 小売り契約プランの収益性検証 レポーティング業務の自動化 教育機関・ 自治体 ● ● 施設訪問者数予測モデル構築 エンロールメントマネジメント 流通・小売 ● ● プライベートブランド商品の開発支援 在庫最適化、販売数需要予測 エンタメ ● ● ● インフラ・ エネルギー ● ● © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 3

4.

AI との対話における「意味設計」を、データエンジニアの視点からお話しします 尾﨑 勇太 岩尾 一優 Engineering Manager 執行役員 CTO Data Engineer Data Engineer © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 4

5.

目次 Chapter 1 AI データ活用の現在地 Chapter 2 AI が直面する「意味の壁」 Chapter 3 Semantic Layer の価値と限界 Chapter 4 正しい指標から、正しい判断へ Chapter 5 定義した意味を BigQuery のエージェントで使う Chapter 6 明日からのアクション © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 5

6.

本日お話すること AI との対話でデータを活用するには、 AI に業務の意味を教える必要があります。 本日は、 前半で なぜ必要なのか / どこに壁があるのか を、 後半で 何を整理し、Google Cloud でどう実装するのか を お話します。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 6 6

7.

Chapter 1 AIデータ活用の現在地 導入 ©MBK MBKDigital Digital co.,co., LTD.Ltd. All Rights All Rights Reserved. Reserved. 7

8.

Speaker(前半パート) オザキ ユウタ 尾﨑 勇太 株式会社 MBK デジタル Engineering Manager Lead Data Engineer Jagu’e’r、DATA Saber AIデータ活用の現在地から意味設計 の課題を解説します。 DATA Saber(since 2025/06) Master of DATA Saber(since 2026/02) データパイプライン講座の運営 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 8

9.

2026年最新潮流:データ活用「 8%の壁」の現在地 昨年よりむしろ拡大している 『エージェントが自律的に動き出す時代だからこそ、 機械に仕事を「任せる」前に 人間側が事前にデータの「意味」を設計し、共通認識を整える 必要がある』 参考リンク(8%の壁):Gartner、日本企業のデータ活用に関する最新の調査結果を発表:全社的に十分な成果を得ている組織の割合は8% © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 9

10.

データ活用の成果格差は、生成 AI でさらに広がる これからの成果格差は、 AI を導入したかではなく AI に正しい意味でデータを使わせられるかに左右される。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 10

11.

さまざまな意味の壁 その理由・歴史的背景・実際の解決策をここから整理してお答えします 理由 歴史的背景 実際の解決策 ・ AI がどこで誤読するのか ・過去から何を揃えてきたのか ・ 言葉/データの繋がり /判断 ・何が新たな壁なのか ・なぜまた今意味が重要なのか ルールで 意味設計を整理する © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 11

12.

Chapter 2 AI が直面する「意味の壁」 課題提起 ©MBK MBKDigital Digital co.,co., LTD.Ltd. All Rights All Rights Reserved. Reserved. 12

13.

さまざまな意味の壁 AI が直面する意味の壁は、単なる用語定義の問題ではない 業務意味を構成する「 複数のレイヤーが未定義 」なことが問題である。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 13

14.

自然言語の問いは曖昧さのかたまり 問いが自然でも、意味は一意ではない AI は「どの解釈で答えるべきか 」を判断できない。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 14

15.

データは正しくても、問いの誤読は生まれる 誤りが自然文に包まれるため、見抜きづらい 必要なのは答えを出す仕組みだけでなく、誤答を見抜く仕組みである。 BI時代:数字の不一致が問題 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. AI時代:意味の誤読が問題 15

16.

意味の壁は前段階で起きている AI 時代の誤答は、問いの読み違いから始まっている 誤読のまま、もっともらしい答えを返してしまう。 インプット © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 暗黙の補完 誤答 16

17.

判断の前提をそろえる AIが「知らないこと」が問題なのではない AIが知らない部分を、暗黙的に補完してしまうことである。 AIが補完する前、判断の前提を明示する © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. AIが補完後では遅い 17

18.

どのように事前補完するのか? AI が答えて良い問いを設計する = AI が「答えてよい問いかどうか」を判断できる状態を作る。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 18

19.

Chapter 3 Semantic Layer の価値と限界 解決策: 指標をそろえる ©MBK MBKDigital Digital co.,co., LTD.Ltd. All Rights All Rights Reserved. Reserved. 19

20.

理由 歴史的背景 実際の解決策 ・ AI がどこで誤読するのか ・過去から何を揃えてきたのか ・ 言葉/データの繋がり /判断 ・何が新たな壁なのか ・なぜまた今意味が重要なのか ルールで 意味設計を整理する © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 20

21.

データ活用における意味設計の変遷 意味設計は過去から現在にかけても繰り返し議論されてきた。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 21

22.

当時の課題はなんであったか? DWH 、 OLAP 、 BI 、 Modern Layer 、生成 AI と形は変わっても、 本質的な課題は繰り返し現れている。 ❶ 定義がズレる ❷ 想定外に弱い データは集まっても、意味は揃わない 問いを先に決めれば強いが、自由入力に弱い DWH/SQL :人ごとに結合・期間・フィルタ条件が違う OLAP/Cube :軸・階層・粒度を事前設計した問いが前提 ❸ 文脈が必要 文脈の使い分けは、ずっと人間依存だった BI 時代:人間がこの会議ではこのダッシュボードと 文脈を補完 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. ❹ 定義だけでは足りない 指標を共通化しても、それだけでは足りない Modern Semantic Layer : BI / AI /アプリで同じ指標を参 照したい 22

23.

AI 時代の課題 生成 AI 時代になって文脈補完者が人間から AI に移り始めた。 ❶定義がズレる ❷想定外に弱い 問題がデータ不足から、「 意味の不一致 」へ 自由度が上がるほど、「 意味設計 」が必要に AI : 曖昧な言葉をもっともらしく補完し、違う定義で答える ❸文脈が必要 数字の定義だけでなく、 「使う場面 」の設計が必要に BI 時代: 人間がこの会議ではこのダッシュボードと文脈を補完 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 自然言語 AI : ユーザーが自由に聞くため意味の揺れが表にでやすい ❹定義だけでは足りない Semantic Layerが「必要条件」 に Modern Semantic Layer : BI / AI /アプリで 「同じ指標 」を参照したい 23

24.

歴史を通じて共通する課題 技術は進化しても、本質は「 データと意味のズレ 」 大事なのはデータと意味のズレを「 誰が・どう補完する 」か。 ❶ 定義がズレる 同じ「売上、顧客」 でも意味が違う © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. ❷ 想定外に弱い 自由な問いに 答えづらい ❸ 文脈が必要 ❹ 定義だけでは足りない 会議・目的で 使う数字が変わる 使い分けルールが必要 24

25.

Google Cloud で見るデータ分析基盤の進化 2011〜 2020〜 2021〜 2023〜 Dataform Gemini in BigQuery Data Canvas 変換・依存関係 テスト管理 自然言語で 探索・変換・分析 BigQuery Looker/LookML Dataplex 大量データを 高速・サーバレス分析 指標・ディメンション 計算ロジックをモデル化 分散データを 管理監視・ガバナンス © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 2024〜 2025〜2026 Gemini in Looker Conversational Analytics Data Agents AIがデータと対話して答える 25

26.

Google Cloud の点で見た課題感 Semantic Layerの再発明・整備フェーズ 2011〜 2020〜 2021〜 2023〜 BigQuery Looker/LookML Dataplex Dataform 業務意味までは持た ない 文脈・AIの意図解釈は不 十分 KPIの意味までは固 定できない SQLの正しさ≠業 務の正しさ © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. Semantic Layerを参照するフェーズ 2024〜 Gemini in BigQuery Data Canvas 曖昧さをAIが勝手 に補完する 2025〜2026 Gemini in Looker Conversational Analytics Data Agents 権限・確認質問 意味監査が必要 26

27.

指標のルールを Semantic Layer でそろえる Semantic Layer によって、 指標のルールを BI ・ AI 業務アプリで再利用し 見た目は正しそうでも「 意味がズレるリスクを軽減 」する。 Looker Semantic Layer BI ダッシュボード /レポート BigQuery AI メトリクス定義 チャット /分析 /生成 AI データウェアハウス ❶指標の計算ロジックを1箇所に集約する ❷集計粒度を統一する ❸権限や参照範囲を管理する ❹BI/AI/アプリから同じ定義を参照できるようにする © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 業務アプリ 業務システム /ワークフロー 27

28.

Semantic Layer は『正しい指標』を作る基盤 「意味設計 」は『どの文脈でどの指標を使うべきか 』を決める必要があるため 定義を揃える Semantic Layer だけでは不十分。 Semantic Layer ❶正しい指標定義を作る ❷定義を複数用意する 『〇〇を教えて』 AIが自動判断するには業務文脈が必要 経営会議 営業進捗 指標 意味設計 ❶どの文脈で ❷どの指標を使うべきか 問いの意図までは決まらない ❸KPI・計算ルールを共通化 ❸誰に答えるべきか 施策評価 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 会計報告 28

29.

理由 歴史的背景 実際の解決策 ・ AI がどこで誤読するのか ・過去から何を揃えてきたのか ・ 言葉/データの繋がり /判断 ・何が新たな壁なのか ・なぜまた今意味が重要なのか ルールで 意味設計を整理する © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 29

30.

Chapter 4 正しい指標から、正しい判断へ 解決策: 判断をそろえる ©MBK MBKDigital Digital co.,co., LTD.Ltd. All Rights All Rights Reserved. Reserved. 30

31.

Speaker(後半パート) イワオ カズマサ 岩尾 一優 株式会社 MBK デジタル 執行役員 CTO Google Developer Experts / Google Cloud © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 31

32.

後半では、 1 つの業務質問 を例に AI が正しく答えるためには 何を先に決めておくべきかを整理します 例: 「P1 障害 INC-2048 で、今すぐ連絡すべき顧客は?」 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 32 32

33.

同じデータでも、前提が違えば答えは変わる 例:P1 障害 INC-2048 で、今すぐ連絡すべき顧客 は? 解釈 A 解釈 B 解釈 C 影響を受ける顧客を広く見る 法人顧客だけに絞る 優先連絡順まで固定する → A社 ・ C社 ・ D社 → A社 ・ C社 → C社 ・ A社 データは同じでも、前提と優先順位が違えば答えは変わる。 だから、言葉・データのつながり・判断ルールを先に整理する。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 33

34.

意味設計 = 業務判断の前提をそろえるための整理 前半で残った問い ——「どの文脈で・どの指標を使うべきか」—— に、 AI が答えられる状態を作るための整理です。 ここでは、この整理を 実装のための軽量なオントロジーとして扱います。 言葉 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. + データのつながり + 判断ルール 34

35.

前提を 3 つに分けて整理する 言葉 「今すぐ連絡すべき顧客」 とは誰か データの つながり 障害から顧客まで、 どのデータをたどるか 判断ルール 優先連絡の対象と順番を どう決めるか この発表では、この 3 つを軸に、AI の判断を曖昧にしない方法を見ていく。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 35

36.

まず、曖昧な言葉を定義する 今すぐ連絡すべき顧客 障害対応優先顧客 (曖昧な言葉) (定義された業務用語) 人によって解釈が変わる 連絡・対応の優先対象として、 条件を満たす顧客 曖昧な言葉を、Knowledge Catalog 上の業務用語として定義する。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 36

37.

障害から顧客まで、 データのつながりを整理する 障害 → コンポーネント → サービ ス → 契約 → 顧客 → 担当者 顧客 Customer 契約 Contract サービス Service この順番でたどることで、障害時 に連絡すべき顧客と担当者を特 定する。 ポイント 担当 CSM CSM © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 障害 Incident コンポーネント Component 実装では、このつながりを BigQuery Graph として扱う 37

38.

「今すぐ連絡すべき顧客」の 判断条件を固定する 正式用語 障害対応優先顧客 このデモでは、 5 つの条件で 「障害対応優先顧客」を 定義する。 指定した障害について、以下の条件をすべて満たす法人顧客。 B2B 顧客である 有効契約を持つ ポイント 契約更新まで 60 日以内 実装では、この条件を 検証済みクエリ として固定し、 対象障害が P1 かつ OPEN BigQuery のエージェントが 質問をそのクエリへつなぐ。 契約サービスが、障害の影響を受けるコンポーネントに依存している © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 38

39.

整理した意味を、 役割ごとに Google Cloud へ実装する 言葉を定義する つながりをたどる 判断を固定する 自然文で使う Knowledge Catalog BigQuery Graph 検証済みクエリ BigQuery のエージェント 定義・関連語・公式データとの 対応 障害から顧客までの 到達経路 5 条件で絞り込むクエリを固定 質問を受け取り、 検証済みクエリにつなぐ 言葉・データのつながり・判断ルールを分けて実装することで、それぞれを個別に検証・変更・版管理できる。 契約サービスが、障害の影響を受けるコンポーネントに依存している 言葉 データのつながり 判断ルール + + © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. → 根拠つきの回答 39

40.

Chapter 5 定義した意味を BigQuery のエージェントで使う 実装 ©MBK MBKDigital Digital co.,co., LTD.Ltd. All Rights All Rights Reserved. Reserved. 40

41.

BigQuery のエージェント = Conversational Analytics in BigQuery 自然文の質問を、 業務の文脈に基づく分析結果へつなぐ インターフェース © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 41

42.

エージェントが回答するまでの流れ 1 2 自然文の質問を受け取る 用語集と手順を参照し、質問の意味をそろえる エージェントがやること ● 質問の言い換えを吸収する ● 業務用語の意味を参照する ● 実行すべき検証済みクエリを 選ぶ 3 対応する検証済みクエリを選ぶ ● 質問に含まれる障害 ID や いつ時点で判定するかを、 4 質問からパラメーターを抽出してクエリに渡す クエリの入力値として渡す 判断条件はエージェントがその場で考えるのではなく、検証済みクエリに固定する。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 42

43.

<project_id> <project_id> エージェントに 登録するもの <project_id> A B C D ナレッジソース 参照するデータ 手順 振る舞いを誘導する指示 検証済みクエリ 判断ロジックを固定するクエリ 用語集 業務用語の意味 エージェントには、 参照データ・手順・検証済みクエリ・用語集 を登録する。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 43

44.

検証済みクエリと入力パラメーターを定義する クエリが受け取る入力パラメーター @incident_id @as_of_date <project_id> @as_of_date は、契約更新日までの日数を計算 する基準日。 エージェントは、質問からこれらの値を抽出し、検 証済みクエリに渡す。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 44

45.

質問から入力を抽出し、検証済みクエリに渡す ユーザーの質問 INC-2048 で、 今すぐ優先連絡すべき法人顧客は? 検証済みクエリの入力 @incident_id = INC-2048 理由と担当 CSM も教えて。 基準日: 2026-07-30 @as_of_date = 2026-07-30 エージェントは、質問から必要な値を取り出し、検証済みクエリに渡す。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 45

46.

つながりの判定は、検証済みクエリの中で行う 検証済みクエリ 通常の SQL 条件 BigQuery Graph つながりをたどる B2B 顧客である 契約サービスから障害影響コンポーネントまでの、直 有効契約(ACTIVE) 接・間接の依存関係をたどる。 契約更新まで 60 日以内 対象障害が P1 / OPEN 顧客属性や契約状態は SQL 条件で絞り込み、 サービスとコンポーネントの依存関係は BigQuery Graph でたどる。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 46

47.

エージェントは、定義済み ルールに基づいて回答する C社 1 担当 CSM 鈴木 葵 契約更新まで 21 日 対象サービス Reporting API A社 2 担当 CSM 山田 花子 契約更新まで 45 日 対象サービス Analytics Enterprise 優先順位は、エージェントが考えたものではなく、 検証済みクエリに定義したルールによって決まる。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 47

48.

回答には対象顧客だけでなく 根拠と再現方法も含める 回答に残るもの 正式用語 障害対応優先顧客 判定根拠 契約 / 更新日 / サービス / 障害状態 影響経路 どのサービスが、どの障害に関係したか 再現方法 rule_version / as_of_date / evidence_selection_policy 検証済みクエリの返却列とエージェントの手順で、 同じ判断を再現できる情報を回答に含める。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 48

49.

AI に任せるのは業務判断ではなく、橋渡し 固定したもの 正式用語 対象条件 入力 @incident_id / @as_of_date 検証済みクエリ 判定根拠 再現方法 AI に任せたもの 質問の言い換え吸収 入力の取り出し 回答文の組み立て 読みやすい説明 最終的な業務判断はルールとして固定し、自然文との橋渡しを AI が担う。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 49

50.

検証済みクエリは万能ではない。 「答えられる問い」を固定し、運用で育てる。 想定外の問い 定義の変化 カバレッジの拡大 対応するクエリがない質問 業務ルールは変わり続ける 最初から全部は作らない 勝手に補完して答えず、確認質問を 返すか、「未定義」と明示する。 rule_version で版管理し、 用語・クエリにオーナーを置く。 変更はレビューを通す。 質問ログから頻出の問いを見つけ、 検証済みクエリに「昇格」させる。 1 つの業務質問から育てる。 → 前半「答えてよい問いの設計」 → 回答の再現方法とセット → Chapter 6 のアクションへ 検証済みクエリは「答えられる問い」を固定する仕組み。 答えられない問いへの対応 と、定義を育てる運用 をセットで設計する。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 50

51.

Chapter 6 明日からのアクション 持ち帰り ©MBK MBKDigital Digital co.,co., LTD.Ltd. All Rights All Rights Reserved. Reserved. 51

52.

1 AI に答えさせたい業務質問を 1 つ決める 2 その質問で使う正式用語を決める 3 必要なデータのつながりを整理する 4 対象条件と優先順位をクエリに固定する 5 エージェントから、 そのクエリを呼び出せるようにする 6 根拠と再現方法を回答に残す CLOSING AI にデータを使わせる前 に、業務の意味を設計する AI 時代のデータ活用では、 データを集めるだけでは足りません。 言葉・つながり・判断ルールをそろえ、 まずは一つの業務質問を、誰でも再現できる判断に変えます。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 52

53.

展示ブースのご案内 対話型データ分析のデモや抽選会も 実施しておりますので、お気軽にお 立ち寄りください。 © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 53

54.

データとAIの力で志をカタチに Empowering Will with Data & AI. 本資料はこちらで公開予定 → © MBK Digital co., Ltd. All Rights Reserved. 54