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July 26, 26
スライド概要
はじめまして、yukikoと申します。 IT教育支援や、DX推進が可能です。 ◆ スキル LPIC レベル2 AI / Python Splunk BI(データ可視化・分析) ◆ その他 新卒・未経験の学生向けに、エンジニア転職を応援する資料を趣味で作成しています。 もしよろしければご活用ください。
PRACT IC AL P HRASEBOO K リバースメンタリング実践編 フレーズ集 年上でスキルある学び手の背中を、そっと押すシーン別フレーズ集 『リバースメンタリング入門』の続編・実践ガイド うさうさ研修工房
HO W T O US E このフレーズ集を使う前に、3つの原則 1 2 3 敬意を、先に言葉にする 評価語より観察語を選ぶ 沈黙を急いで埋めない フレーズを使う前に「学ばせてもら 「すごいですね」より「〇〇という フレーズを投げかけたら、相手が考 う」というスタンスそのものを、一 工夫をされていたんですね」の方が える間(ま)を焦らず待つこともセ 度言葉にしておくと効果が変わりま 、対等な承認として伝わります。 ットで意識します。 す。 うさうさ研修工房 - リバースメンタリング実践編 2
S CE N E A / 導入 セッションの導入・関係構築 「今日もいろいろ教えていただく側なので、よろしくお願いします」 意図:セッション冒頭で関係性のフレーミングを明示する。「教える/教えられる」ではなく対等な学び合いであることを最初に宣言しておくと、以降の 会話の前提が変わります。 「◯◯さんのこれまでのご経験、実はすごく伺いたくて」 意図:本題に入る前に、相手の経験そのものへの純粋な関心を示す。評価ではなく好奇心から入ることで、身構えを解きやすくなります。 出典:心理的安全性(Edmondson);社会的浸透理論 3
S CE N E B / 引き 出す 経験・知恵を引き出すとき 「そのやり方、どういう経緯でたどり着かれたんですか?」 意図:結果ではなくプロセスに関心を向ける質問。経験者は結果を否定されることに敏感なため、経緯を尋ねることは知恵への敬意として受け取られやす くなります。 「◯◯さんの視点で見ると、これってどう映りますか?」 意図:自己決定理論の「自律性」を満たす問いかけ。答えを渡すのではなく、相手に判断の主導権を渡すことで、学びが「自分ごと」になります。 出典:自己決定理論(Deci & Ryan) 4
S CE N E C / 提案 新しい知識・ツールを紹介するとき 「今のままでも十分成立してますが、もし試すとしたら何が気になりますか?」 意図:現状を一度肯定してから新しい提案をすることで、相手は防衛的にならずに新しい情報を受け取りやすくなります(認知的不協和の回避)。 「これ、正直◯◯さんの方が使いこなしたら、私よりずっと上手くなると思ってます」 意図:教える側が一方的に優位に立たない言い回し。相手の潜在力への信頼を示すことで、挑戦へのハードルを下げます。 出典:認知的不協和理論(Festinger) 5
S CE N E D / 遠慮 相手が防衛的・遠慮している時 「実は自分もそこ、最初はうまく説明できなかったんです」 意図:メンター自身の弱さの開示。経験豊富な相手には「教える側も完璧ではない」と示すことで、心理的安全性が高まります。 「ここはあえて聞くんですが、今のやり方に不便はないですか?」 意図:外部からの評価ではなく、本人の内側にある違和感を引き出す質問。変化への抵抗(心理的リアクタンス)を避けられます。 出典:心理的安全性(Edmondson);心理的リアクタンス理論 6
S CE N E E / 承認 小さな成長を承認するとき 「今のお話、そのまま研修の教材にしたいくらいです」 意図:具体的な承認(有能感の充足)。抽象的な「すごいですね」より、具体的な反応の方が価値を実感として伝えられます。 「その考え方、私はまだ持てていなかったので勉強になります」 意図:「学ばせてもらう」という関係性のフレーミングそのもの。上下関係ではなく水平な学び合いとして関係を定義し直します。 出典:自己決定理論(有能感) 7
S CE N E F / エラ ー対 応 つまずき・エラーが起きた時 「エラーメッセージ、一緒に読み解いてみましょう。私も知らない単語出てくると思います」 意図:メンター自身も「わからないことがある」と先に示すことで、対等な探究の場に変換し、恥の感情を減らします。 「ここでつまずくの、実は伸びしろのサインだったりします」 意図:成長マインドセット(ドゥエック)に基づくリフレーミング。エラーを能力不足ではなく学習過程として位置づけ直します。 出典:成長マインドセット(Dweck) 8
S CE N E G / 締め くく り セッションの締めくくり・感謝 「今日もいろいろ教えていただき、ありがとうございました」 意図:「教える側/教えられる側」の役割を明示的に反転させる一言。感謝の言葉は関係性を満たし、次回への安心感にもつながります。 「次回、私も宿題持って帰ります」 意図:メンター側も「宿題」を持つと明言することで、対等な協働関係であることを示せます。 出典:関係性(PERMAモデル);社会的交換理論 9
QU IC K R E FE RE N CE シーン別フレーズ 早見表 導入 「今日もいろいろ教えていただく側なので、よろしくお願いします」 引き出す 「そのやり方、どういう経緯でたどり着かれたんですか?」 提案 「今のままでも十分成立してますが、もし試すとしたら何が気になりますか?」 遠慮への対応 「実は自分もそこ、最初はうまく説明できなかったんです」 承認 「今のお話、そのまま研修の教材にしたいくらいです」 エラー対応 「ここでつまずくの、実は伸びしろのサインだったりします」 締めくくり 「今日もいろいろ教えていただき、ありがとうございました」 うさうさ研修工房 - リバースメンタリング実践編 10
まとめ フレーズは正解ではなく、 スタンスを言葉にする "入り口"です。 このフレーズ集をそのまま使うのではなく、目の前の相手の様子を見て、ふさわしい一言をひとつだけ選んで みてください。伝えたあとは少しの「間」を置いて、相手の中で言葉が染み込むのを待つことも忘れずに。 面白きこともなき世を面白く。うさうさ先生