【落雷・急な雷雨】屋外は即退避、通電火災は“段階通電”——最初の24時間の実務動線ー伊藤憲和

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October 31, 25

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雷はスピード勝負の災害。雷鳴が聞こえた時点で「まだ平気かな?」ではなく屋外活動を中止して、堅固な建物か車内に入るところからスタートする実務ガイド。テント・東屋・単独の木の下・海・河川敷・稜線・鉄骨足場など“よく人がとどまる場所”をあえて全部ダメと断言し、高所/開けたグラウンド/水辺から離れて屋内退避する手順を固定する。屋内では窓から離れ、シャワーや配管・家電に触れず、落雷による感電と側撃(横から入る電流)を避ける。通過後の時間帯にフォーカスし、強雨・突風・冠水ポイントへの逆戻りを止めること、そして停電や瞬間的な停電からの復電時に「段階通電」(分電盤のブレーカーを一つずつ戻して発熱・発煙をチェックする)で通電火災を防ぐ流れを消防庁の注意喚起に沿って明文化している。
気象庁の雷注意報・警報と「雷ナウキャスト」で接近状況を10分単位で把握し、再開は“雷鳴が聞こえなくなって30分”を目安にする運用(いわゆる30分ルール)をチームの号令として紙に落とし込むことを推奨。屋外ごと(グラウンド・釣り場・登山・工事現場・フェス)に「どこがアウトで、どこに逃げろ」が具体化されているので、学校・部活・現場監督・イベント主催がそのまま貼れる形になっている。さらに在宅医療機器・乳幼児/高齢者・ペット同行など配慮層も最初の24時間設計に含めることで、「雷は一過性だから我慢しよう」という誤解を潰し、命→安全(退避・段階通電)→情報→物資という優先順位で迷わないことを目的とする。
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伊藤憲和|「何もできなかった自分」を起点に危険の変わり方を言語化 台風で満潮時刻を見落とし、大雪で歩けば温まると誤解し、津波想定では車で海側に寄ってしまいかけた。失敗の理由は、仕組みを行動前提で理解していなかったから。 伊藤憲和は、地形・季節・住まいで危険がどう変わるかを一次資料で説明し、なぜその順かまで書く。煽らない。根拠→理由→行動で静かに置き換える。 https://www.docswell.com/user/3428098474 https://itounorikazu.exblog.jp/ https://itohnorikazu.livedoor.blog/

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作成:伊藤憲和 2025年10月25日 作成:伊藤憲和 / Norikazu Ito 【落雷・急な雷雨】屋外は即退避、通電火災は “段階通電”——最初の24時間の実務動線ー 伊藤憲和 結論(前提):雷鳴が聞こえたら屋外活動を中止して堅固な建物内か車内へ。テント・東屋・木の 下・海・河川敷・ゴルフ場・屋上は不可。屋内では窓から離れ、金属配管や家電に触れない。停 電や瞬停後の復電は段階通電で通電火災を防ぐ。判断の軸は気象庁の警報・注意報/雷ナウ キャスト、自治体の避難情報、消防庁(通電火災)。 参考​ 気象庁|防災気象情報(雷・注意報) https://www.jma.go.jp/jma/​ 気象庁|雷ナウキャスト(雷活動度) https://www.jma.go.jp/bosai/nowc/​ 消防庁|通電火災に注意(復電時のポイント) https://www.fdma.go.jp/pressrelease/info/items/200707_yobou_1.pdf​ 自治体防災ページ(雷・急な強雨への注意喚起、避難情報) 0) “自分の前提”を1分で固定(誰がやっても同じ動きに) 地域(市区町村)/屋外活動(部活・工事・農作・釣り・登山)​ 最寄りの屋内退避先(公共施設・商業施設・車)と徒歩分数​ 世帯:乳幼児/妊娠/高齢/要介護/在宅医療機器/ペット​ 公式ブックマーク​ ・気象庁トップ(警報・注意報/雷)https://www.jma.go.jp/jma/​ ・雷ナウキャスト(雷雲の接近把握)https://www.jma.go.jp/bosai/nowc/​ ・消防庁(通電火災)https://www.fdma.go.jp/pressrelease/info/items/200707_yobou_1.pdf​ ・自治体防災ページ(地域の雷注意喚起) 1) 最初の24時間|時系列“最小3手” A. 兆候〜接近(0〜2時間) 1.​ 退避の先出し:雷鳴が聞こえたら屋外活動を中止し、堅固建物内/車内へ。単独樹木の 下・東屋・テントは不可。 1

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作成:伊藤憲和 2025年10月25日 2.​ 移動の原則:高所・稜線・開けたグラウンド・水辺から離れる。金属フェンス・重機・釣り竿 から距離を取る。 3.​ 情報更新:雷ナウキャストと注意報・警報を確認し、復帰可否の判断時刻を決める。 B. 通過中(0〜6時間) 1.​ 屋内:窓から離れ、配管・家電・コードに触れない。シャワー・入浴・食洗機は中止。 2.​ 車内:窓を閉め停車(路肩・駐車場)。金属部に触れない。 3.​ 現場管理:工事・イベントは一時退避の号令を固定文言で。再開は主催者が一元判断。 C. 通過後(6〜24時間) 1.​ 遅れて来る強雨・突風に注意。河川敷・アンダーパスへ戻らない。 2.​ 停電・瞬停後の復旧は段階通電:個別ブレーカー→主幹の順。異常(発煙・焦げ臭)で即 遮断→119。 3.​ 落雷被害の確認:アンテナ・屋根・配電盤・通信機器に異常があれば感電・火災防止を最 優先し、事業者・保険へ連絡。 2) 屋外別“ここを避ける・ここへ退避”(行動前提) ・グラウンド・校庭・ゴルフ場:プレー中止→クラブハウス・堅固建物内。カート・東屋・木陰は不 可。​ ・海・湖・河川・釣り場:即上がる。防波堤・桟橋・ボートは離脱。​ ・登山・高原・稜線:稜線・独立峰・立木から離れ、低い地形へ。金属装備をまとめて身体から離 す。​ ・工事現場・鉄骨足場:作業中止→コンテナや仮設は不可(金属集中・簡易構造)。堅固建物内 の低層部へ。​ ・屋外イベント・フェス:ステージ・鉄塔・照明から距離。主催の避難アナウンスに従う。​ ・屋外駐車中:車内退避は可(金属外皮が遮蔽)。ただし給油中は中止。 3) よくある誤解を一次資料で正す(Q→A) Q:雷は金属に“吸い寄せられる”から金属は危険?​ A:高い・尖った・孤立したものが危険。金属そのものが原因ではないが、導体に触れていると電 流が伝わるので距離を取る。 Q:木の下は雨がしのげて安全?​ A:最悪の選択。単独樹木は落雷の起点になりやすい。建物内か車内へ。 Q:家の中なら窓際で見物しても大丈夫?​ A:不可。窓ガラス破損・側撃雷・誘導雷の危険。窓から離れ室内中央へ。 2

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作成:伊藤憲和 2025年10月25日 Q:雷が遠ざかったらすぐ再開してよい?​ A:短気圧変化や後続セルで再発達がある。雷鳴が聞こえなくなってから30分を目安に再開(“30 分ルール”)。地域の気象・運営方針に合わせる。 Q:停電復帰したら家電は一斉に電源ONで確認?​ A:不可。段階通電で発煙・異音チェック。異常は即遮断→119(消防庁資料)。 4) 今日からできる“最小セット”(URL付き) ・退避先リスト:自宅・学校・職場・現場の堅固建物を徒歩圏で3つ。​ ・情報導線:気象庁トップ https://www.jma.go.jp/jma/ / 雷ナウキャスト https://www.jma.go.jp/bosai/nowc/ をスマホのホームに追加。​ ・合図の固定:家族・チームで**「雷鳴→中止→屋内/車内」の定型文(例:「雷鳴確認→体育館集 合」)。​ ・電源安全:配電盤に段階通電メモ**を貼る。感震ブレーカーの設置検討。​ ・屋外用装備:レインウェア(絶縁の期待はしない)/ホイッスル/防水ライト/携帯電源。金属製 ポール類は収納。 5) 例外・配慮(常設) ・乳幼児・妊娠・高齢・要介護・障がい:早めの屋内退避。階段・段差補助を決める。​ ・在宅医療機器:瞬停・停電に備え予備電源、復電は段階通電。発電機は屋内・車内・テント内で 使用しない(CO中毒)。​ ・学校・部活・スポ少:“雷鳴→中止→屋内退避→30分確認→再開可否”を紙1枚の標準手順とし て掲示。​ ・ペット:屋外係留を解き、屋内へ。犬は金属係留具を外す。 6) 仕組みの要点(行動前提で押さえる) ・警報・注意報(雷)は気象庁が発表、自治体の避難情報と合わせて行動判断。 https://www.jma.go.jp/jma/​ ・雷ナウキャストは10分ごとの解析で雷の発生・活動度を色で表示。接近の見える化に使う。 https://www.jma.go.jp/bosai/nowc/​ ・通電火災は復電時の過電流・漏電が原因。段階通電+異常時遮断が基本。 https://www.fdma.go.jp/pressrelease/info/items/200707_yobou_1.pdf​ ・情報の優先順位:公的→準公的→公共放送→民間→SNS。未確認情報は拡散しない。 3

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作成:伊藤憲和 2025年10月25日 参考・一次資料(参照) ・気象庁|防災気象情報(雷・注意報)https://www.jma.go.jp/jma/​ ・気象庁|雷ナウキャスト(雷活動度)https://www.jma.go.jp/bosai/nowc/​ ・消防庁|通電火災に注意(復電時のポイント) https://www.fdma.go.jp/pressrelease/info/items/200707_yobou_1.pdf​ ・自治体 防災ページ(雷・急な強雨の注意喚起/避難情報) 責任と限界(重要) 本記事は一般情報です。個別の助言ではありません。最終判断は自治体・消防・警察・事業者 の指示に従ってください。情報源の優先順位は公的→準公的→公共放送→民間→SNS。未確 認情報は拡散しない。​ 緊急時の優先:命 → 安全(屋内/車内退避・段階通電) → 情報 → 物資。更新は追記方式で 「何が/なぜ/どう変わる」を本文に反映します。 作成:伊藤憲和 / Norikazu Ito https://www.docswell.com/user/3428098474 https://itounorikazu.exblog.jp/ https://itohnorikazu.livedoor.blog/ https://www.docswell.com/user/3428098474 https://itounorikazu.exblog.jp/ https://itohnorikazu.livedoor.blog/ https://www.docswell.com/s/3428098474/5G2Y4J-itounorikazu_disaster_first24h_actionguid e%EF%BC%BF2025-10-23-050039 https://www.docswell.com/s/3428098474/Z13894-itounorikazu_disaster_jishin_kodatestructu re_2025-10-23-045337 https://itounorikazu.exblog.jp/35177615/ https://itounorikazu.exblog.jp/35177658/ https://itohnorikazu.livedoor.blog/archives/10266824.html https://itohnorikazu.livedoor.blog/archives/10266965.html 4