kintone Café 名古屋 Vol.19 / kintone 導入・活用事例報告

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September 07, 25

スライド概要

2025.9.6
kintone Café 名古屋 Vol.19
01 kintoneの導入経緯
02 kintone浸透の取り組み
03 小規模組織ならではの課題
04 現状の評価と今後の展望(まとめ)

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数年前から畑違いながら情報システム担当になりました。kintone、コラボフロー、JavaScript、Excel VBAなど勉強中です。普段は総務なお仕事してます。趣味は自転車旅です。

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各ページのテキスト
1.

Kintone Café 名古屋 Vol.19 kintone 導入・活用事例報告 小牧岩倉衛生組合 2025年 9月 6日

2.

自己紹介 水谷 正樹 数年前から畑違いながら情報システム担当になりました。 kintone歴 3年目年、JavaScript、VBAなども勉強中。 趣味は自転車旅です。

3.

小牧岩倉衛生組合について 事業内容 愛知県の小牧市と岩倉市で発生した“ごみ”の処理を行っています。 所有施設 小牧岩倉エコルセンター(清掃工場) 環境センター処分場(埋立処分場) 職員数 33名

4.

[ 目次 ] 01 kintoneの導入経緯 02 kintone浸透の取り組み 03 小規模組織ならではの課題 04 現状の評価と今後の展望(まとめ)

5.

01 kintoneの導入経緯

6.

kintoneの導入経緯 当組合では以前から サイボウズOfficeを導入し、回覧文書や会議資料の共有などでペーパーレス化を進めていた。 ただし、文書管理や業務の遂行自体は紙ベースで行っていた。 メール含め届いた文書は、すべて紙で回覧・決裁し、紙ファイルに保存していた。

7.

kintone導入経緯 しかし、世の中はペーパーレス化・DX推進の流れ 当組合も電子決裁の導入を決定(2023年5月) 電子決裁のツールとして「コラボフロー」を選定 全職員にアカウントを配布 kintoneは 2023年10月から コラボフローの申請データを蓄積しデータ活用するためのツール 外部からの申請データの処理を行うためのツール(FormBridgeを使用) として、一部の職員(10名)で運用を開始 2025年4月から 業務全般の改善ツールとしてkintoneアカウントを全職員(33名)に拡大 さらなるDX推進を模索中

8.

現在の業務プラットフォーム コミュニケーション基盤として サイボウズOffice ・スケジュール ・掲示板 ・メッセージ 業務の電子化の基盤として コラボフロー&kintone ・電子決裁 ・業務アプリ

9.

導入しているプラグイン&連携サービスなど FormBridge ATTAZoo+ メール共有オプション 外部からの申請等の受付 自動採番、入力補助、集計 代表メールの案件管理 アンケート サポート、タブ表示など、 料金請求メールの送信 改善提案(目安箱) 17種類のプラグインセット

10.

02 kintone浸透の取り組み

11.

DX推進ワークショップ(1年目) 業務のペーパーレス化・デジタル化を進めるため 係長クラスのメンバーが集まり、kintone化のアイデア出し アイデア出しされた中から、各係1~2業務をアプリ化対象として選定 アプリの構築は、総務課(情シス担当)主導で対面開発的な形で実施

12.

kintone活用勉強会(2年目〜) さらに、現場での自発的なアプリ作成(業務改善)に取り組んでもらうために kintoneアプリ作成ハンズオン ワイガヤ的にざっくばらんな勉強会を開催 (kintoneに限らず、生成AIなども対象に) その他にも グループウェア(サイボウズOffice)にTips記事投稿 (職員からの問い合わせがあった事例をTipsとしてまとめ全体でも共有) しかし・・・ なかなか自発的なアプリ作成には至っていないのが現状。さらなる浸透に向けて模索中。

13.

アプリ構築事例① 文書管理システム

14.

アプリ構築事例② 勤怠管理(休暇、時間外勤務、手当申請)アプリ

15.

03 小規模組織ならではの課題

16.

小規模組織ならではの課題 小規模組織ならではの業務の特徴 1つ1つの業務規模は小さいが、種類は多い 例えば 組織を運営するための手続き(議会・予算・決算・法令改正対応など) 給与や福利厚生の事務の種類は、職員数は少なくとも大きな組織と同じ 料金請求業務 → 月に数件〜数十件程度の案件が多数 課題としてkintone向きではあるが 有料プラグインや連携サービス(例えば、レポトンやkMailerなど)利用となると ⇒費用対効果が見えにくい 年間数十万円のライセンス費用でも「元が取れない」と感じられる

17.

業務例(料金請求業務) ごみ処理手数料の請求 事業系ごみの処理手数料を月締め請求 料金の集計は、計量システムから月報として出力される 請求先の件数は、約30件 以前は Excelで請求一覧データを作成(月報から転記) Wordで差し込み印刷 紙決裁 郵送で発送 計量システム

18.

アプリを構築で工夫したこと Excelなどの既存ツールも活用してkintoneアプリを構築

19.

アプリ詳細 一覧表示画面

20.

アプリ詳細 詳細画面 メール共有オプションでメール作成 (テンプレートアプリ利用) ステータスに応じてボタンは非表示に

21.

料金請求スペースを作成し各種請求を一覧化 スペースのお知らせ欄 に各料金請求アプリを 貼り付け。 (順次、kintone化中)

22.

04 現状の評価と 今後の展望

23.

現状の評価と今後の展望 現状の評価 kintoneラインセンス費用など 現時点ではコスト先行の状況だが、将来的な業務効率化や柔軟な対応力の向上を期待 危機感として:少子高齢化の先にある本格的な人手不足への対応として、DX推進は必須 今後の展望 組織・業務全般に浸透させ、結果として“プラス”へ転じられるかが今後のポイント そのためには、 業務改善が自走化(自分ごと化)できる組織風土の醸成 アプリ作成(業務フロー改善)できる人材の育成 基幹システムや工場システムとの連携(API連携やRPAの活用) 全庁的な利用を見据えたガバナンス(運用ルール・管理体制)の整備

24.

[ THANK YOU! ] ご清聴ありがとうございました