【Ltech#19】LIFULLでは新卒エンジニアに 丸一日のテスト研修を行なっている

スライド概要

2021/08/19 Ltech#19 QA Talk Night ~LIFULL HOME'Sを支える品質保証の取り組み~

松谷峰生

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株式会社LIFULL

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作者について:

LIFULL HOME'Sを運営する株式会社LIFULLのアカウントです。 LIFULLが主催するエンジニア向けイベント「Ltech」等で公開されたスライド等をこちらで共有しております。

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公開日

2021-08-17 20:55:00

各ページのテキスト

1. LIFULLでは新卒エンジニアに 丸一日のテスト研修を行なっている 1 Copyright© LIFULL All Rights Reserved.

2. 自己紹介 名前 松谷峰生(まつやみねお) 所属 品質改善推進ユニットQAグループ グループ長 社外活動 ・新人さんからわかるテスト解説マンガ 「テスターちゃん」執筆!(テスターちゃんで検索!) ・JaSST九州(ソフトウェアテスト シンポジウム)実行委員長 ・QA4AI(AIプロダクト品質保証コンソーシアム)メンバー 2 Copyright© LIFULL All Rights Reserved.

3. 目次 ● LIFULLでのQAの立ち位置 ● LIFULL新卒エンジニア研修の全体像について ● テストについて学んできた人は少ない ● テストワークショップ ● 座学&ワーク ● 最終ワーク ● アンケート結果 ● 【おまけ】めざしたい”品質保証” 3

4. 発表に入る前に LIFULLでのQAの立ち位置

5. LIFULLでは開発者や企画者がテストを実施 デザイナー 開発者 企画者 LIFULLでは月に200ほどの施策がリリースされ ています。 それら施策は主に企画、開発、デザインの三職 種のメンバーで構成され進められています。 テスト専門のメンバーは基本的にはいません。 自分たちが作ったモノの品質は自分たちで責任 を持ち、施策のメンバーがテスト実施まで行い 施策 ます。 5

6. QAグループは何をしているの テスト計画手伝って! 任せろ! テストどうすればいいか困 った! QAグループ 我々QAグループはどこかのチームに専属ではなく、横断的に様々なチームの品質 保証活動のサポートを行なっています。 6

7. QAグループは何をしているの 品質を加速させるために、テスターを増やす前から考えるべきQMファンネルの話(3D版) QMファンネルというモデルのQAロールでいうと 「QAコーチ」「QAコンサルタント」にあたります。 7

8. LIFULL新卒エンジニア研修の 全体像について

9. 新卒エンジニア研修の全体像 全体で27日間の研修を行っています。 この研修では、Webアプリケーションの基礎を学ぶことはもちろん、 一人でWebアプリをゼロから企画し実装、テストまで行います。 決められたものを開発するのではなく、自力で企画し、スケジューリングし実装 テストするまでが求められているということです。 コードをたくさん書いて、講師にコードをたくさんレビューしてもらい実践的に 学んでもらっています。 そして最後にお一人ずつWebアプリの成果発表を行なっていただいています。 (QAもエンジニアなのでもちろん通る道) 9

10. 新卒エンジニア研修の全体像 講義している大まかなカテゴリ ● 弊社のエンジニア像 ● Linux操作 ● HTML, CSS, Javascriptについて ● DBについて ● PHPなどについて ● AWSについて ● セキュリティについて ● テストワークショップ ● 自動テストについて 今日はここについてのお話 10

11. テストについて 学んできた人は少ない

12. テストについて学んだ人は少ない 実装したものが 実装した通り 動くかチェックすれば いいんだよね! 12

13. テストについて学んだ人は少ない 動作チェックして動けばOK テストのすべて と思っている人は 少なくない! 13

14. 何がしたくてテストするかわからない この思考のままだと 「仕様書コピペでチェックでいいでしょ」 という思考停止テストになりかねない 「何」をテストすべきか考えられない 「どう」テストすればいいか考えられない 14

15. このテストワークショップでは テストの「考え方」を伝えている 15

16. テストワークショップ

17. 特徴 丸一日のワークショップ(オンライン) 各ステップごとに座学と考えて手を動かす時間がある 最後に実習用プロダクトに対してテスト分析〜テスト実行 (簡易的な起票あり)、発表を行う実習がある (JaSST(ソフトウェアテスト シンポジウム)の現役実行委員長2名による1日ぶっ通しガチワークショップ) 17

18. 研修のゴール 業務にスムーズに取り掛かれるようになる = テストの基礎を理解している状態 あとテストを少しでも好きになってほしい 18

19. テストワークショップ講義内容 ● ● ● ● ● ● なぜテストをするのか LIFULLのテスト体制 マイヤーズの三角形問題 テストプロセス テストレベルとテストタイプ レビュー ● テスト技法 ○ ホワイトボックステスト ■ カバレッジ ○ ブラックボックステスト ■ ■ ○ プルリクエスト ■ ■ ● ● ● ● 同値分割 境界値分析 デシジョンテーブル オールペア(ペアワイズ) テストとリスク テストの考え方復習 テスト仕様書の書き方 テスト実習 19

20. 座学&ワーク

21. 座学について 教える内容は基本的にはJSTQB(国際的なテス ト技術者の認定資格ISTQBの日本版)に準拠し ています。 テストは各社「オレオレ」が存在しますが、ま ずは 「正しい知識」 「どこでも通用する考え方」 を持ってもらいたいと思っています。 21

22. 「テストプロセス」を伝える テストをあまり知らない人は「テストを実行すること」だけがテストだと思って いることが多いです。 ですがテストでは「何をどうテストするか」を考えることが最重要です。 そこが考えられず雰囲気でテスト実行しただけでは 何が守るべき場所で 何をどう確認すればいいかわからず 非効率なテストで工数を無駄にしたり 抜け漏れのオンパレードになって しまうからです。 テストプロセスを知ることで 何をどう考えていけばいいかの 道筋がわかります。 22

23. ワーク 座学を行なった後にワークを行います。 ワークは個人ワークを行なった後、グル ープワークを行います。 個人でモクモク (スプレッドシートをよく使う) 個人で考え理解を深めた後にみんなで話 し合うことにより、周りの意見により新 しい気づきやさらなる理解が得られます。 またワーク運営側のチップスとして、予 め話し合いを引っ張れそうな人を分散し てグループを作っています。 少人数のグループを作り ディスカッション (ブレイクアウトルームを利用) 23

24. ワークの一例(マイヤーズの三角形) なぜテストするかの話の後に すぐこのワークがあります。 これは「マイヤーズの三角 形」と呼ばれる課題です。 簡単に見えて難しい問題です。 これによって「テストって作 った通り動けばいいでしょ」 から「え、テストを考えるの って意外と難しいのでは…」 をわかってもらいます。 24

25. ワークの一例(コードのレビュー) レビューでは、実際にコード をお渡ししてレビューを行な ってもらいます。 大きな漏れやミスなどがある のですが、最初はコードの書 き方など表面的な部分に目が 行く人が多かったりします。 25

26. ワークの一例(テスト技法) テスト技法について同値分割、 境界値分析、デシジョンテー ブルのワークを行います。 デシジョンテーブルは開発の 際に仕様を整理するのにもと ても便利な技法です。 26

27. 最終ワーク

28. 最終ワーク 最終ワークでは、QAグループが作った テスト用プロダクトに対して、実際にテ ストを行なってもらいます。 少人数のグループを作り、テスト分析、 テスト設計、テスト実装、テスト実行ま でです。 その後グループ発表を行なってもらいま す。 仕様把握、テスト分析 テスト設計 テスト実装 テスト実行/不具合起票 グループ発表 28

29. 各プロセスでどう進めればいいかのヒントを出す いきなり「さぁがんばれ!」は無理ですので、各プロセスごとにどう進めればい いか、どう考えればいいかガイドしています。 ただ大まかな進め方やヒントなので、 グループで話し合い協力しながら でなければ進行は難しいように なっています。 29

30. アンケート結果

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33. 【おまけ】 めざしたい”品質保証”

34. LIFULLのだから 安心安全だろう 34

35. LIFULLのだから 使いやすいだろう 35

36. LIFULLのだから 期待通りだろう 36

37. “LIFULL” というブランドで “品質”が”保証” されていると認知された状態 37

38. 知識はもとより ひとりひとりに 品質の考え方 が根付くことが大切 38

39. 何事も小さな一歩から その第一歩として 今の研修がある 39

40. おわり