精神医学講義 〜学校の先生編

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January 20, 23

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各ページのテキスト
1.

精神医学講義(番外編) 〜学校の先生〜

2.

社会変化に対し、教師(学校組織)側の価値観や仕事のやり方が変化対応できていない →A,時代に合わて、知識の吸収、変化が必要(無知の知が安心して言える) スマホ普及による社会の複雑化、個人生活の多様化 ・発達障害の発見と対応 ・児童及び教員のメンタルヘルス対応 追いついていない、何が足りてない? 例)多様性の理解、精神医学知識、セルフケア…など 抵抗 ・人間のコア、教育は普遍的という想い ・知らないと言えない、環境(=医師、看護師) このギャップを パワハラやうつ、不安、葛藤や苦しみ、使命感 「自分さえ頑張れば良い」 「自分さえ我慢すれば良い」という想いで カバーしようとしている

3.

教師のためのメンタルヘルストレーニングプログラム 本日やること ・精神医学の概論(神経発達症を中心に) ・通院中の教員らに向けた、仕事との付き合い方のガイダンス ・療養中の教員らに対し、休職中の過ごし方のガイダンス ・使命感に支配されず、人に頼る方法をマスター ・保護者に対する対応 ・パワハラ、不倫問題に対する対応(チームダイナミクス) 興味が湧いたら、明日からYouTubeへ! うつ病やその他の精神疾患についての教育 社会福祉へのアクセス支援 コミュニケーション技法のトレーニング 問題解決スキルのトレーニング 「予測する脳」のワークショップ セルフケアやストレス対処法のトレーニング リーダーシップ研修 チームビルディング・マネジメント研修

4.

精神医学概論(神経発達症を中心に) 精神疾患とは? ・身体的障害は認めないが、通常の訓練教育では 社会適応困難な人たち→A.医学的介入を行う (脳への介入、言語的介入、福祉導入) ・遺伝的要因(脳)と環境要因(生い立ち、スト レス、精神疲労など)の複合で発症 :不幸の重ね合わせ 病気が薬や休養で良くなっても、不運な状況に 戻るだけで、再発しやすい。言語介入が重要。 学校教育にも似ている =記憶に何をインプットするか? 健康 「森の外」 で暮らす 不運 病気

5.

精神医学概論(神経発達症を中心に) うつ病(脳疲労の蓄積?) ・朝起きられない、眠れない ・意欲集中力、活動量の低下 ・不安焦燥…など ・SSRIは神経細胞の根っこの肥料? ・休息、寝て治す(半年〜1年以上) 自傷行為(社交不安症、虐待、境界性PD,凹凸) ・依存行為としての理解 ・さまざまな疾患で起こりうる パニック障害 ・自律神経反応 ・不安障害、社交不安障害との鑑別 ・暴露療法 神経発達症(発達障害) ・知的能力、パラメーターの凹凸 ・ASD、ADHD、LDがある(8.8%) ・興味の偏り、パズル能力、騒動性、感情コント ロールが苦手、感性の違い…:合併が多い ・境界知能との鑑別 ・虐待の有無の鑑別 →多様性(相手の立場に立つ)をどの水準で理解するか?

6.

通院中の教員らに対し、仕事との付き合い方のガイダンス パワハラ・不倫…学校の管理職(校長・副校長) はサラリーマンと違い、「主任→係長→課長→部 長」などという階段を踏まない →リーダーシップ研修 チームマネジメント研修などは? 知らないと言えない、 わかったふりをしてしまう組織文化 保護者との関わり方 ・多様な生活背景である各々の保護者とどう付き合うか? ・クレーマー対応 →チームで対応できているのか? 拗 これに使命感(責任感)を自己愛的(自閉的)に らせてい る場合が多い? ・無知の知、はやはり大事 ・医師や看護師はどうしている? ・そもそも、答えられるものではない ・相手も分かっていないのに…。抵抗から怒りへ →多様性(相手の立場に立つ)をどの水準で理解するか?

7.

療養中の教員らに対し、休職中の過ごし方のガイダンス うつ病は寝て治す! ・半年間、何もしなくても焦らない ・認知行動療法、リワークは必須ではない ・散歩、料理、片付け、が目安 ・障害者手帳や障害年金はあり? 職場復帰の自信がない! ・自分の軸を見直そう、自己理解を深めよう ・他者、社会理解を深めよう。外の人と話をしてみよう ・コミニケーション技術を身につけよう ・問題解決スキル、ロジカル思考を身につけよう ・ストレス管理、セルフケアを身につけよう パワハラ職場に戻れない! ・相談してみよう ・割り切ろう、対策してみよう ・証拠を残そう ・異動を待とう ・問題解決スキル、 コミニケーション技術を見直そう 保護者とコミニケーションが取れる気がしない… ・相談してみよう ・多様性、様々な人間を理解しよう ・問題解決スキル、 コミニケーション技術を見直そう ・チームで対応しよう ・自他の境界を見直そう →メンタルヘルス、ストレスケアを戦略的アプローチとして理解できているか?

8.

使命感に支配されず、人に頼る方法をマスター 使命感に支配されない 自己理解、軸の確立 ・過去や記憶の整理 ・自分の今の状況の整理 (健康、家族、友人、恋 人、仕事、勉強・趣味、 お金) ・未来や目標、人生の目 的など ・無意識の理解 他者理解、限界の受け入れ ・相手の理解(自己理解 の応用) ・相手の立場で考える ・多様性、想像困難 ・群れや社会の理解 ・複雑性、認識困難 ・あらゆるものの限界 ・投影や転移の理解 柔軟さ、しなやかさ ・完璧主義をやめる ・白黒思考をやめる ・妥協する ・多角的に考える ・ 的に考える ・ロジカルに考える ・感情に支配されない 俯瞰

9.

保護者に対する対応をマスター 保護者に対応する 自己理解、軸の確立 保護者の理解 柔軟さ、しなやかさ ・精神状態はどう? ・問題や課題の整理 ・現状認識はできている か? ・相談をしているか? ・自分が抱え込むものな のか? ・無意識の理解 ・保護者の理解力は? ・保護者の社会背景は? ・精神医学の応用は? ・何に困っている? ・それは学校の問題? ・投影や転移の理解 ・チームで問題をシェア しているか? ・マニュアル化されてい るか、できる問題か? ・判断を独断でやってい ないか? ・問題の難易度は? ・感情に支配されない

10.

パワハラ・不倫に対する対応をマスター パワハラ、不倫 に対応する 自己理解、軸の確立 ・精神状態はどう? ・問題や課題の整理 ・現状認識はできている か? ・相談をしているか? ・証拠はあるのか? ・無意識の理解 相手の理解 ・相手はどんな人物なの か? ・なぜやるのか? ・どんな問題、不満がある のか? ・学校システムの問題か? ・投影や転移の理解 柔軟さ、しなやかさ ・チームで問題をシェア しているか? ・TPOを意識し、相談相 手を間違えていないか? ・助けてくれない、と思 い込んではいないか? ・法的知識はあるか? ・感情に支配されない