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December 17, 25
スライド概要
【講演内容】
MySQL HeatWaveでリージョン間レプリケーションに初挑戦!構築時の躓きポイントと解決策
1. エンドユーザー様のご紹介
2. リージョン間レプリケーション採用背景
3. アーキテクチャ図
4. 構築時に使いやすいポイント
5. まとめ
【発表者】
株式会社Cloudii
インクラウドテグレーション事業部
斉藤元輝氏
【イベント情報】
HeatWavejp Meetup #16
https://heatwavejp.connpass.com/event/374281/
HeatWavejpは、MySQL HeatWave の良さを知っていただき、参加者同士でノウハウやナレッジを共有できるユーザーコミュニティです。参加者同士のつながりを深めるため、以下の活動を行ってまいります。 COMMUNICATION *Slackやconnpassを活用したユーザー同士のコミュニケーションの場の提供 EVENT *オンライン/オフラインでのMeetupセミナーや勉強会の開催(隔月程度) SHARING *製品情報や最新アップデート、リリース情報の共有 INTERACT *参加者のコミュニティ・ネットワークやユーザー同士の交流を促進
MySQL HeatWaveで リージョン間レプリケーションに初挑戦! 構築時の躓きポイントと解決策 株式会社Cloudii 齋藤 元輝
目次 自己紹介 エンドユーザ様紹介 リージョン間レプリケーション採用背景 アーキテクチャ図 構築時躓きやすいポイント まとめ
自己紹介 名前:齋藤 元輝(さいとう げんき) 所属:株式会社Cloudii X:@genkinput 好きなサービス:MySQL HeatWave
エンドユーザ様紹介 社名 事業内容 サービス例 株式会社メンタルヘルステクノロジーズ 代表取締役社長 刀禰 真之介 (東証グロース市場:9218) 産業医クラウド「ELPISシリーズ」を通じた メンタルヘルス・ウェルビーイング支援 医師/保健師/公認心理師へのメール相談サービス オンラインカウンセリング 健康診断結果のデータ管理サービス ストレスチェックサービス 等
レプリケーション採用の背景 POINT 01 POINT 02 POINT 03 ・数百万件規模の従業員ヘルスケアデータを管理 ・サービス特性上、データベースの障害時間はビジネスインパクト大 →法人顧客からの「DR対策」「RPO/RTO改善」の要件 ・東京-大阪間のリージョン間レプリケーション導入により 単一リージョン障害時の事業継続性を大幅に改善
アーキテクチャ図
構築手順 MySQL HeatWaveの作成 ソース/レプリカ、ユーザ作成、権限付与 ネットワーク設定 初期データ同期 チャネル作成 ※手順詳細はOCI公式チュートリアル等を参照
ポイント①NSGアタッチ時に必要なポリシー
・NSG , VNICに対する各種権限をMySQL HeatWaveに
付与するリソースプリンシパルが必要
・Allow any-user to {NETWORK_SECURITY_GROUP_UPDATE_MEMBERS} in compartment
<NSG_compartment_name> where all {request.principal.type='mysqldbsystem’,
request.resource.compartment.id='<DBsystem_compartment_OCID>’}
・Allow any-user to {VNIC_CREATE, VNIC_UPDATE,
VNIC_ASSOCIATE_NETWORK_SECURITY_GROUP,
VNIC_DISASSOCIATE_NETWORK_SECURITY_GROUP} in compartment
<subnet_compartment_name> where all {request.principal.type='mysqldbsystem’,
request.resource.compartment.id='<DBsystem_compartment_OCID>'}
ポイント②レプリケーション用ユーザと権限 CHECK ! ・REPLICATION SLAVE権限もったユーザがsource側に必要 ・専用ユーザとして作成し、それ以外の用途で使わない
ポイント③初期データ同期時のオプション POINT POINT dump時 load時 dryrunをtrueで実行 GTID同期:updateGtidSet: "append” HeatWave間→ocimdsオプションをtrue
ポイント④チャネル状態「注意が必要」 CHECK ! ・ソース レプリカ間のネットワーク設定を再確認 ・初期データ同期時にエラー等出てなかったか ・困ったらreplicaでSHOW REPLICA STATUS\G
ポイント④チャネル状態「注意が必要」
ポイント④チャネル状態「注意が必要」
ポイント④チャネル状態「注意が必要」
ポイント④チャネル状態「注意が必要」 レプリケーション停止してしまったら... 同期不能となった場合、素直にレプリケーションを構成し直すが吉 →マネージドのため、GTIDを柔軟にいじれない
ポイント④チャネル状態「注意が必要」 正常稼働中!
ポイント⑤MySQL HeatWaveの制限事項 ・HA構成のMySQL HeatWaveは レプリケーション構成不可 ・レプリケーションされない スキーマ ・mysql シングル構成でレプリケーション設定 ・information_schema →HA化が必要 ・performance_schema ・mysql_audit ・sys
参考URL ・OCI公式チュートリアル:MySQL HeatWaveでレプリケーションを使用する https://oracle-japan.github.io/ocitutorials/mysql/creating-mds-channel/ ・MySQL HeatWave 必須ポリシー https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/mysql-database/doc/mandatory-policies-andpermissions.html#MYAAS-GUID-2D9D3C84-07A3-4BEE-82C7-B5A72A943F53 ・MySQL HeatWave インバウンドレプリケーション – 制限事項 https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/mysql-database/doc/limitations3.html
ご清聴ありがとうございました