2023 08 04 教育課程論 第7−8回 掲載用

202 Views

February 03, 24

スライド概要

profile-image

教育方法学・教科教育学という「一般的な教育」と,外国人児童生徒教育学という「特別な教育」をどちらも行っています。 このどちらもを同時に行う研究室は,日本の中ではほとんどありません。その結果,大学を含む多くの教育の場でこの両者は別々のものになってしまっています。

関連スライド

各ページのテキスト
1.

論 程 課 育 教 程 課 育 教 の 校 学 小 8 # 理 原 制 編 の #7 教育課程 南浦 涼介

2.

0 今日の流れ • 小学校教育課程における教科内の編成論理を考えることができる。 • 小学校教育課程における教科の単元の解釈の違いを学校のタイプから考えること ができる。 • カリキュラムマネジメントの側面から,教師や学校がカリキュラムをつくるとい う観点を考えることができる。 2つの教科(算数と社会)を例にして 教科教育課程の編成の特徴を知る 3コマ 1つの教科の中でも,教科書によって単元の組み方 の違いを知る 学校や子どもの状況的特徴から、どのような単 元の組み方がいいかを考える 算数の場合 社会の場合 カリキュラムマネジメントの視点から,主体的にカ リキュラムをつくっていくことの意味を考える 4コマ ©

3.

1 複数の教科を比べてみよう 2つの教科を比べてみましょう 算数/数学 社会 受験勉強をしたときに,それぞれの勉強の仕方の違いは どうだったでしょうか? 苦手だったところからのリカバリの苦労はどうでしたか? ©

4.

1 複数の教科を比べてみよう 2つの教科の「違い」がカリキュラム上どのようにあるのかを 考えましょう 算数/数学 社会 「算数」と「社会」の教育課程の編成の発想、 ①共通しているのは何でしょうか? ②異なっているのは何でしょうか? 1. Teamsにある資料1をみて,算数と数学のカリキュラムを概観しま しょう • まず,南浦が一緒に全体で算数と社会科を紹介をしていきます。 (ぜひコメントスクリーンで感想や思い出を共有しながらどうぞ) 2. 「算数」と「社会」の教育課程編成の発想の差異について,話合いま す。(グループの場合はペアで,個人の場合はコメントスクリーンで 援護してみてください) ©

5.

算数 第1学年 A 数と計算 B 図形 数の概念 図形の概念 (整数・少数・分数) 計算の意味 第2学年 第3学年 第4学年 第5学年 第6学年 加法 減法 乗法 除法 量の概念 (長さ・重さなど) 量の大きさの比較 図形の構成・分解 量の単位 図形の性質 量の測定 測定値の平均 [B量と測定] C 変化と関係 [B量と測定] 単位量あたりの 大きさ 速さ [D数量関係] [D数量関係] 角 式の表現と読み 図形の計算 成り立つ性質 D データの活用 (平面図形・立体図形) 概数と見積もり 四則に関して C 測定 (面積・体積) [B量と測定] 表・グラフ [D数量関係] 割合,比 比例,反比例 文部科学省「小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 算数編」p.38 を一部修正 ©

6.

算数 もう少し具体的に内部を見ると… 第1・2学年の「A数と計算」の部分 数の構成と表し方 • • • 第 1 学 年 第 2 学 年 個数を比べること 個数や順番を数えること 数の大小,順序と数直線 • 2位数の表し方 • • • 簡単な場合の3位数の表し方 十を単位とした数の見方 まとめて数えたり等分したりする こと • • まとめて数えたり,分類して数え たりすること 十進位取り記数法 数の相対的な大きさ 一つの数をほかの数の積としてみ ること 数による分類整理 • 1/2,1/3など簡単な分数 • • • 加法・減法 • • • • • • • • 乗法 加法,減法が用いられる場合とそ れらの意味 加法,減法の式 1位数の加法とその逆の減法の計算 簡単な場合の2位数などの加法, 減法 2位数の加法とその逆の減法 簡単な場合の3位数などの加法, 減法 加法や減法に関して成り立つ性質 加法と減法との相互関係 文部科学省「小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 算数編」p.12 を一部修正 • • • • • 乗法が用いられる場合とその意味 乗法の式 乗法に関して成り立 つ簡単な性質 乗法九九 簡単な場合の2位数と1位数との 乗法 ©

7.

算数 第1学年 A 数と計算 B 図形 数の概念 図形の概念 (整数・少数・分数) 計算の意味 第2学年 第3学年 第4学年 第5学年 第6学年 加法 減法 乗法 除法 量の概念 (長さ・重さなど) 量の大きさの比較 図形の構成・分解 量の単位 図形の性質 量の測定 測定値の平均 [B量と測定] C 変化と関係 [B量と測定] 単位量あたりの 大きさ 速さ [D数量関係] [D数量関係] 角 式の表現と読み 図形の計算 成り立つ性質 D データの活用 (平面図形・立体図形) 概数と見積もり 四則に関して C 測定 (面積・体積) [B量と測定] 表・グラフ [D数量関係] 割合,比 比例,反比例 文部科学省「小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 算数編」p.38 を一部修正 ©

8.

社会 地理的環境と 人々の生活 地域 第3学年 第4学年 第5学年 日本 経済・産業 政治 身近な 地域や 市の様子 地域の 生産や 販売の 仕事 地域の 安全を 守る働き 県の様子 人々の健康や生活 環境を支える事業 世界 県内の特 色ある地 域の様子 国際関係 自然災害 から人々 を守る 国土の 様子と 国民生活 国土の自 然環境と 国民生活 第6学年 現代社会のしくみや 働きと人々の生活 歴史と人々の生活 地域 日本 世界 市の様子 の移り 変わり 県内の 伝統や文化 先人の働き 農業や水産 業における 食糧生産 工業生産 情報と産業 の関わり 国土の自然環境と 国民生活 我が国の グローバル化 する世界と 政治の働き 日本の役割 我が国の 歴史上の 主な事象 文部科学省「小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 社会編」pp.150-151 をスライドp.4の算数編 にあわせて修正 ©

9.

1 複数の教科を比べてみよう 2つの教科の「違い」がカリキュラム上どのようにあるのかを 考えましょう 算数/数学 社会 「算数」と「社会」の教育課程の編成の発想、 ①共通しているのは何でしょうか? ②異なっているのは何でしょうか? 1. Teamsにある資料1をみて,算数と数学のカリキュラムを概観しま しょう • まず,南浦が一緒に全体で算数と社会科を紹介をしていきます。 (ぜひコメントスクリーンで感想や思い出を共有しながらどうぞ) 2. 「算数」と「社会」の教育課程編成の発想の差異について,話合いま す。(グループの場合はペアで,個人の場合はコメントスクリーンで 援護してみてください) ©

10.

概念 教科ごとの編成発想の違い ①理科 ②国語 ③外国語 ④音楽 ⑤体育 階段モデル 易→難 ⑥学活 螺旋モデル 周縁→中心 算数・社会以外も考えてみましょう 何はどっちのタイプになるでしょうか? 一元的な尺度による発達・習熟 系統主義との親和性 自然科学領域との親和性 効率性との接点 多元的な尺度による発達・習熟 経験主義との親和性 人文社会科学・芸術領域との親和性 共同体性との接点 ©

11.

2 単元の違いを考えてみましょう 算数編 算数の教科書の中ではどのような違いになっているでしょうか? 算数/数学 二つの会社の教科書を比較します ★ワークシートのp.2の「啓林館」「教育出版」のそれぞれのところにあ る「導入」「定理の獲得」「応用」「発展」のところを手分けして埋め ましょう • (簡単に)どのような内容について,どのような問題が,など • グループで→手分けして2つに分けて作成する(1/2, 1/2 など) • 個人で→できれば比較しながら。難しいときはどちらかから。できる ところまででも。 ©

12.

2 単元の違いを考えてみましょう 算数 小学校5年生 目的 導入 生活の中にある平均に 関わる現象を見つける 定理の獲得 「平均」の発想と求め 方を理解する 応用 さまざまな平均の問題 に取り組む 発展 生活の中にある平均を 用いる問題を解く 平均 算数編 ア社 問題や解決方法の特徴 ©

13.

2 単元の違いを考えてみましょう ア社 ©

14.

2 単元の違いを考えてみましょう イ社 ©

15.

2 あ社 単元の違いを考えてみましょう 算数編 シェア大・大手 販路拡大希望 い社 共通して「日常の問題による動機づけ」→「定義の獲得」→「応用」→「日常の問題に適用する」 という展開がある 応用問題における特徴性 • 一位数による平均 • 0が入るときの平均 • 二位・三位数による平 均 • 2グループの平均 応用問題における特徴性 系統的理解の志向 1個のみかんのジュー • 位取りの少→多 スの平均→20個の全体 など,段階的に積み上 量 げるプロセスが強い • もう1つ加わる場合 • 0が入るときの平均 発展問題における特徴性 • 歩幅の平均 • 防災マップにおける避 難所までの歩数計算 発展問題における特徴性 • 歩幅の平均 • 校舎の長さを歩幅で測 る 問題解決の志向 複雑な事象を一緒に 考えて検討していく プロセスが強い この違いは、なぜうまれるのだろうか? 学習指導要領をどのように捉えているのだろうか? ©

16.

情報 改めて現行学習指導要領を見ると… 考える力(探究的学び)の重視 何を学ぶか どう学ぶか 何ができるか? 「ホンモノの知」(真正な知識)を学ぶこと(生活や社会との関係性の中で知を探る) 「協働の知」(関係性・間主観性の知)を育むこと(知識は個人と個人の間にある) 文部科学省「学習指導要領 平成29・30・31年改訂学習指導要領の趣旨・内容をわかりやすく紹介」 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1383986.htm#section4 ©

17.

2 単元の違いを考えてみましょう 算数編 前回の学校のタイプ分けを利用しましょう A小学校 地 ニュータウンの小学校 B小学校 C小学校 D小学校 古い街の小学校 山間部の小学校 市街地と公営団地 ニュータウンということ 城下町の中心部に位置 山間部の学校である。 都市部にある小学校。校 域 • もあり,地域には核家族 • しており,周りには古 • 学校の周辺は基本的に • 区内には県営・市営団地 が多く,30代~40代の くからの家が多数存在 田園地帯と古くからの も立地し,経済的にそれ の 様 子 • 会社員世代が多く住んで いる。 PTA活動も行われている が,転入世代・勤労世代 が多く,学校の活動を地 域・保護者に周知しても らうことも課題である。 • • している。 少子高齢化の波を受 け,近年地域の高齢 化,地域の空洞化の問 題が浮上している。 街と小学校は歴史の中 で密接につながってお り,地域の中の小学校 と意識がある。 • • 集落が広がる。 少子高齢化,過疎化の 波を受け,地域の高齢 化や産業の高齢化が非 常に進んでいる。 過疎化しているが,地 域が学校に寄せる期待 は大きく,協力的。 • ほど豊かでない家庭が入 居している場合もある。 また,外国人家庭の姿も 見える。 特に団地内は近年高齢 化・国際化しつつある が,そうした家庭が学校 に寄せる期待は大きい。 学 • ニュータウンの中で転入 • 地元の小学校という感 • 学校は複式学級制をと • 保護者の国際化,経済格 校 • の 様 子 • 生が非常に多い。 割合収入の安定した家族 が多く,子どもたちの教 育に意識の高い保護者が 多い。高学年になると子 どもたちの多くが進学塾 に通い始める。 地域のつながりはあまり なく,学校と地域がいか に協力的な関係をつくる かが課題である。 • • 覚が強いため,子ども たちの教育についての 意識も高い。 学校と地域が密接に関 わることもあって落ち 着いた学校状況があ る。 地域の中心校というこ ともあり,新しいテー マを提案したり検討し たりすることを行政か ら請け負うことも多 • っており,全校で30名 程度である。3・4年 クラスは10名である。 子どもたちは高校から 家を出て一人暮らしを することも多く,ま た,就職後県外に出て いくこともも多い。 • • 差,社会格差があり,子 どもたちの教育に十分に 力を注ぐことのできない 家もある。 子どもたちはとても元気 で素直な気質を持つ子ど もが多い。いろいろな子 どもたちが混ざり合う良 さを高学年になると感じ ることも。 力量のある教員も多く, 職員の団結力も高い。 ©

18.

2 単元の違いを考えてみましょう 算数編 それぞれの教科書が合うのはどんな子どもたち,小学校だと思うか? 教科書採択者として,検討しましょう 4人の場合 3人の場合 教科書会社 ㋐社 教科書会社 ㋑社 営業マン 営業マン ○ ○ ○ ○ 教科書採択者 教科書採択者 (A〜Dタイプ) (A〜Dタイプ) ○ padlet①で報告 ○ ○ 学校としてどれを採択するかを 決める なぜ その採択なのか 意志決定の理由を 書く ○ 学校としてどれを採択するかを 決める 2人の場合 ○ 委託販売者として どちらもを売り,良さを語る 1人の場合 教科書のタイプと学校にはどんな マッチングのパターンが考えられるかを予測・分析・解説する 例)困難校だからこそ「○○」を採択すべき…その理由は… マッチングの考え方 にはどういうものが あるのかを解説する 注)実際の現行の教科書採択は,学校ごとではなく,自治体単位です ©

19.

3 単元の違いを考えてみましょう 社会科編 A小学校〜D小学校の教員として,小学校3年生の「地域の生産や販売の仕事」をX 案〜Z案のどれで行いますか? X案 地域にやさしくこたえます! △小学校3年○組商店! Y案 対決! 3年○組販売合戦 Z案 難問解決! 3年○組お助け隊 さびれゆく商店(街)を救え! ©

20.

X案 地域にやさしくこたえます! △小学校3年○組商店! 概要 • クラスで「3年○組商店」をつくることを通して,「どんな形態の商店が,地域 「地域にやさしくこたえます,△×小学校3年○組商店」 にとって最も適しているか?」を考えていく。 • また,それによって,地域の実情に合わせた商店のあり方を知り,考える。 子どもたちに到達させたいこと:子どもたちの商店の見方を変える。 「お客さんが来て,ものを売るのがお店の仕事」 ↓ 「お客さんに来てもらって商品を売るだけが『商店』ではない! お客のニーズを 考えることで,お店の人は様々な形態の商店を作り出すことができている」 活用する学習の素材案 • 地域の一般的商店 • インターネット販売(「商店」という設備はないが,ネットを通してさまざまな商 品を取り扱い,発想可能) • 無人販売所 • 「三河屋のサブちゃん(byサザエさん)」の御用聞き販売(お客のところに 販 売者が訪問して販売する ©

21.

Y案 対決! 3年○組販売合戦 概要 • 班対抗のお店屋さんごっこを通して,「お客さんに来てもらうためのより良い方 「地域にやさしくこたえます,△×小学校3年○組商店」 法にはどんな方法があるだろう?」「なぜうまくいくのだろう?」を考える。 • それによって「もっとうまく売るための販売の方法を知りたい」という意欲を高 め,それをもって,身の周りの商店の販売方法のくふうを知っていく。 子どもたちに到達させたいこと:「ごっこ活動」で体験的に商店の販売を理解する。 商店の実際の様子を理解することで,体験で得られた「消費者の様々なニーズに合 わせて販売の方法をくふうしている」ことと,実社会の事実とをつなげる。 活用する学習の素材案 • 班対抗の商店ごっこ • スーパーマーケットなどの実際の商店 ©

22.

Z案 難問解決! 3年○組お助け隊,さびれゆく商店を救え! 概要 • 最近,地方の商店(街)は,ショッピングモールやチェーン店などの勢いに押され, 「地域にやさしくこたえます,△×小学校3年○組商店」 衰退の一途をたどっている。あるいは人口減の中で商店不在地域も多い。 • 「商店はなぜなくなってしまうのか,これからの商店は,街づくりはどうあればいい のか」を考え,これからの商店のありかた,その販売のくふうなどについて考え,提 案していく。 子どもたちに到達させたいこと:問題解決の能力を育てる 商店街が寂れていく理由,市民(町の人たち)のニーズを考えながら,販売の方法を含 めて,これからの商店街のありかたを考えていくことができる。 活用する学習の素材案 • 衰退する商店街のさまざまな人から,問題を知る • 市町村の商工会の人と一緒に,解決案を考える • ショッピングモールや郊外型チェーン店になぜ行くのか,そこにある魅力と,近 くにある商店の魅力の共通点や違いを考える ©

23.

3 単元の違いを考えてみましょう 社会科編 A小学校〜D小学校の教員として,小学校3年生の「地域の生産や販売の仕事」を X案〜Z案のどれで行いますか? XorYorZ案を推す XorYorZ案を推す 教材会社 教材会社 4人 ○ ○ 3人 ○ ○ 2人 1人 ○ 委託業者としてどれもを売り,良さを語る 校長先生 (A〜Dタイプ) 校長先生 (A〜Dタイプ) ○ ○ ○ 学校としてどれを採択するかを決める padlet②で 報告 なぜ その採択なのか 意志決定の理由を 書く ○ 学校としてどれを採択するかを決める 単元の教材のタイプと学校にはどんな マッチングのパターンが考えられるかを予測・分析・解説する マッチングの考え方に はどういうものがある のか,算数のときと比 較して解説する ©

24.

解説 学校や教師が授業を選ぶ:選択眼の中にあるカリキュラム 状況と方向性を見ながら,育ての意図を生みだす 学問の成果 社会の要請 地域の実情や課題 各教科の学習指導要領 学校の目標 各教科の教科書の特徴 子どもたちの状況 子どもたちの関係 教科間の関係 子どもたちの課題 カリキュラムマネジメントをする教師 子どもたちの環境や実態 を捉えながら, 望ましい世界を見すえ て 社会や学問を生かし つつ, 制度的なもの を,解釈して 子どもたちに最適なカリキュラムをつくっていくこと。 「カリキュラムに使役される」から「カリキュラムを使役する」になること ©

25.

本日の 命題 「カリキュラム」をめぐる本日の命題 命題⑬ 教科の教育課程のシークエンス(順序)原理は,複数のものがある。 進歩の原理で捉えると「易→難」という階段的なシークエンスと,「周縁→中心」 という螺旋的なシークエンスがある。 命題⑭ 階段型のシークエンスを取る算数教科であっても,教科書ごとには編成の 違いが見られるし,アプローチの違いがある。ここには学習指導要領のふまえ方の 違いや解釈の違いが見てとれる。つまり学習指導要領は解釈するものである。 命題⑮ 算数科と社会科においても,単元の設計や実施には,学校や子どもとの最 適化のための解釈と判断が存在する。子どもの認知的発達だけではなく,学校や地 域状況を見すえながら意志決定がなされる。 命題⑯ 学校や教師にも「カリキュラムマネジメント」が求められ,「カリキュラ ムをつくる側」に立つ必要がある。そのときには「制度的なもの」だけではなく「子 どや学校の地域状況や実態」「社会の動向や学問の動向」などを加味しながら「で きること・実行可能なもの」だけではなく「望ましい方向性」を見すえながら今を 運用していく必要がある。 ©