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October 01, 26
スライド概要
IaCやCI/CDによるプラットフォーム運用の自動化が進む一方で、根幹となるオペレーションは依然としてコピー&ペーストやタイピングによる手作業が主流であり、手順飛ばしや、タイプミスによる作業ミスのリスクを抱えています。さらに、扱う技術要素の多様化、複雑化により、プラットフォームエンジニアの認知負荷の増大が深刻な課題となっています。AIエージェントによる自動化も可能ではありますが、現時点では予期せぬ環境破壊のリスクがあるため、人による手作業に頼らざるを得ないのが実情です。本セッションでは、この課題を解決するため、LLMと相性の良いMarkdown形式の運用手順書をそのまま実行可能にする手法「Literate Computing for Reproducible Infrastructure(LC4RI)」を組織に導入した実践事例をご紹介します。
①スモールスタートからの組織展開
チームレベルでLC4RIをツールに落とし込み運用を開始。Markdown形式のコマンド部分のみを実行し、結果を元のドキュメントに反映させる仕組みを実装しました。LLMを活用しながらスピーディに手法の評価と追加実装を重ね、運用手順の品質を担保しつつチームレベルの検証や活用から部署レベルの組織全体へ展開しました。
②Notion AIを活用した再現性の高い手順生成
運用証跡として、誰が・いつ・どのような結果を得たか、をNotionにアーティファクトとして記録。蓄積された過去の実績をNotion AIが学習・生成することで、ケースバイケースで再現性の高い運用手順を作成可能にしました。
③今後の課題
手順のマスター管理や環境差分の吸収など今後の課題はありますが、生成と実績のループにより蓄積されたドキュメントは、将来的に人間とAIエージェントが安全に作業を行うためのインタフェースとなり、危険な作業を抑制するオントロジーとなります。その先にある人間は承認と例外対応に集中し、AIに安全に作業を委ねる「AI Native Platform Engineering」の世界観が実現します。
Credo: この腕で切った傷さえもっと愛せるなら ガンガンとITネタ発信してますのでどしどしフォローしてね! 名前の由来はイモリを二匹飼ってるからです
実行できる手順書「LC4RI」で 快適な運用ライフを送ろう! PEK登壇ダイジェスト版 Sreake事業部 ソリューション3部 加藤 泰隆 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.
重大告知 Platform Engineering Kaigi 2026 に登壇決定! Room B | 12:15 - 12:45 LC4RIによる実行可能ドキュメントとナレッジ化の実践記 新しいIaC自動化の形 ”LC4RI”とは?
オペレーション自動化のこれまで Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.
オペレーション自動化のこれまで 構成管理ツールの時代 IaC、そして“冪等性”の時代へ 最初は Chef が流行りましたよね。そこから次第に 、Ansible を使うことが多くなってきました。 やがて Terraform が出てきて、IaCにおける “冪等 性” の概念がすごく高まりました。 「サーバの状態をコードで書いて管理する」という 発想が、この頃から一気に広まった印象です。 「何度実行しても同じ状態に収束する」という考え 方ですね。いまの自動化の主役は、だいたいこっち のルートの話です。 IaCを代表する冪等性の実装 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. クラウドインフラ時代の 代表的な実装 4
「冪等性」だけが 自動化じゃない! あまり知られていない、けど強力な 手法。 それが LC4RI です。 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 5
そもそも LC4RI って何? 【いまのあるある】 【LC4RIなら】 まだコピペで運用していませんか? そのまま実行できる手順書へ 手順書にあたるドキュメントを、いまだにターミナルにコピペ してオペレーションしているケース、けっどう多いと思うんで す。 ドキュメントとコマンドが一体化。ドキュメント上のコマンド をそのまま実行し、その実行結果まで同じ場所に記録・蓄積さ れます。 LC4RIは、そんな非効率な作業をまるごと解消できます。 Excel手順書の置き換えや、実行エビデンス取得の自動化に最適 です。 こちらが日本の情報ポータルサイトとなります https://literate-computing.github.io/fastpages/introduction_ja/ Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 区切りごとにコマンドを実行して結果を得ます https://github.com/NII-cloud-operation/Literate-computing-Basics 6
LC4RI がもたらす効果 spellcheck playlist_add_check description typo が無い 手順飛ばしが起きない エビデンスが確実に残る 手順のまま実行するので、そもそも打 ち間違いが起きません。 上から順に実行していくので、うっか り工程を飛ばすことがありません。 実行結果がそのままドキュメントに残 ります。 誰でも後から確認できる 変換要らずで直感的 結果を補完しておけば、「誰が・どんなオペレーション をして・どんな結果になったか」を、あとから誰でも簡 単に追跡・確認できるようになります。 実行内容そのままで非常に分かりやすい!Ansibleのよう にコマンドをYAMLへ変換する手間が一切不要なため、運 用のハードルを劇的に下げられます。 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 7
こんなに良いのに、 なぜ流行ってない? Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 8
じゃあ、なぜ流行っていないのか? 一番有名な実装は Jupyter Notebookを使う方法 Notebook に SSH やコマンドを投げ込んで実行させる 形式が、この分野ではもっとも有名です。 環境と準備に手間がかかる ただ、Notebook を起動する環境が要るし、SSH をす るので対象に手軽にアクセスさせる準備も要る。 要は、環境や準備の手間が地味に重いんですよね。 Jupyter Notebook自体は良いものですが準備のハードルがあるのも事実 なので、あまり実践されていない印象。正直めっちゃ勿体ないなと思ってます Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 9
自作ツールを作ってみた Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.
3 SHAKE ・Go言語で CLI ツールを 作りました! Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.
かるくデモ Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.
3 SHAKE 使った手順はMarkdownのままNotionに登録し、 さらにAIと連携させる事でノウハウを反映した 手順を生成して活用ができます Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.
AIによる好循環ループ Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.
Notion AI で、再現性の高い手順書を生成する 手順書を生成! Notionのサブページを回帰的に読み込む機能 とカテゴリ分けによる、絞り込みをかけたう えのコンテキストを反映した手順にします 誰が・いつ・どんな手順を実施したのかを合わせて記録します Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 26 15
生成と実績のループ:溜めるほど、再現性が上がる ① 実行 ② 蓄積 ③ 生成 手順を実行し、証跡を残 す Notion に実績を蓄積 Notion AI が手順を生成 コマンドと実行結果を 誰が・いつ・どんな結果を 実績を学習し、再現性の そのまま書き残す アーティファクト化 高い手順を組み立てる 回すほど再現性が上がる — 生成と実績が同じ場所で循環します。 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 26 16
3 SHAKE 有効性、伝わりましたでしょうか? ぜひ、みなさんも LC4RI を 実践してみてください! Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.
終 制作・著作 ━━━━━ ❸ⒽⓀ
ZennでFREE本書いてまとめてみたので読んでね! 実行できる手順書「LC4RI」で快適なオペレーションライフを送ろう! この本を読むと身につくもの ● コピペオペレーションからの脱却!手順書をそのまま実行できる「 Zenn で無料公開中! QRコードから今すぐアクセス LC4RI」の概念と実践方法 ● 実行結果つき手順書の書き方・運用のコツ 本書の内容 ● これまでのIaCとは別軸にある、「実行できる手順書」という自動 化の考え方 ● 実行できる手順書の書き方と実践のためのツールの使い方、組織展 開手法 URLはこちら https://zenn.dev/yasutakatou/books/0ac6588b7c9a83 この技術について気になったらぜひお話しましょう! こういうふうに使えないか?とかツールもっとこういうのが欲しいとか ご意見おまちしております〜 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.