10/2勉強会資料 ~IaaSを知る前にサーバを知ろう~

437 Views

February 04, 22

スライド概要

2020/10/2に社内の有志向け勉強会で若手から「IaaSのスペックをどうするかを決めるための材料にしたいのでサーバの事を一度教えて欲しい」というリクエストで作成しました。
※ありきたりな話ばっかですが、最近は物理サーバを組むなんて事も少なくなってきたのでそれはそれで新鮮だったようです。

profile-image

Microsoft系プロダクトの技術者から始まり、最近はMicrosoft Azure(特にAVD)をメインの取り扱いにしているおじさんSE。 AzureのユーザーグループであるJAZUG主催イベントに比較的よく出没 ※SlideShareから移行して現在はこちら(ドクセル)がプライマリになっています。

シェア

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

関連スライド

各ページのテキスト
1.

10/2 勉強会資料 ~ IaaSを知る前に サーバを知ろう ~ パーソルテクノロジースタッフ株式会社 岩井 大祐 Twitter:@iwai_d 2022/2/4 Copyright © PERSOL TECHNOLOGY STAFF CO., LTD. All Rights Reserved.

2.

作成者自己紹介等々 Copyright © PERSOL TECHNOLOGY STAFF CO., LTD. All Rights Reserved.

3.

作成者自己紹介 • 自己紹介 – 岩井 大祐(いわい だいすけ)/ Twitter:@iwai_d – パーソルテクノロジースタッフ(株)でMS系プロダクトをメイン軸に Azureを取り扱い品目に増やしつつあるおじさんインフラ技術者 – 2018年9月のJAZUG 8周年イベントと2019年4月のGlobal Azure [email protected]に登壇 – 会社のブログで【エンジニアの失敗学】ネタをメインに執筆中 【https://persol-tech-s.co.jp/corporate/security/writer/iwai_daisuke/】 • 好きなもの – ウッドストック (小さきことは美しい……) Copyright © PERSOL TECHNOLOGY STAFF CO., LTD. All Rights Reserved. 3

4.

簡単な会社紹介 • パーソルテクノロジースタッフ(株) – 旧インテリジェンスのエンジニア派遣事業を 旧テンプスタッフ・テクノロジーに統合し、2017年1月に発足 機械設計系チームとIT系チームがあります – 自動車や航空機関連、医療機器やアナログ回路のモノづくり、 RPAやIoT、ドローン系のホットな案件も積極的にやっています – 自社内製でセキュリティサービスの提供もしています ご縁がありましたらよろしくお願いいたします m(_ _)m Copyright © PERSOL TECHNOLOGY STAFF CO., LTD. All Rights Reserved. 4

5.

本日のお題目 Copyright © PERSOL TECHNOLOGY STAFF CO., LTD. All Rights Reserved.

6.

本日のお題目 • 【IaaSを知る前にサーバを知ろう】ということで、パブリック クラウドの案件で最も多く対応することになるであろうIaaSの 基礎知識ということで、サーバのお話を軽くやります。 • やりだすと相当ディープな世界に入るので、今回はパブリック クラウドのIaaSを扱う際に必要な部分に絞り込みます。 (質問、「もう少しディープな○○の世界を教えろ」などのリ クエストは個別にいただければ対応します) Copyright © PERSOL TECHNOLOGY STAFF CO., LTD. All Rights Reserved. 6

7.

サーバとは……? Copyright © PERSOL TECHNOLOGY STAFF CO., LTD. All Rights Reserved.

8.

サーバとは…… • サーバとは直訳すると【提供するもの】 →給仕(Serv)と元々の意味は同じ • 内容によって【ストレージ】、【データベース】、【アプリ ケーション】という接頭語がつくことで何を提供しているのか がたいていの場合わかるようになっている。 Copyright © PERSO L TECHNOLOGY ST AFF CO., LTD. All Rights Reserved. 8

9.

サーバとは……その歴史 • 1960年代の黎明期~1970年代は大型機を皆で使うタイムシェ アリングがベース • 1980年代に【ネオダマ(=ネットワーク、オープンシステム、 ダウンサイジング、マルチシステム)】がブームとなり、大型 機から役割別に小型のシステムに分散させる事が流行になる。 • 2000年代後半からセキュリティ面の要求、仮想化が流行した ことから大型機で集中させる方式に戻りつつある ※歴史は輪廻するのよね…… Copyright © PERSOL TECHNOLOGY STAFF CO., LTD. All Rights Reserved. 9

10.

サーバのタイプ • 大きく2タイプに分別されていた – UNIX系システム 主にSun(現Oracle)のSPARC系CPUで動いているSolaris系のシ ステム – IA系(Intel Architecture)システム いわゆるIntelの80x86系CPUを使用するIBM PC/AT互換のシステ ム • 最近はIA系でも快適に動くLinux等の台頭でIAサーバに統一さ れている(他にDECのAlpha CPUとかRISCのCPUのものも あったけどさぁ……) Copyright © PERSOL TECHNOLOGY STAFF CO., LTD. All Rights Reserved. 10

11.

サーバ選択の実際 Copyright © PERSOL TECHNOLOGY STAFF CO., LTD. All Rights Reserved.

12.

サーバ選択の実際 • ここではIAサーバをベースにお話しします。 • 実際にサーバを構成するためには…… 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 筐体タイプ(タワーorラックマウント) 機種 搭載CPUとその個数 メモリ量とそのモジュールの積み方 ストレージの種類(HDD / SSD、SAS、ニアラインSAS、SATA) RAIDコントローラと使用RAIDタイプ 電源/冷却系 その他オプション機器(LAN、バックアップ装置) Copyright © PERSOL TECHNOLOGY STAFF CO., LTD. All Rights Reserved. 12

13.

サーバ選択の実際(その2) • 各メーカー、【システム構成図】なるものがWebからダウン ロードできますので、これで見るのが早くて確実。 – HPE(PROLIANTシリーズ)【構成図】 – 富士通(PRIMERGYシリーズ)【構成図】 – NEC(Express5800シリーズ)【構成図】 ※私がこの業界に入ったときは、師匠からPROLIANT主要モデルとPRIMERGY主 要モデルのシステム構成図の最新版を常に印刷してファイリングするよう言われ てせっせとやっていた(モデルラインナップと構成を覚えろという目的が……) Copyright © PERSO L TECHNOLOGY ST AFF CO., LTD. All Rights Reserved. 13

14.

サーバ選択の実際(その3) • 例:HPE PROLIANT DL380 Gen10の構成図(一部抜粋) Copyright © PERSO L TECHNOLOGY ST AFF CO., LTD. All Rights Reserved. 14

15.

サーバ選択の実際(その4) • 実際ありがちなお話 – 一見すると同じスペック構成だが、実際の体感速度も違う メモリの構成がデュアルチャネル構成になっていてI/O速度が違う RAIDカードのキャッシュメモリ量が違うのでI/O速度が違う RAIDカードのキャッシュモードが違うのでI/O速度が変わる RAIDのチャンネル構成がシステムとデータで分かれていてI/O速度が 違う • 搭載HDDのディスク回転数が違っていてI/O速度が違う (7,200rpm、10,000rpm、15,000rpmがよくある) • オプションの追加空冷ファンにより熱抜けが良くて高負荷時の速度が 違う • 搭載されているLANカードの帯域が違ったり、チーミングされてて速 度が違う • • • • Copyright © PERSO L TECHNOLOGY ST AFF CO., LTD. All Rights Reserved. 15

16.

サーバ選択の実際(おまけ話) • RAIDのキャッシュモード – ライトスルーキャッシュモード →HDDに全部書き込みが完了してから【書き込み終了】のフラグ をCPUに送る – ライトバックキャッシュモード →RAIDコントローラのメモリに全部書き込んだ時点で【書き込み 終了】のフラグをCPUに送り、HDDへの書き込みは非同期にRAID コントローラからHDDに送る。 ※書き込み中の停電などに対応するためにバッテリーやキャパシ タ(コンデンサ)バックアップメモリとかフラッシュメモリを用 いる。 Copyright © PERSO L TECHNOLOGY ST AFF CO., LTD. All Rights Reserved. 16

17.

IaaSへの移行・ 何を考える? Copyright © PERSO L TECHNOLOGY ST AFF CO., LTD. All Rights Reserved.

18.

IaaSへの移行・何を考える?(その1) • 既存オンプレミスサーバをIaaSへ移行するにあたって 同等パフォーマンスを出せるサーバを見積もる必要がある。 – CPUは仮想CPUの数とコア数で見ていくしかない。 • そもそもハードウェアレベルでのスペックはわからない – ストレージはI/O速度をベースに考える必要がある。 • SSD/HDDだけでなく、容量でもスループットが決まることもあるの で、既存マシンのI/Oスペックを確認する必要がある – LANは既存構成の実機調査が欠かせない • チーミングして速度稼ぎしている場合、IaaS載せ替え時に高速LANな どのオプション利用を考慮しておく必要も出てくる Copyright © PERSO L TECHNOLOGY ST AFF CO., LTD. All Rights Reserved. 18

19.

IaaSへの移行・何を考える?(その2) • 既存オンプレミスサーバのハードウェア構成表や設計書、 あるいは発注関連書類など構成が想像できるものがあると最良。 • 設計書やパラメータシートでOS周りの設計は確認できるが、 物理構成だけはどうしようもない。 • どうしてもスペックを確認したい場合、サーバの停止許可を もらった上で自己診断プログラムなどを走らせて構成を 確認する荒業もあるにはある。 Copyright © PERSO L TECHNOLOGY ST AFF CO., LTD. All Rights Reserved. 19

20.

IaaSへの移行・何を考える?(その3) ※IaaS載せ替え後のお話 • 最悪、再起動一発でIaaSのスペック変更は(カネの問題を別に すれば)簡単にできる。お客さんと「スペック調整できる予算 枠の確保」をネゴっておくのも一つの手段ではある。 • ネットワーク関係のI/Oスペックアップは仮想ネットワークと の絡みもあって面倒になることもあるので、その辺の設計考慮 はできるだけきちんと行っておくのが吉。 • VMwareからのIaaS移行の場合、Azureだとつい最近GAされた VMwareソリューションを使って移行するのもテ。 (多少値段が張るのでカネ次第となるが……) Copyright © PERSOL TECHNOLOGY STAFF CO., LTD. All Rights Reserved. 20

21.

軽~くまとめ Copyright © PERSO L TECHNOLOGY ST AFF CO., LTD. All Rights Reserved.

22.

軽~くまとめ • ここまで、サーバのお話とIaaS移行で考えた方が良いポイント などをかいつまんでお話ししました。 正直なところ、100%満足できるオンプレミスからのIaaS移行 はスペックを決める要素が多すぎるのと【秘伝のタレ】的な構 成ノウハウに依存する部分があるのも事実だったりします。 • VMwareやHyper-Vからの移行であればスペックギャップにな ることは少ないと思われますが、完全オンプレミスからの移行 になる場合は、事前のハードウェア構成調査とお客さんとのス ペック変更可能性について交渉を入れて保険をかけるのも それはそれでノウハウかも知れません。 Copyright © PERSO L TECHNOLOGY ST AFF CO., LTD. All Rights Reserved. 22

23.

ご静聴 ありがとうございました m(_ _)m Copyright © PERSO L TECHNOLOGY ST AFF CO., LTD. All Rights Reserved.