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September 15, 26
スライド概要
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Business Jungle MVV・パーパス策定 MVV・パーパスの基本知識
MVV・パーパスの基本知識 本資料では MVV・パーパスの基本知識について ご紹介させていただきます。 01 MVV・パーパスとは 02 なぜMVV・パーパスが必要なのか 03 スタートアップにMVV・パーパスは本当に必要か 04 大企業にMVV・パーパスは本当に必要か 05 MVV・パーパスを策定・浸透させる5ステップ完全ガイド 1
MVV・パーパスとは? 意味と事例をわかりやすく解説 Business Jungle
はじめに:MVVやパーパスを一言で言うと MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)やパーパスは「企業が成長していくための羅針盤」です。 MVV・パーパスがある場合 MVV・パーパスがない場合 組織における共通言語があるため、全員が同じ 方向に進み、企業の成長に貢献する。 組織における共通言語がないため、各々が 好きな方向に進み、組織機能が著しく低下する。 ゴ個 ー別 ル 共 通 ゴ ー ル 企 業 の 成 長 ゴ個 ー別 ル 企 業 の 成 長 ゴ個 ー別 ル 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 3
Mission ミッション(果たすべき使命)とは ミッションはMVVのうち上段の概念に該当し、「果たすべき使命」と訳されます。 なぜ必要なのか? ミッションが明確であれば、「私たちが果たすべきことは何か?」が 果たすべき使命 Mission 明確になる。結果として、自社で意思決定・行動する際に、常に果た ミッション すべき使命との整合性や貢献度を考慮するようになり、あらゆる言 動が使命を果たすための一歩へと変化する。 Vision 将来の理想的な姿 ビジョン どのような企業事例があるのか? パタゴニアのミッションは「私たちは、故郷である地球を救うために ビジネスを営む」である。実際に同社は株式の98%を環境NPOの Value 大切にしたい価値観 バリュー 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) Holdfast Collectiveに、残りの2%をPatagonia Purpose Trustに譲渡す ることで、ミッションを体現している。 4
Vision ビジョン(将来の理想的な姿)とは ビジョンはMVVのうち中段の概念に該当し、「将来の理想的な姿」と訳されます。 なぜ必要なのか? ミッションはあらゆる判断の拠り所であるが、これだけでは抽象的 果たすべき使命 Mission すぎて何を目指すべきか分からない。しかし、ミッションを踏まえて ミッション ビジョンを定義すれば、「ミッションの実現に向けて、私たちはどう ありたいか?」が明確になり、具体的な意思決定・行動を起こせるよ うになる。 Vision 将来の理想的な姿 ビジョン どのような企業事例があるのか? パナソニックはミッションを「Life tech & ideas 人・社会・地球を健 やかにする。」として定義しているが、これだけでは具体像がイ 大切にしたい価値観 Value メージしにくい。しかし、ビジョンの「人を想う技術と創造力でくら バリュー しを支えるベストパートナー」があることで、「健やかにする」方法 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) が明確になる。 5
Value バリュー(大切にしたい価値観)とは バリューはMVVのうち下段の概念に該当し、「大切にしたい価値観」と訳されます。 なぜ必要なのか? 組織が大きくなるにつれて異なる価値観を持つ人材が増え、意見の 果たすべき使命 Mission 衝突が発生し、「なんだか過ごしにくい組織」ができあがってしま ミッション う。このような事態を避け、ミッションやビジョンの実現に向けて 最大効率で組織を機能させるためのルールとしてバリューは機能する。 Vision 将来の理想的な姿 ビジョン どのような企業事例があるのか? デジタル庁のバリューは「一人ひとりのために」「常に目的を問 い」「あらゆる立場を超えて」「成果への挑戦を続けます」である。 Value 大切にしたい価値観 バリュー メルカリのバリューは「Go Bold 大胆にやろう」「All for One 全 ては成功のために」「Be a Pro プロフェッショナルであれ」 「Move Fast はやく動く」である。 両者とも毛色が異なっており、大切にしたい価値観が見てとれる。 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 6
Purpose パーパス(存在意義)とは パーパスは「存在意義」と訳され、MVVとは異なる概念として整理されることが多いです。 なぜ必要なのか? Purpose 存在意義 パーパス サステナビリティや多様性、社会課題への対応が求められるなかで、 企業が利益だけを追うのではなく、社会的意義を伴った存在である ことが求められるようになっている。このような時代において、 パーパスを社内外に示すことで、企業が社会・顧客・社員との信頼を 築くための軸となる。 果たすべき使命 Mission ミッション Vision 将来の理想的な姿 ビジョン どのような企業事例があるのか? Sonyは「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満 たす。」というパーパスを掲げている。これは2019年に同社がMVV を見直す過程で策定したものであり、現在はパーパスとバリューの2 Value 大切にしたい価値観 本柱に基づいて事業を推進している。 バリュー 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 7
パーパス(存在意義)とミッション(果たすべき使命)との違いは パーパスとミッションを同義で使用する場合も多く、両者の境界線は曖昧である。 一般的なパーパスとミッションの違い Purpose 存在意義 パーパス 境界線は曖昧 果たすべき使命 パーパスは「私たちは〇〇するためにある」というかたちで内的動機をもとに定められ るものであり、ミッションは「私たちは〇〇しなくてはならない」というかたちで外的 動機をもとに定められるものである。 実際の使われ方 Mission ミッション ミッションを存在意義として定義し、内的動機を表現している企業は数え切れないほど ある。ミッションとパーパスを両方掲げている企業もあれば、いずれかだけ掲げている 企業、別の表現を採用している企業もある。 Vision 将来の理想的な姿 ビジョン Value 大切にしたい価値観 バリュー 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 重要な考え方 ! 企業にとって拠り所となる羅針盤を備え、社内に浸透させるというこ とが重要であり、ミッションやパーパス、あるいはビジョンやバ リューに関する唯一無二の正しい定義・活用方法(答え)はない。 現状のMVVを刷新すること、新しくパーパスを策定すること、既存 のMVV・パーパスの浸透に努めること。さまざまな選択肢があるが、 自社にとって最適なアクションを検討・実践することが重要である。 8
なぜMVVやパーパスが必要なのか? 注目されている背景と効果も解説 Business Jungle
なぜ今、MVVやパーパスが注目されているのか(時代の変化) 企業経営が「社会的意義や信頼を軸にした経営が求められる時代」に転換したため、注目が集まりました。 これまでの企業経営 これからの企業経営 利益最大化を 目指す時代 社会的意義や信頼を軸にした 経営が求められる時代 > 企業が利益さえ得られていれば 誰も文句を言わなかったし、 信頼や投資も惜しみなく提供してくれた 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 企業が目指す先を示すことができなければ、 優秀な人材が集まらず、ステークホルダーからの 信頼や投資も得ることができなくなった 10
なぜ今、MVVやパーパスが注目されているのか(時代変化を引き起こした4つの要因) サステナビリティや価値観の変化、VUCA時代の到来や儲け至上主義の崩壊により、時代が変化しました。 「社会的意義や信頼を軸にした経営が求められる時代」になった要因 要因1 社会的責任・サステナビリティへの関心の高まり 地球規模で進行する気候変動、資源の枯渇、経済格差の拡大といった課題が、 企業に対しても責任ある行動を求めるようになった。 要因2 企業として社員や採用候補者の 内的動機を満たすことができない VUCA時代の到来 未来が予測困難で変化が激しいVUCA(Volatility 変動性、Uncertainty 不確実性、 Complexity 複雑性、Ambiguity 曖昧性)な時代に突入した。 要因4 企業としての責任の果たし方を 社内外に示すことができない 働く人の価値観の多様化・変化 年収や肩書きといった外的動機だけでなく、「共感できる理念のもとで 働きたい」「社会貢献の実感を得たい」という内的動機を重視する人が増加した。 要因3 MVV・パーパスがなければ起こること 環境変化に対して、意思決定や 行動の指針となる羅針盤がない 儲け至上主義の崩壊 企業不祥事や環境破壊、ブラック企業問題などに対する社会の目は厳しくなり、 企業には利益追求だけではなく、透明性が強く求められるようになった。 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 透明性を示すことができず、 儲け至上主義の企業と見なされる ス テ ー ク ホ ル ダ ー か ら 選 ば れ ず 、 企 業 が 衰 退 す る 11
MVV・パーパスが企業にもたらす4つの効果 MVV・パーパスを策定のうえ組織に浸透させることで、企業は大きく成長することができます。 組織文化・結束力の強化 信頼性・ブランド価値の向上 ⚫ MVV・パーパスが明確であれば、社員は 同じ価値観や目的を共有できる。 ⚫ 明確な企業姿勢を持つことで、顧客や投資 家、取引先の信頼を獲得することができる。 ⚫ これにより、部門や役職を越えた協力が 生まれ、組織として力強く前進できるよう になる。 ⚫ また、理念に基づく一貫した行動は、 企業が大切にしていることを外部に印象 づけ、ブランドへのロイヤルティを高める。 MVV・ パーパスの 効果 意思決定の迅速化・一貫化 採用力の向上と人材定着 ⚫ 現場・役員ともに「MVV・パーパスに 沿っているか?」を基準に判断ができる。 ⚫ 理念に共感する人材が集まることで、 採用段階から価値観の一致が前提となり、 ミスマッチによる早期離職が減少する。 ⚫ 結果として、社内確認を待たずに スピーディーかつ一貫した意思決定が可能 になる。 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) ⚫ これにより、入社後のエンゲージメントも 高くなる。 12
有名企業のMVV・パーパス事例集(MVV型) リクルートや日立、ココナラはMVV型の羅針盤を採用しています。 パーパス リクルート 日立 ココナラ (該当なし) (該当なし) (該当なし) • まだ、ここにない、出会い。 より速く、シンプルに、もっと近くに。 • 優れた自主技術・製品の開発を通じて社会 に貢献する • 個人の知識・スキル・経験を可視化し、必 要とする全ての人に結びつけ、個人をエン パワーメントするプラットフォームを提供 する。 • Follow Your Heart • 日立は、社会が直面する課題にイノベー ションで応えます。 • 優れたチームワークとグローバル市場での 豊富な経験によって、活気あふれる世界を めざします。 • 一人ひとりが「自分のストーリー」を生き ていく世の中をつくる • 新しい価値の創造 / Wow the World • 個の尊重 / Bet on Passion • 社会への貢献 / Prioritize Social Value • 和 • 誠 • 開拓者精神 • One Team, for Mission • Beyond Borders • Fairness Mind (存在意義) ミッション (果たすべき使命) ビジョン (将来の理想的な姿) バリュー (大切にしたい価値観) 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 13
有名企業のMVV・パーパス事例集(パーパス・バリュー型) ソニーやサイボウズはパーパス・バリュー型の羅針盤を採用しています。 パーパス ソニー サイボウズ • クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。 • チームワークあふれる社会を創る (該当なし) (該当なし) (該当なし) (該当なし) (存在意義) ミッション (果たすべき使命) ビジョン (将来の理想的な姿) バリュー (大切にしたい価値観) • 夢と好奇心 夢と好奇心から、未来を拓く。 • • 多様性 多様な人、異なる視点がより良いものをつくる。 • • 高潔さと誠実さ 倫理的で責任ある行動により、ソニーブランドへの • 信頼に応える。 • • 持続可能性 規律ある事業活動で、ステークホルダーへの責任を果たす。 • 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 理想への共感 多様な個性を重視 公明正大 自主自律 対話と議論 14
スタートアップに MVVやパーパスは本当に必要か Business Jungle
スタートアップにとってのMVVやパーパスの役割とは スタートアップにとってMVV・パーパスは極めて重要な存在であり、策定のうえ社内に浸透させるべきです。 スタートアップからはこういった声が聞こえてくるものの・・・ そもそもMVVやパーパスは大企業にしか必要ないでしょ うちは一人社長/小規模組織だから関係ない スタートアップは少人数組織なので、MVVやパーパスがなくても対話だけで問題を解消できる MVVやパーパスを押し付けると、社員の自発的行動がなくなり、モチベーションも低下する ・・・それでもスタートアップにとって、MVV・パーパスが重要と言える理由が3つある。 1 企業としての 「ゴール」がブレなくなる 2 ゴールにたどり着くための 「文化」が生まれる 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 3 成長初期だからこそ 「浸透」しやすい 16
MVV・パーパスがスタートアップにとって重要な理由 1 企業としての 「ゴール」がブレなくなる 企業としての「ゴール」がブレなくなる ゴールにたどり着くための 「文化」が生まれる 成長初期だからこそ 「浸透」しやすい スタートアップがMVV・パーパスを導入すると、事業推進のなかで進むべき方向を間違えなくなります。 スタートアップのよくある状態 スタートアップがMVV・パーパスを導入する理由 ⚫ スタートアップは企業としての土台が 定まっていないため、日々試行錯誤の連続 ⚫ MVVやパーパスが定まっていれば、やるべき こと・やらないことが即座に判断でき、結果 としてリソースの分散や無駄な方向転換を 防ぐことが可能 ⚫ この事業で完璧だと思っていてもピボット (事業転換)する必要が生じたり、資金調達 や競合動向に合わせて柔軟な対応が必要 > ⚫ は余計なしがらみがないからこそ何でも できてしまうため、「やってみたけど本当に これでいいのか」という状況に陥りがち 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 17
MVV・パーパスがスタートアップにとって重要な理由 2 ゴールにたどり着くために必要な「文化」が生まれる 企業としての 「ゴール」がブレなくなる ゴールにたどり着くための 「文化」が生まれる 成長初期だからこそ 「浸透」しやすい スタートアップがMVV・パーパスを導入すると、ゴールに至る共通言語を持った組織へと生まれ変わります。 スタートアップのよくある状態 スタートアップがMVV・パーパスを導入する理由 ⚫ 組織は「複数の人が、共通の目的を達成する ために、役割分担やルールのもとで協働して いる集団」として定義されるが、スタート アップはむしろ「個人の集合体」 ⚫ MVV・パーパスを通じてゴールや価値観を 明示・浸透させることができれば、組織は 誰かの承認がなくとも効率的に前に進む、 より強力な推進力を得ることが可能 ⚫ MVV・パーパスを策定せず各人に自由意思を 与え、モチベーション高く事業を進めること もできるが、それではあらゆる意思決定で 役員陣が「会社としてOKか」を確認する必要 が生じ、ゴール達成に向けた取り組みが 極めて非効率 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) > 18
MVV・パーパスがスタートアップにとって重要な理由 3 企業としての 「ゴール」がブレなくなる 成長初期だからこそ「浸透」しやすい ゴールにたどり着くための 「文化」が生まれる 成長初期だからこそ 「浸透」しやすい 良い意味で「白紙」のスタートアップだからこそ、容易にMVV・パーパスを浸透させることができます。 スタートアップのよくある状態 スタートアップがMVV・パーパスを導入する理由 ⚫ MVV・パーパスがなくても、組織の初期段階 である従業員数10~20名程度までは、創業者 や役員陣が従業員との対話を繰り返すことで 組織として上手に機能させることは可能 ⚫ スタートアップこそ組織が小さい段階で MVV・パーパスの策定および浸透に取り組み、 今のうちから同じ方向を、同じ考え方で目指す ことができる組織を作るメリットあり ⚫ しかし、既に特有の色がついてしまっている 組織を変える労力は極めて大きく、多くの 大企業のケースでは改定したMVV・パーパス を組織に浸透させるまでは3年前後は必要 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) > 19
スタートアップにおけるMVV・パーパスのよくある失敗と予防策(策定編) MVV・パーパスの「策定」における失敗は3つに大別され、策定時は予防策を講じる必要があります。 失敗① 経営陣だけで策定した結果、従業員の共感が得られない。 経営陣だけで決めてしまうと、従業員がMVV・パーパスに対して納得感を持ってくれない。 予防策① 失敗② 言葉が分かりにくく複雑で覚えられない。 事業に対する思いがあまりにも強いため、策定されるMVV・パーパスの内容が長く複雑になる傾向がある。 予防策② 失敗③ 従業員も巻き込んで策定せよ! 「自分も関与したMVV・パーパス」として従業員が自分事化し、結果として行動に直結する。 シンプルで覚えやすい言葉を、できる限り少数項目で掲げよ! 目的は策定自体ではなく、社内に思いを浸透させて「行動」に繋げることである。 策定した文章が事業内容や顧客価値と乖離している。 大きな夢を描くあまり、自分たちの事業や顧客から遠い内容を策定してしまうケースも散見される。 予防策③ 文章は事業内容や顧客価値との関連性・具体性を持たせよ! 事業との関連性・具体性を担保した文章にすることで、社内外にとって腹落ち感が生まれる。 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 20
スタートアップにおけるMVV・パーパスのよくある失敗と予防策(浸透編) MVV・パーパスの「浸透」における失敗は2つに大別され、浸透時は予防策を講じる必要があります。 失敗① 浸透を促すような言動がない。 MVV・パーパスに関して、最もよく見られる過ちが「策定して終わり」になってしまうことである。 予防策① 失敗② 策定内容を体現するような言動を実践せよ! 経営陣が中心となって事あるごとにMVV・パーパスの実践について叫び、一般社員に浸透させる。 浸透を促すような制度に落とし込まれていない。 きちんと社内の制度に落とし込まれていないため、仕組みとして社内に浸透しない。 予防策② 採用制度・評価制度・表彰制度などに落とし込め! MVV・パーパスの実践を評価するための制度によって、仕組みとして社内に浸透する。 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 21
スタートアップのMVV・パーパス事例集(1/2):ミッション・バリュー型 SmartHRとメルカリは、ミッション・バリュー型で企業としての羅針盤を定めています。 SmartHR メルカリ (該当なし) (該当なし) • あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる (果たすべき使命) • well-working 労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会 をつくる ビジョン (該当なし) (該当なし) • まずやってみる人がカッコイイ • 人が欲しいものを超えよう • ためらう時こそ口にしよう • • • • パーパス (存在意義) ミッション (将来の理想的な姿) バリュー (大切にしたい価値観) 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) Go Bold 大胆にやろう All for One 全ては成功のために Be a Pro プロフェッショナルであれ Move Fast はやく動く 22
スタートアップのMVV・パーパス事例集(2/2):MVV型、パーパス・バリュー型 ランサーズはシンプルなMVV型、FastLabelはパーパス・バリュー型で、企業としての羅針盤を定めています。 パーパス ランサーズ FastLabel (該当なし) • AIインフラを創造し、日本を再び「世界レベル」へ • 個のエンパワーメント (該当なし) • For Business 10x your business with Lancers すべてのビジネスを「ランサーの力」で前進させる • For Individual Be your own boss with Lancers 誰もが自分らしく才能を発揮し、「誰かのプロ」になれる社会をつ くる (該当なし) • • • • • • Customer Geek • Issue Driven • No Buts (存在意義) ミッション (果たすべき使命) ビジョン (将来の理想的な姿) バリュー (大切にしたい価値観) すべてはユーザーのために 101をやり切る あるべきで考え、大胆に行動する アクション・アジャイル チームクリエイター 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 23
大企業に MVVやパーパスは本当に必要か Business Jungle
大企業にとってのMVV・パーパスの価値とは 組織が大きな大企業にとって、MVV・パーパスを策定・浸透させられるかは企業成長を大きく左右します。 組織の規模が小さい場合 組織の規模が大きい場合 ⚫ 経営陣が社員一人ひとりと対話し、 社員の考え方や行動を軌道修正を促すことができる ⚫ 経営陣から社員までの距離は極めて遠く、 社員の考え方や行動を軌道修正することはできない ⚫ 軌道修正できるため、企業の成長が加速する ⚫ 軌道修正できないため、企業の成長が鈍化する 〇〇という考え方ではなく、 △△という考え方を持ちましょう! 経営陣 確かに!今後は気を付けます! 一般社員 経 営 陣 か ら 社 員 の 距 離 が 遠 い 社員の行動を変えたい! 経営陣 うーん、分かりました・・・ 部長 それよりも課内目標が大事です 課長 あ~、目先のタスクで忙しい 一般社員 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 25
ソニーグループの成功事例:パーパス策定の翌年に過去最高益を達成! バーパスとバリューを起点にして大きく前進しており、MVV・パーパスの重要性が垣間見えます。 取り組み内容 Purpose クリエイティビティとテクノロジーの力で、 世界を感動で満たす Values 夢と好奇心 夢と好奇心から、未来を拓く。 ⚫ 2018年に社長兼CEOの吉田憲一郎氏が主導で、 2019年1月にPurpose&Valuesを策定 ⚫ 社員向けブログを開設のうえ社員の意見を求める など、社員も検討プロセスに積極的に参加 ⚫ 「P&V事務局」がキービジュアルやビデオを 作成のうえ全世界の社員に届け、社長本人もタウン ホールミーティングでパーパスへの思いを語るなど、 策定だけでなく浸透にも注力 多様性 多様な人、異なる視点がより良いものをつくる。 高潔さと誠実さ 倫理的で責任ある行動により、ソニーブランドへの信頼に応える。 持続可能性 規律ある事業活動で、ステークホルダーへの責任を果たす。 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 取り組み結果 ⚫ 策定翌年の2020年には過去最高益を記録し、社長 自身も経営方針説明会にて「パーパスに向かって 社員1人1人が行動したからこそ」と振り返り 26
Amazonの成功事例:地球上で最もお客様を大切にする企業 Amazonほどミッションを体現し、実現に向かって何十年もぶれることなく取組めている企業はありません。 取り組み内容 ミッション 地球上で最もお客様を大切にする企業であること リーダーシップ・プリンシパル Customer Obsession Ownership Invent and Simplify Are Right, A Lot Learn and Be Curious Hire and Develop the Best Insist on the Highest Standards Think Big Bias for Action Frugality Earn Trust Dive Deep Have Backbone; Disagree and Commit Deliver Results Strive to be Earth’s Best Employer Success and Scale Bring Broad Responsibility 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) ⚫ 創業者ジェフ・ベゾス氏がずっと大切にしている 「地球上で最もお客様を大切にする企業である こと」というミッションは、創業時から社内で共有 ⚫ リーダーシップ・プリンシプル (Leadership Principles)と言われるミッションを実現するため の16つの価値基準とあわせて従業員にも深く浸透 取り組み結果 ⚫ カスタマーレビューやワンクリック注文、 パーソナライズされたおすすめ商品など、優れた 機能が開発・実装され、世界有数の企業に成長 27
形だけでは危険!大企業で起こるMVV・パーパスの形骸化 掲げるだけ掲げて、行動が伴っていないMVV・パーパスは無価値であり、存在していないものと同義です。 MVV・パーパスの策定・改定が経営陣主導で行われており現場の腹落ち感がない M V V ・ パ ー パ ス が 形 骸 化 す る 理 由 ⚫ 時間効率や調整負担の観点から、経営層と限られた部門だけで策定・改定する傾向がある ⚫ 現場や顧客接点からの視点が反映されず、「立派だけど、現実感がない」内容になる 特定の事業や部門にしか関係ないMVV・パーパスになっている ⚫ 大企業では部門ごとに市場環境や顧客層が異なっているため、一部の花形事業や部門目線 でのMVV・パーパスになってしまい、「自分には関係ない」内容に映る 日常的にMVV・パーパスを耳にする機会がない ⚫ 策定直後は発表会や全社メール、イントラネット掲載で大きく打ち出される ⚫ しかし、その後は業務連絡など別情報が優先され、日常的に触れる機会が極端に減少する 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 28
社員の心に響かせる!MVV・パーパスを社内に浸透させる方法 策定時はできる限り多くの社員を巻き込み、浸透時は制度と言動の両面で本気を示すことが重要です。 策定フェーズ 浸透フェーズ できる限り多くの社員を巻き込め! 制度と言動の両面で本気を示せ! MVV・パーパス 策定 制度 言動 ⚫ 社員向けブログを開設して意見を求める、希望者で 策定チームを組成する、全部署横断で1名を必須参加 させるなどして、社員を巻き込むことが重要である ⚫ 制度では、評価基準(社内)や採用基準(社外)に MVV・パーパスに関する条項を盛り込んだうえで、 表彰制度などを介して経営陣の本気を示す ⚫ 全員で一緒に作り上げた感を醸成することで大切で、 社員にとってMVV・パーパスが「自分も関与した、 これからの私の拠り所」になってくれる ⚫ 言動では、経営陣は何度もMVV・パーパスについて 語り、またMVV・パーパスに相応しくない投資は 徹底的に拒否するなど、言葉と行動で本気を示す 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 29
MVV・パーパスを策定・浸透させる 5ステップ完全ガイド Business Jungle
MVV・パーパスの策定・浸透ステップの全体像 MVV・パーパスの策定・浸透ステップは大きく分けて5つあり、おおよそ3ヶ月間~半年間かかります。 1 プロジェクトの 発足・活動準備 2 3 4 現状の整理 MVV・パーパス策定に 必要な準備を行う 自社の置かれている現状 を正しく理解する 現状を踏まえ、自社が 目指すべき方向を決める 目指す方向を、MVV・ パーパスに落とし込む MVV・パーパスを 浸透させる 1. 活動目的の明確化 1. MVV・パーパスの 候補策定(3案程度) 3. プロジェクトチーム の組成 2. 関係者ヒアリングの 実施 1. 現状整理を踏まえた あるべき方向性の 策定 1. 浸透施策の企画 2. 活動計画の策定 1. 社員アンケートの 作成・配布・分析 2. MVV・パーパスの 決定(1案のみ) 3. 社員アンケートによる 定点観測・改善 4. MVV・パーパスに 対する理解の醸成 3. 市場調査 2. あるべき方向性の キーメッセージ化 4. 競合調査 MVV・パーパスの 策定 5 あるべき方向性の 策定 MVV・パーパスの 浸透施策の企画・実行 2. 浸透施策の実行 3. MVV・パーパスの 社内外公表 5. 自社調査 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 31
1 1 プロジェクトの発足・活動準備 2 プロジェクトの 発足・活動準備 3 現状の整理 4 あるべき方向性の 策定 5 MVV・パーパスの 策定 MVV・パーパスの 浸透施策の企画・実行 活動目的・活動計画を明確化したうえでチームを組成し、MVV・パーパスに関する基礎知識を身に付けます。 1. 活動目的の明確化 最初にプロジェクトの目的を定義する。目的が明確でなければ、プロジェクトの途中で道に 迷ってしまうため、これからのすべての活動の拠り所を最初に決めておく。 2. 活動計画の策定 タスク(何をするか)・スケジュール(いつするか)・役割分担(誰がするか)を定める。 これが目的を達成するための道筋となる。 3. プロジェクトチームの組成 目的達成のために必要な人材を社内外から集め、プロジェクトチームを組成する。 社長がオーナーとして本気を示しつつ、組織横断的に幅広い人材を巻き込むようにする。 4. MVV・パーパスに対する理解の醸成 この後の検討を円滑に進めるため、MVV・パーパスに関する最低限の知識を身に付ける。 書籍や外部講師を活用して、効率的に学ぶ。 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 32
1 2 現状の整理 2 プロジェクトの 発足・活動準備 3 現状の整理 4 あるべき方向性の 策定 5 MVV・パーパスの 策定 MVV・パーパスの 浸透施策の企画・実行 社員アンケートや市場・競合・自社調査により、自社のあるべき方向性を定める際のインプットを得ます。 1. 社員アンケートの作成・配布・分析 既存MVV・パーパスの浸透度合いや自社の活動に対する不安感などを、社員アンケートを 通して吸い上げる。これで自分たちの立ち位置を客観的に知ることができる。 2. 関係者ヒアリングの実施 社長や役員、現場などに対して、MVV・パーパスの策定・浸透に関するヒアリングを行う。 自分たちの課題はもちろん、自分たちの魅力も忘れずに引き出す。 3. 市場調査 業界動向や顧客ニーズについて調査し、業界や顧客がどのように変化しているのかを見極める。 現状だけではなく、将来に対する見通しも漏れなく把握する。 4. 競合調査 市場変化を受けて競合がどのような活動を行っているのかを見極める。 また、競合が掲げているMVV・パーパスもあわせて把握しておく。 5. 自社調査 自社のこれまでの歩みや戦略を棚卸しする。 また、市場調査や競合調査を踏まえた自社の課題についても整理する必要がある。 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 33
1 3 あるべき方向性の策定 2 プロジェクトの 発足・活動準備 3 現状の整理 4 あるべき方向性の 策定 5 MVV・パーパスの 策定 MVV・パーパスの 浸透施策の企画・実行 現状整理で把握した内容を踏まえ、将来的に自社がどのような姿を描くべきかという方向性を定めます。 1. 現状整理を踏まえたあるべき方向性の策定 現状整理の結果を踏まえ、将来的に自社がどこを目指していくべきかという方向性を定める。 この方向性が、最終的にはMVV・パーパスとして生まれ変わる。 2. あるべき方向性のキーメッセージ化 あるべき方向性だけでは文章が長く・難しくなる傾向にあるため、いくつかの短いメッセージ に落とし込む。これらの要素を盛り込みながら、MVV・パーパスを策定する。 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 34
1 4 MVV・パーパスの策定 2 プロジェクトの 発足・活動準備 3 現状の整理 4 あるべき方向性の 策定 5 MVV・パーパスの 策定 MVV・パーパスの 浸透施策の企画・実行 ここまできて、やっとMVV・パーパスを策定します。 1. MVV・パーパスの候補策定(3案程度) 自社のあるべき方向性を踏まえ、MVV・パーパスを策定する。策定方法はさまざまあるが、 自分事化を促して浸透させるためにできる限り多くの社員を巻き込む。 2. MVV・パーパスの決定(1案のみ) 策定した候補から、最終的なMVV・パーパスを絞り込む。評価基準の設定、全社員の投票など 方法はさまざまだが、ここでも社員の巻き込みを忘れない。 3. MVV・パーパスの社内外公表 最終決定したMVV・パーパスは大々的に社内外に公表する。イベントを企画する、 キービジュアルを作成する、経営戦略とあわせて発表するなどの工夫が可能である。 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 35
1 5 MVV・パーパスの浸透施策の企画・実行 2 プロジェクトの 発足・活動準備 3 現状の整理 4 あるべき方向性の 策定 5 MVV・パーパスの 策定 MVV・パーパスの 浸透施策の企画・実行 策定したMVV・パーパスを浸透させて行動変革に繋げるため、継続的に浸透施策に取り組んでいきます。 1. 浸透施策の企画 策定したMVV・パーパスを浸透させるための施策を企画する。効果やコストなどの評価基準を 設け、施策を優先順位付けすることで実行の品質・スピードが向上する。 2. 浸透施策の実行 優先度の高い施策から実行していく。実行中に想定とは異なる状況に陥ることは当然であり、 そこからいかに高速で軌道修正していけるかが効果最大化のポイントとなる。 3. 社員アンケートによる定点観測・改善 MVV・パーパスの浸透は終わりがない。四半期から1年ごとの社員アンケートで自社の状況を 定期的に把握し、絶え間ない改善活動に繋げていく。 作成:Business Jungle MVV・パーパス策定(https://business-jungle.com/mvv-purpose/) 36
頑張っている人が報われる、昨日より少しだけ幸せな世界へ