メンティー主体性ガイド_印刷用_v1

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May 02, 26

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何卒よろしくお願い申し上げます。 一流のIT研修講師を目指し、日々研鑽を続けております。 本資料は外部公開用としてご提供するものです。

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各ページのテキスト
1.

M E N T E E A G E N C Y G U I D E メンティー主体性ガイド 〜 答えをもらうのではなく、ヒントを引き出す。現場で会話できるエンジニアになるためのフレーズ集 〜 Push Learning(教わる) → Pull Learning(引き出す) 「答えを教えてください」と待つ姿勢を、「ヒントをください」「私は●●だと思うのですが」と動く姿勢に変える。 メンターから情報を引き出す力 = 現場でシニアから情報を引き出す力。 この力は学習中に意識すれば必ず身につきます。 1 本ガイドの構成 p.2 教育論的背景 Vygotsky / Dweck / Schön — なぜ p.3 Pull Learning? 5つの主体性スタンス Pull vs Push の比較表 p.4 ★ 質問の作法 答えを聞かず、ヒントを引き出すフレーズ p.5 学びの言語化フレーズ メタ認知 — 自分の言葉に翻訳する p.6 現場コミュニケーション 朝会 / 1on1 / 障害 / レビュー p.7 詰まり・振り返り・実践 リカバリー + 日常への組み込み方 本ガイドの設計思想 教育研究で実証された「主体的学習者の振る舞い」を、日常で使える短いフレーズに翻訳しました。 ALJ Education Plus / IT教育事業本部

2.

BA CKG ROUN D - § 1 教育論的背景:なぜ「Pull Learning」なのか 教育研究で繰り返し実証されてきた、主体性が学びを加速する理由。 Vygotsky (1978) Bandura (1977) 発達の最近接領域 (ZPD) 自己効力感 (Self-Efficacy) 「ヒントがあれば登れる山」が最も学びになる。 答えを聞いてしまうと、その山ごと飛ばしてしまう。 → ヒントを引き出すことで、自分の力で登れる範囲を広げられる。 「自分は学べる」という信念は、小さな成功体験で育つ。 答えをもらってクリアした問題は、成功体験にならない。 → 自力で(ヒント付きでも)解いた経験が、次の挑戦を支える。 Dweck (2006) Schön (1983) 成長マインドセット 省察的実践 (Reflective Practitioner) 「分からない」と「まだ分からない (yet)」は別物。 「分からない」=能力の限界 / 「まだ分からない」=学習中。 → 言葉を変えるだけで、脳の取り組み方が変わる。 経験は「振り返って言語化」して初めて学びになる。 やりっぱなしは経験ではあるが学びではない。 → 1日の終わりに「今日何を学んだか」を言語化する習慣が必要。 教育研究の結論はシンプル:「自分から動いた学び」だけが、本当に身につく。 学習名: 日付: 名前: 2/7

3.

MIND SE T - § 2 5つの主体性スタンス (Pull vs Push) 受け身の自分と主体的な自分。どちらの言動を選ぶかで、半年後の差は大きい。 × Push型 (受け身) ○ Pull型 (主体的) 教わるのを待つ 「次は何やればいいですか」 学習姿勢 答えを求める 「これ、どうやるんですか?」 質問の出し方 ヒント・仮説を出す 「●●だと思うのですが、合ってますか?」 止まって待つ 「分かりません」 詰まった時 状況を言語化する 「●●まで分かるが、▲▲が分からない」 次に進む (忘れる) 学んだ後 言語化する 「今日学んだのは●●」 聞かれてから答える (発信が少ない) 現場での会話 学ぶ場を取りに行く 「今度●●を学びたいので教材ありますか」 自分から共有する 「●●進めています/●●で迷ってます」 主体性は「性格」ではなく「言葉の選び方」。Pull型のフレーズを使うだけで、行動が後から付いてくる。 学習名: 日付: 名前: 3/7

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P H RA SE S - § 3 ★質問の作法:答えを聞かず、ヒントを引き出す メンター/先輩は答えを持っている。でも答えをもらうと学びは止まる。引き出す側に回る。 PAT T ERN A ヒント要求型 1 「答えではなく、ヒントだけいただけますか?」 2 「●●か▲▲のどちらが近いか だけ教えていただけますか」 3 「考える方向性のヒントをお願いします」 PAT T ERN B 仮説検証型 1 「私は[X]だと思うのですが、合っていますでしょうか?」 2 「[A]と[B]の理解で合っていますか?」 3 「もし[A]だとしたら[結果]になると思うのですが…」 PAT T ERN C 答えを聞かず、ヒントだけもらう 自分の仮説を出して、合ってるか確認 状況言語化型 1 「[ここまで]は分かるのですが、[ここから]が分かりません」 2 「[A]と[B]の違いが見えていません」 3 「[X]を試したら[Y]が起きて、原因の見当がつきません」 「分かりません」を構造化する 答えをもらった瞬間、学びの伸びは止まる。「ヒント」「仮説」「状況」のどれかで質問を組み立てる。 学習名: 日付: 名前: 4/7

5.

ME T A COGNIT ION - § 4 学びの言語化フレーズ (メタ認知) Schön「経験は振り返って言語化して初めて学びになる」 — 自分の言葉に翻訳する習慣。 自分の言葉に翻訳 既知とつなげる 教えられたことを自分の言葉で言い直す 前に学んだことと結びつける 1 「自分の言葉で言うと、[要約]ということですね」 1 「これは[前に学んだ●●]と似ていますね」 2 「つまり、[X]を[Y]するために[Z]を使う、ということでしょうか」 2 「[前回の▲▲]のときは違うやり方でしたが、今回は[X]の方が良いということで すか」 1日の振り返り 学んだ証明 毎日の終わりに自分に問いかける 「分かった」を客観的に確認する 1 「今日学んだ一番大きいことは [X] だ」 1 「他の人に説明できますか?」と自分に問う 2 「[これまでの理解] だったが、今日 [新しい理解] に変わった」 2 「同じ問題が出たら、もう一度解けますか?」と自分に問う 3 「[X] ができるようになった、[Y] はまだできない」 「学んだ」を測れる人になろう。言語化できないものは、まだ学べていない。 学習名: 日付: 名前: 5/7

6.

W ORKP L A CE - § 5 現場コミュニケーションフレーズ (積極発信) 聞かれてから答えるのではなく、自分から発信する。これが「現場で会話できる」エンジニアの条件。 朝 会・ ス タン ドア ッ プ 1on1 ・ メンタリ ン グ 昨日: [●●を完了] 今日: [▲▲をやる] ブロッカー: [■■で詰まっている / なし] 相談したい: [必要なら一言] 今週の進捗: [できたこと2-3個] うまくいかなかった点: [具体的に] 相談したいこと: [聞きたいこと1-2個] 来週の目標: [具体的に] 障 害・ 詰 まり 報告 自 分か ら 発信 する [何が起きてるか1文で] [X時間] 詰まっています。 試したこと: [A][B][C] 仮説: [●●あたりが怪しい] → アドバイスいただけますか? 「●●進めています、もし何かあれば教えてください」 「▲▲を学んだので共有しますね」 「■■で迷ってるので、後で5分相談していいですか?」 発信が苦手な人は「テンプレ化」が効く。フォーマットがあれば、考えなくても話せる。 学習名: 日付: 名前: 6/7

7.

P RA CT IC E - § 6 詰まり・振り返り・日常への組み込み方 Bandura「自己効力感は小さな成功体験で育つ」— Pull型を毎日1回でも実践すれば必ず変わる。 1 2 詰まった時のリカバリー3ステップ 1日の振り返りテンプレ(3行) 寝る前 / 帰宅前 に書く STEP 1 今日学んだこと: 20分は自力で できるようになったこと: Wait Time研究 — 即聞かない。 調べる/試す/書き出す を20分。 明日やること: STEP 2 状況を言語化 3 「ここまで分かる/ここから分からない」と書き出す。 書くだけで半分は解決する。 Pull型 Daily Practice 1日1回、必ず実践する STEP 3 [ ] 仮説を出して質問する(1回) Pull型で聞く [ ] 自分の言葉で要約する(1回) [ ] 自分から発信する(1回) 「ヒントください」「●●だと思うのですが」 答えではなく、考える方向を聞く。 [ ] 振り返りを書く(1回) 主体性は「性格」じゃない。「習慣」。 1日1個から、半年で別人になれます。 学習名: 日付: 名前: 7/7