研究室配属2023

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May 27, 22

スライド概要

大阪市立大学生活科学部居住環境学科3年生の研究配属のための説明資料です.

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大阪公立大学生活科学部居住環境学科デザイン人間工学研究室(土井俊央研究室)

関連スライド

各ページのテキスト
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2024 Design Ergonomics Lab. 2024年度研究室配属説明資料 デザイン人間工学(土井俊央)研究室

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Contents 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. ビジョン 研究テーマ設定の考え方 活動・運営方針 配属後の活動(B3) 研究室で学べること 配属方針 進路等 ※ページ数が多いですが,教員の考えを知る一端になればと思います.当研究 室を志望する際の参考にしてください. 2

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Topic 1 ビジョン

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当研究室の目指すデザイン:エビデンスベースドデザイン デザインの根拠→科学的・論理的に人の特性を考える 1. 人の特性を知り,それに基づいてデザインする » デザインと人間工学は表裏一体: 設計仕様は決めるにはユーザを知る必要がある 2. 良いデザインにはどんな根拠があるのか? » » 人にとって負担の少ない,使いやすいデザインとは? 人は何に価値を感じる?どう価値を評価する? 3. 属人性が低い・再現性が高いデザイン方法論を構築する » 誰もがモノ・コトを作れる時代で, 経験に頼った方法だけでは良いデザインは増えない → 人にやさしいモノ・コトがあふれるようにしたい 4

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デザイン + 人間工学 生活機器・空間など 生活者 調和 価値創出 Quality of Lifeの向上, Well-beingの実現 使いやすく,安心・安全で快適な生活機器・空間の実現 5

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目指したい研究室像 みんなで学び合い,成長できる研究室  みんなが参画できる » 当事者意識をもって主体的に動ける » 他の人の研究・発表に意見が言える » フラットな関係  気兼ねなく話し合える » 対人関係のリスクを恐れず,反対意見も言える » もやもやを残さず率直に質問・議論する  どんどん手を動かしてアウトプットする » 完成度の低い状態を恐れない » フィードバックを恐れない 6

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Topic 2 研究テーマ設定の考え方

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研究テーマ: デザイン+人間工学によるモノ・コトづくりへの貢献 1. 生活機器・空間・サービスの人間中心デザインに関する研究  2. 人間中心デザインのための方法論の研究  3. 企画,調査,評価の手法やデザインプロセス 生活機器等を利用する際の人間の特性の解明・評価  4. 情報デザイン, 安全・エラー防止,ユニバーサルデザイン,UIデザイン,UXデザイン 身体的負担,感覚,心理,認知情報処理,社会・組織行動など 不安全行動や違反行動を抑制し,望ましい行動を促進するためのデザイン, 安全マネジメントに関する研究 8

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研究対象 生活者 生活機器・空間など 人間の特性 • 身体特性 • 生理特性 • 心理特性 • 社会特性 • 行動特性 利用状況・文脈 ハードウェア ソフトウェア 環境・空間 作業 組織 サービス その他システム • ヒトとモノ・コトの関係性に関するテーマなら何でも取り扱います • 過去の業績では,プロダクト・GUI系が中心ですが, 研究対象をこれらに限定するわけではありません 9

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研究テーマの大まかな分類 人間中心デザインの基礎となる 人間工学的知見の獲得 人間中心の 生活機器・空間の デザイン 人間工学の知見をデザインに 応用するための研究 10

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研究テーマ決定の基本的な考え方 やりがいをもって取り組める,好きなことをしてほしい  興味を持てること,面白いと思えることに取り組みましょう  でも,やってみなければ楽しめるかどうかわからないことも 多いです  研究室にあるテーマに基づいて考えても良いし, 自分で全く新しいことを考えてもOKです » いずれにしても教員と相談したうえで,論文・制作としてまとめられるよ うにサポートします » 「研究室のテーマ」と「興味のあること」を考慮して, 相談の上で考えていきましょう » 一方的に「これをやってください」と決めることはしません 11

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研究テーマの決め方 1. 自分でテーマを考える   自分自身の興味や必要性に基づいて考えます. ただし,一から研究テーマを考えるのは研究者にとっても難しいこと です.卒論として意義のあるテーマにするために学生の興味などを尊 重しつつ教員からアドバイスしつつ進めます. 2. 既存のテーマに取り組む  教員から提供可能な研究室のプロジェクトのテーマを分担します.進 め方などはご自身で積極的に考えてもらいますが,困ったときなどは 教員が積極的に介入・サポートします.あと予算をつけやすいです. 3. その他  2のテーマを自分なりにアレンジするなど,1と2のハイブリッド的な 取り組み方でも良いです. 12

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研究テーマへの取り組み方 自分のテーマは自分がリーダーです  当事者意識をもって主体的に進める(もちろん教員もサポートします が,教員の指示を持つのではなく共同で研究するイメージです)  卒業する時には,そのテーマについては教員より詳しくなっていてほ しい 複数テーマに関わってもOK  卒論は1人につき1テーマで自分がリーダーですが,興味のあるテーマ があれば複数人で取り組んでもらってもかまいません  むしろ他の人のテーマでも積極的に意見してほしい 研究室のプロジェクト  時期が合えば科研や企業との共同研究に携わることもできます 13

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これまでの卒論テーマ 2024年度(仮)    アクティブチェア利用時の身体的負担評価 ゲーミフィケーションの観点に基づくUXデザイン原則の検討 パッケージデザインが喚起する予期的UXの分析 2023年度    スマートスピーカーのユーザビリティ評価 UXにおけるレトロな魅力の要因に関する研究 機器操作マニュアルの有効な提示方法についての研究:紙と動画の比較 14

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制作を希望する人へ 人間中心デザインの実践として, 「卒業制作」という形態をとることも可能です(相談の上)  ユーザ調査,調査に基づくコンセプト立案,コンセプトに基づいた論理的 なデザイン案導出,デザイン案の評価(およびそれに基づく改善)など, 人間中心デザインのための適当なプロセスに則ること,またそれをきちん と文章で説明することは必要です.  ただし,教員は建築系の専門性を有しておらず,建築設計には対応できな いので(人間中心設計に基づくプロダクト,ユーザインタフェース,サー ビスなどが対象),学科の卒業設計の規定に合わないケースも出てくるか と思います.希望される場合は,できるだけ柔軟に対応してもらえるよう 相談したいと思いますが,モノ・コトの制作系テーマの場合も,「卒業研 究」の形式で取り組むことを推奨します(デザイン系の研究テーマとなり 得ます).詳しくは相談してください.  また,制作系に取り組む人は研究室での勉強会などで学べること以外にも (建築模型以外の)プロトタイプを作成するスキルなど(もしくは独学で 習得する意欲)が必要です. 15

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Topic 3 活動・運営方針

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ミーティング ゼミ(週1で開催)  進捗報告  文献紹介  全体連絡,近況報告等 勉強会(週1で開催)  B3後期:人間工学や統計解析の基礎についての輪講  B4前期:論文輪読など 1on1ミーティング  不定期ですが比較的頻繁に1on1を行っています 17

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勉強会 研究を進めるために必要な知識・スキルを身につけます  人間工学基礎勉強会  統計解析勉強会 3年生中心で輪講形式で実施  担当範囲を決めて各自が学習して,発表し合います  少人数なので教員も参加・サポートします 自主的な勉強会企画も歓迎!  一人じゃ学び続けにくいことなど,みんなで頑張りましょう 18

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活動時間 コアタイムは設けません  各自の生活リズム,スケジュールを尊重します » 教員も家庭の都合でリモートワークの日や出勤が遅めの日が度々あります  ただ,研究活動をスムーズに進めるためには,進捗具合が見える こと,気軽に相談できること,は重要だと思っています. » 研究室に来る時間を自分で確保するなり,ITツール等を使って情報共有・相談 等ができるようするなど,自己管理は必要です  かならずしも研究とか勉強でなくてもよいので,ゼミ室によくい ると教員・ゼミ生とコミュニケーションがとりやすいので結果的 に研究は進みやすいと思います. 19

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授業期間外 土日祝,GW,お盆,年末年始などに研究室の予定を入 れることはありません  ただし,学会は土日開催の場合が多いので,学会参加について はこの限りではありません 8~9月や2~3月などの平日は研究室の活動期間です  全体でのゼミは行いませんが,不定期な研究ミーティング等は 行います(研究,コンペ,自主制作・研究等に使ってくださ い)  B3の8,9月は勉強会,課題があります 20

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対外発表 積極的な対外発表を推奨します  研究成果の発信=社会へのリターン  自分の名前が残る  Webや論文集に自分の実績が残る » 就職・転職のときのアピール材料  定期的に発表することを目指すと研究のチェックポイントになる ので必然的に進みます  早ければB3の春休み~B4前半にかけて国内学会で発表可能  1~2回/年くらいの発表を目指しましょう やる気のある人は学部生でも国際会議,論文投稿を 目指しましょう!積極的にサポートします! 21

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これまでの学生の発表 これまでの学生の学会発表資料をWebで公開しています.興味があ れば参考にしてください.  https://www.docswell.com/user/omu-del  ありがたいことに受賞などもさせてもらってます. » 2023年度日本人間工学会関西支部大会優秀発表賞, 学習しやすさの観点から見たスマートスピーカー のユーザビリティの分析,西川祐生(指導学生), 土井俊央, 日本人間工学会関西支部 » 第70回春季研究発表大会グッドプレゼンテーション賞, 製品マニュアルにおける動画による動作原理 の概念説明の有効性,山本彩智(指導学生),土井俊央,瀬戸大地,清水義孝, 日本デザイン学会 22

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学外活動 特に規制・干渉はしません  インターン,旅行などに時間が使いやすいのも学生の良いところ だと思います » 当然ですが,研究室活動はきちんと行うという前提です  研究をきちんと進められるように自分でスケジュール管理・調整 をしましょう  長期間不在になる場合は事前に教えてください 色んな経験を研究室に還元してくれると嬉しいです 23

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研究室活動のマインドセット 1. 全員がリーダーシップを持つ  2. 身を削らない  3. メリハリをつける,長時間労働で解決しない 手を動かす  5. 健康第一 生産性を意識する  4. リーダーシップ ≠ リーダーだけが持つもの 形にしてみる,アウトプットする 色んな事に興味を持つ  視野狭窄にならない ※これらができてないとダメということではなく,あくまで行動指針です. 教員もきちんとできているわけではないと思うので,研究室全体で成長していけたらと思います. 24

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1. 全員がリーダーシップを発揮する みんなが主体的に動き,研究室に影響力を発揮する  自分の研究テーマは自分がリードする  状況に応じて誰もがリーダーになり得るし,サポートもする  当事者意識をもって自分の意見を述べる⇒研究室のミーティン グ,ゼミなどでは必ず自分の意見を述べてください.他の人の 発表にも質問すること.  受動的にならない 25

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2. 身を削らない 健康第一です  徹夜,長時間作業では身が持ちません  しっかり寝ないと頭も働きません  体調を崩しても大丈夫なように余裕を持った計画をたてる ワークライフバランス  メリハリをつける  研究・仕事だけが人生ではない 周りの人にも見を削らせない  余裕を持った締め切り設定,スケジュール管理 26

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3. 生産性を意識する 効率的に成果を得る方法を考える  長時間労働でいいことはないです→心身への悪影響,処理能力 低下  うまく時間を使えるようになる(自己管理能力)  作業をスムーズに進めることを考える(段取り力) 振り返りと改善  何がうまくいって,何がうまくいかなかったか,をよく考え, 次に生かす→生産性の向上 27

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4. 手を動かす 形にしてみないとわからないこともある  作る過程で分かること・学ぶこともある  改善・評価を繰り返す(PDCAを回す) 不完全な状態を恐れない  最初から完成度の高いものはできない(時間がかかる)  早い段階でフィードバックを得た方が完成度を上げやすい  どんな形でもアウトプットがないと存在が見えない フィードバックを恐れない  フィードバックは人格否定ではない 28

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5. 色んな事に興味を持つ アンテナ感度を高める  どこに研究や学びのヒントがあるかわからない 視野を広げる  物事には色んな見方がある  固定観念にとらわれて視野狭窄にならない もやもやを残さない  気になったら質問する・調べる・考える 29

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Topic 4 配属後の活動

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配属後のおおよそのスケジュール B3 4月 B4 〇学会:発表する可能性の高い学会のおおよそ の開催時期です.このうち2回程度の発表を目 指します. 5月 6月 7月 8月 9月 10月 ※配属後すぐから結構忙しい研究室です 大学院試験(推薦) 配属 大学院試験(一般) ・B3課題 ・勉強会 〇学会 小研究 or コンペ 11月 12月 1月 卒研 テーマ検討 卒研 計画書 2月 3月 〇学会 ★合同ゼミ (6/M~7/M?) 〇学会 各自研究推進 ★卒研中間発表 (10/M) 〇学会 ★合同ゼミ (11/M~12/E) ★卒研最終発表 (1/E~2/B) 〇学会 31

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勉強会 昨年度までのスケジュール(今年度は多少変えるかもしれません)  8~10月頃:デザイン人間工学基礎勉強会 » 教科書(予定):山岡俊樹,デザイン人間工学の基本,武蔵野美術大学出版局,2015. + その他,人間中心デザインに関する本からの抜粋 » 輪講形式での学習,ユーザビリティ評価やUIデザインの簡易演習を予定しています  10~11月頃:データ分析勉強会 » 統計解析など各種データ解析手法の演習 » 輪講形式で各自演習課題に取り組んで解説してもらいます 32

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小研究 or コンペ デザイン人間工学の実践として, 小研究もしくはコンペに取り組んでもらおうと思います  (1) 小研究:教員や先輩学生のテーマを分担して,比較的すぐ調査・実 験ができる内容をいくつか用意して選んでもらおうと思います.どん な感じで研究を進めるかを体感して,卒研テーマ検討に活かしてくだ さい.各自の希望に合わせて,比較的実施しやすいテーマを検討可能 です.→ 翌3月~6月くらいの学会発表を目指す  (2) コンペ:人間中心デザインのプロセス・方法の実践として,いくつ か候補を提示するコンペにチャレンジしてもらおうと思います.  希望に応じて,(1), (2)のいずれか,もしくは両方に取り組んでほしい と思います.週1程度で研究ミーティングもしくはエスキスをします. 33

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ゼミへの参加 10月からは後期の定例ゼミが始まりますので,これに 参加してもらいます. B4の発表を聞くとともに,進捗報告や文献紹介に参加 してもらいます. 34

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Topic 5 研究室で学べること

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研究活動を通して身につく力 セルフマネジメント力  目標設定,タイムマネジメント,段取り力 問題発見・解決能力  適切な課題を見つけ,その解決策を見つける  仮説探索と検証 新しいことを学び続ける力  変わり続ける必要性  学ぶ方法を学ぶ コミュニケーションスキル  テクニカルライティング,プレゼンテーション,ディスカッション 36

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研究活動を通して身につく力 研究で身につく力 ⇒ 多くの民間企業の業務で必要になる能力  研究活動⇒教育効果が極めて高い活動で,研究者でなくても役立つスキルが身に つく(就職してすぐに全てのプロセスに取り組むのは難しい⇒就職してから伸ば しにくいことが多い)  明確な答えがない課題に取り組む ⇒ VUCA時代のビジネスには必須 » 仮説の探索と検証,新しいことを学び続けるマインド  研究や就活を自立して進めるにはセルフマネジメント力が必須 » 目標設定,スケジューリング,タイムマネジメント,段取り 課題発見力 テーマ検討 課題・目的 設定 プレゼンテーション 課題解決力 アプローチ 方法の考案 実験・調査 の計画 実験・調査 の実施 実施結果の 評価 原稿執筆 発表 ⇒ モノ・コトを生み出すビジネスのプロセスとほとんど同じ (研究の場合,全てのプロセスを自分が主体的に行う) 37

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70-20-10ルール 成長に効果的な要素  70%:経験 » 課題への挑戦の経験 » 研究やデザインコンペ,手を動かすなかで学ぶこと  20%:薫陶(Informal Learning) » 周囲の人からのアドバイスやフィードバック » 教員・学生との関わり(1on1やセミナーでのディスカッションなど), 学外の人との関わり(学会,合同ゼミなど)  10%:研修(Formal Learning) » 研修,講義,書籍 » 授業,勉強会など 38

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70-20-10ルール 経験は強力な学び  学生のうちに色々チャレンジして成功・失敗を たくさん経験しておく  一方で経験だけですべて学ぶのは非常に大変 » 人や状況によって得られる経験は違う » 必ずしも効果的に学べるわけではない 残り30%があるから効果的に学べる  仕事をしながらバランスよく30%を取り入れるのは大変  学生のうちによく学んでおく,学ぶ癖をつける 39

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π型人材:得意分野を複数作る 幅広い知識・視野に複数の専門性を兼ね備えた人材  一つの専門性だけを突き詰めるより希少な人材になれる  複数の専門性の掛け合わせ  専門知識・スキルの例 » 人間工学(身体,認知,組織・マネジメント) » デザイン(製品,UI,サービス) » ユーザリサーチ(調査や実験の方法など) » 統計解析,マーケティングリサーチ » システムズアプローチ » プログラミング 40

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Topic 6 配属方針

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研究室配属について 選び方の観点  研究内容や得たい専門性は最も大事と思いますが,配属前の段階で具体的な研 究テーマを決めるのは難しいと思いますし,取り組んでみないとわからないこ とも多いと思いますので,こだわりすぎなくても大丈夫だと思います.  教員・所属学生の雰囲気・相性,忙しさ,指導方針,学会発表への考え方,学 外活動への寛容さ,就活へのスタンス,イベント(宴会?)の多さなどは研究 室によって結構違いますし,配属後の学生生活へも影響すると思います.  雰囲気という点では,当研究室は発足してすぐなのでまだあまり定まっていな いです(皆さん次第). 研究室見学  1次募集締め切り前の研究室見学期間に見学・面談で色々回るのを推奨します. 研究室選びは,その先の卒業研究およびこの先1年半の間の大学生活に大きく 影響すると思いますので,当研究室に限らず色んな研究室を見てみてください.  ゼミ室に来ていただいて先輩学生と話してもらうのも良いと思います. ⇒ 当研究室では配属者向けのオープンラボを実施予定です. 42

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配属人数 居住環境学科3年生から最大3名配属されます(学科規定).  希望者が多い場合,次ページに示す観点から配属者を決定させてもら います.ただし,配属後に希望に添えそうにない場合(研究内容な ど)などミスマッチが懸念される場合は3名未満であっても配属をお断 りすることがあります.そのため希望者の人数に関わらず配属審査期 間中に面談を行いますから,必ず面談を受けてください. 大学院での進学・配属を希望される場合はこの限りではありません.  人数制限はないですが,事前調整・確認等が必要ですから,必ず余裕 を持ってご相談ください. 43

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配属者決定の観点 面談を通して,以下のような観点から総合的に判断したいと思います 1. 2. 3. 4. 5. 志望度・意欲 » » 他ではなく,この研究室で活動したい 配属後,主体的・積極的に取り組んでもらえそうか 研究テーマとの合致度 » 取り組みたいテーマにミスマッチがないか 研究室の方針・雰囲気との合致度 » 活動方針にマッチしているか 人間工学2の受講状況 » 当該分野についての理解・視点,積極的に学ぶ姿勢があるか 当研究室で学ぶ必要性 » 将来,人間中心デザインや人間工学の知識やスキルを活用したキャリアを 志望している 44

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Topic 7 進路等

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就職について 新しい研究室なので就職実績はまだ少ないですが,居住環境学科の一般的 な就職先に加えて,家電メーカー,ソフトウェアメーカー,コンサルティ ング,リサーチ会社などへの就職も目指すことができると考えています. どんな仕事であれ,どこかに「人」は関わりますし,「顧客」もいますの で,職種に関わらずデザイン人間工学を生かすことはできます. 教員自身も民間企業への就活を経験しているので(10年以上前ですが…), できるだけサポートしたいと思っています. 以下のような職種に役立つ知識・スキルが提供できる研究室だと思います. 大学院に進学すると,より専門性を高め,これらの職種につきやすくなる と思います.  人間工学専門家(開発,研究等),UXリサーチャー,デザインリサーチャー, ユーザビリティエンジニア,UI/UXデザイナー,デザイン・人間工学系コンサ ルタントなど 46

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大学院進学について デザイン人間工学の専門性を生かして社会で活躍してい ただくために大学院進学は推奨したいと思っています.  学部卒の場合,研究室配属直後に就活をすることになります. 建築系以外のデザイン・人間工学関係の職種を目指す場合は, 知識・スキル・実績を得る機会がどうしても少なくなってしま います.⇒ より専門性を生かした就活ができるようになる  大学院で学べる事,就職してから学べることは当然ですが違い ます.就職してからは得にくい経験・勉強ができると思います.  他大学への進学を希望する場合も可能な範囲で相談に乗ります. 47

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Closing 最後に

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一つでも当てはまる人,見学・面談に来ませんか?  研究テーマに興味のある人  研究室の方針に多少なりとも共感できる人  デザイン人間工学の知識・スキルを学びたい人  自分たちで研究室を作りたい人(新しい研究室なので伝 統はないです) 49

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面談の際の連絡先 事前にご連絡・ご予約いただけると確実に対応できます. 在室している場合は,いつでも対応できますから予約な しでも大丈夫です.また複数人で来られても大丈夫です. メール  [email protected] 50

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デザイン人間工学研究室 土井 俊央 教員室:N212室 / 学生室:N211室 e-mail:[email protected] URL:www.toshihisadoi.com