心理学と心理的支援[01]_福祉における心理学の役割

>100 Views

April 05, 24

スライド概要

専門学校生向け講義「心理学と心理的支援」第1回資料
※前半のオリエンテーションは省略

白黒印刷版
https://www.docswell.com/s/liveasnotes/5LLMEG-2024-04-05-204656

AIによる要約:

> 本スライドでは、心理学が福祉における重要な役割を果たすこと、心理的支援が心の健康を維持・増進することよりも、エンパワメントやウェルビーイングを目指し、手段のひとつに過ぎないことが述べられています。また、支持的精神療法やマイクロカウンセリングなどの技法が紹介され、心理的支援において役立つことが強調されています。

> おすすめタグ:Psychology,Psychological Support,Supportive Psychotherapy,Micro-counseling,Empowerment

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

関連スライド

各ページのテキスト
1.

liveasnotes open materials Psychology and Psychological Support ◤ 心理学と心理的支援 #01 福祉における心理学の役割 2024-04-10 Slide © 2024 liveasnotes Fonts Meiryo © 2019 Microsoft Corporation. All Rights Reserved. Segoe UI © 2018 Microsoft Corporation. All Rights Reserved. Twemoji © 2020 Twitter, Inc and other contributors (Graphics licensed under CC-BY 4.0) Main Reference 一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟編『心理学と心理的支援』(第4版)中央法規,2024.

2.

liveasnotes open materials 資料の使い方 cf. と書かれたところには、自分が使用している教科書・参考書 の関連ページを記入しましょう。複数のページがある場合は p.12-34 や p.56, 78 などと書いてください。 細いマーカーが引かれた箇所は、注目してほしい部分です。 印刷用の白黒 PDF では自分でマーカーを重ねると良いです。 太いマーカーが引かれた箇所 は、とくに注目してほしい部分 です。白黒印刷用の PDF では白抜になっているので、自分で マーカーを重ね、さらに自分で文言を書き込んでください。 © 2024 liveasnotes 2

3.

liveasnotes open materials cf. ◤ ソーシャルワークでの心理的支援 ► 心の健康を維持・増進させることではなく、 エンパワメント や ウェルビーイング を目指す。 ► 生活環境の調整、社会資源への接続、 生活への意欲の促進、困難な状況への耐性の向上… etc. ► 心理的支援はあくまで手段のひとつ。 ほかの専門家と分業することが必要なケースもある。 …「A-T スプリット」※A: Administrator, T: Therapist ► 心理的支援…深い信頼の下での対話 ► 社会的支援…現実的な判断による管理指導 © 2024 liveasnotes 3

4.

liveasnotes open materials 具体的な方法 ► 支持的精神療法 ► マイクロカウンセリング ► 動機づけ面接 etc. 必ずしも心理学の学術研究のなかで生まれた技法ではない。 しかし心理学の理論を知っていれば、心理的支援をより柔軟 に行えるようになったり、仲間や後輩に適切なアドバイス・ 支援ができるようになると期待できる。 © 2024 liveasnotes 4

5.

liveasnotes open materials cf. 主な技法| 支持的精神療法 共通の定義はない。 より良い状態になるように下支えするのがポイント。 特徴: ► 相手の無意識を意識化させる働きかけは控える。 ► あくまで現在の問題に対する対処・適応に重点を置く。 ► 相手を試したりせず、ひとりの人間として信頼を築く。 ► 現状やその見方を変容させやすくする介入技法を用いる。 © 2024 liveasnotes 5

6.

liveasnotes open materials cf. 主な技法| マイクロカウンセリング さまざまな心理療法やカウンセリングに共通する働きかけや 展開を体系化したマイクロ技法を用いるもの ► 生活史などをふまえつつ、相手の肯定的資質を引き出す ► 基本的傾聴 ► かかわりと共感の技法 ► 観察技法 ► 質問 かかわり行動で発話を促す ステレオタイプを排して自他を観察する 開かれた質問で、より詳細に話してもらう ► 励まし・パラフレーズ・要約 ► 感情の反映 © 2024 liveasnotes 認知的な共感を示す 今・ここに注目し、情動的共感を示す 6

7.

liveasnotes open materials cf. 主な技法| 動機づけ面接 「達成したいことがあるが、なかなか手が付かない」などの 状況で効果的。医療場面で発達した手法。 ► チェンジトーク(少しでも前向きな発言)があれば、行動 の利点などを質問し、目標達成のイメージを強化する。 ► 維持トーク(後ろ向きな発言)があれば、そう考えた理由 を問う。(こちらを強化しないように注意!) ► 両者の比較から自己の矛盾に気付かせる。チェンジトーク を繰り返すことで心理的なハードルを下げていく。 ► 正したい反射によって、自己決定を阻害しないよう注意! © 2024 liveasnotes 7

8.

liveasnotes open materials ◤ 2-3 人でロールプレイ ► 心理学の勉強が捗らないというクライエントが現れた! 1 or 2 人で「動機づけ面接」を使って対応しよう。 ► 気付いたことを書き出して、オンラインで共有しよう。 メモ欄: © 2024 liveasnotes 8