Catoクラウド導入事例 岩瀬コスファ株式会社様

>100 Views

March 09, 24

スライド概要

ネットワーク/セキュリティ環境のブラックボックス化をCatoクラウドで解決。
コロナ禍の働き方変化に合わせたネットワーク/セキュリティ環境の整備で、SASE Catoクラウドを採用。
これまで外部ベンダーに頼っていたネットワーク/セキュリティ環境を自分たちで実施することが可能に。
通信キャリア回線およびセキュリティサービスから、Catoクラウドへ刷新しました。
https://www.scsk.jp/product/common/cato/

profile-image

※ ドクセルのテスト中です ※ 最近は、ゼロトラスト、特に SASE(SSE)、Catoクラウドのエバンジェリスト活動が多くなっていますが、クラウドセキュリティ(CNAPP、CSPM、xSPM)にも力をいれています。 趣味はランニングです。

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

関連スライド

各ページのテキスト
1.

お客様事例 新たな働き方に対応するためCatoクラウドを導入し、 セキュリティ強化を図り、自社でのコントロールを取り戻した 岩瀬コスファ株式会社 様 お客様プロフィール Catoクラウドの導入によりネットワーク、セキュリティを一新 ゼロトラストの実現に向けた第一歩を踏み出す 事例のポイント 岩瀬コスファ株式会社 ■ 岩瀬コスファ様の課題 所 在 地 :(東 京 本 社)東 京 都 千 代 田 区 丸 の 内 コロナ禍の働き方の変化に合わせたネットワーク、セキュリティ環境の整備が必要 2-2-1 岸本ビルヂング (大阪本社)大阪府大阪市中央区道修 取引先である国内外の有名化粧品ブランドの厳しい情報セキュリティ要件に応えたい 町 1-7-11 U R L : https://www.cosfa.co.jp 既存のネットワーク環境のブラックボックス化を解消したい 1931 年創業。以来、90 年以上にわたり化粧品 原料・機能性食品原料の専門商社として、取引 先との連携によりオリジナル原材料の開発・提 案を行ってきた。こうして培った技術・経験を活 かし、米国・フランス・韓国・中国など 7 カ国に ■ 課題解決の成果 拠点を展開するとともに、企業の基盤強化を図 ることで、世界の化学産業へ貢献している。サス テナブルや SDGs を基軸とする新たな潮流にも 対応しており、売り手・買い手・世間の「三方よし」 の精神を体現しつつ、人々の美しさと健やかさを 創造する経営を推進している。 ゼロトラストに向けて、どこからでも使え、クラウド利用に制限のないセキュアなネットワーク環境を実現 コストを抑えつつ、自分たちでトラブルにも対応できるネットワーク、セキュリティ環境を実現 既存の複雑な認証手順が解消され、エンドユーザの利便性が大幅に向上 ■ 導入ソリューション Catoクラウド 「取引先の国内外の有名化粧品ブランドの要求が非常に高く、情報セキュリティにつ いても厳しい対応が求められ、SASE導入が必然の流れでした」 常務取締役 古田 悟朗 背景・課題 従業員の働き方の変化に合わせ ゼロトラストを前提としたネットワーク環境を構築したい 氏 岩瀬コスファ株式会社 岩瀬コスファ株式会社 古田 悟朗 三浦 健一 常務取締役 氏 た情報システムのクラウド化や、サプライチェーン のデジタル化などに加え、ネットワーク環境のセキ ュリティ強化も求められることになった。この点に ついて常務取締役の古田悟朗氏は「当社の取引先で コンセプトに、化粧品原料の研究・開発や素材の提 ある国内外の有名化粧品ブランドは、サプライチェ 案、機能性食品・サプリメントの取り扱いなどの 事 ーンに対する要求が高く、情報セキュリティについ 業を展開。化粧品業界ほかで大きな存在感を示して ても厳しい対応を求めることから、SASEの導入は いる専門商社だ。 必然の流れでした」と述べ、DX推進部長の三浦健一 DX推進部 氏も「当初はコロナ禍が落ち着けば働き方も元に戻 吉村 光行 海外にも多く拠点を持っていることから、2020年 るだろうと考えていましたが、社会的な要請や従業 より始まったコロナ禍ではかなりの影響を受けた。 員からの要望もあり、今後もリモートワークは継続 従業員の日々の働き方は大きく変わり、リモートワ していきそうです。となれば、社外からのアクセスを ークが急速に普及。Webミーティングを開いたり、 きっかけに障害が発生したり、情報が漏れたりしな 取引先への商品紹介をウェビナーで行ったりするこ いように、ゼロトラストを前提としたネットワーク とも当たり前になった。 環境を構築する必要があると考えました」と語る。 こうした状況に合わせ、同社で情報システム部門 DX推進部長 の役割を担う DX推進部は、以前から取り組んでき 90年の歴史を持つ岩瀬コスファは、 「美と健康」を 同社はグローバル規模でビジネスを展開しており、 氏 また、同社が抱えるもうひとつの課題として、ネッ 岩瀬コスファ株式会社 岩瀬コスファ株式会社 情報システム 主事 情報システム 氏 DX推進部 川口 尚子 氏

2.

岩瀬コスファ株式会社様 お客様事例 トワーク環境のブラックボックス化があった。拠 点が増えるたびに社内ネットワークの増設を重 ねてきたため、構成を見直すことが難しくなって いたのである。 「ビジネスの方針に基づき、新たな社内ネットワ ーク像を描きたくても、ネットワーク専任のエン ジニアが居らず、現状構成を正確に把握できてい ないため、外部のベンダーに頼らざるをえない状 況でした。企画・設計を自分達でやるには、こうし たブラックボックスを早急に解決する必要があ りました」 (三浦氏) 左から三浦様 解決策と効果 紆余曲折を経てCatoクラウドを導入する方針へ パートナーに豊富な構築実績を持つSCSKを指名 吉村様 川口様 古田様 るべき構成 が望ましい」という提言を受けた。コ る際は、使い勝手が変わるせいか否定的な意見が スト圧縮については、契約期間の調整などに加え、 多いのですが、今回はむしろ喜ばれました。既存 ソケットの障害対策としての保守サービスの採 の仕組みがつぎはぎで、認証の手順などが複雑に 用の代わりに重要拠点の大阪・東京本社のみに予 なっていたのに対し、Catoクラウドは非常にシ ネットワークスイッチの保守が終了するのをきっ 備機を1 台ずつ用意し、トラブルが発生したとき ンプルで、接続するだけで使えるようになったか かけに、ネットワーク環境をSASEに移行するこ は社内のメンバーで交換するといったコスト低 らでしょう」と評価する。 とを決断。2022年よりプロジェクトをスタート 減案が示され、その方向でCatoクラウドを採用 PoCの成功を受けて、同社は本番運用への移行 させた。 3月には複数のベンダーにRFPを提示し、 する方針になった。また、あるべき構成 という を決定。当初は期間が短く難しいと考えていた2 ネットワークスイッチの更改、 ネットワークセキ ことでは、当初は、国内全 5拠点(東京・大阪・つく ヶ月後の2022年11 月には国内のすべてのネッ ュリティ強化、 認証基盤見直しなどの複数テーマ ば・唐津 + パブリッククラウド東京サイト)とモ トワークの Catoクラウドへの切り替えが完了し 提案を求め、 とあるベンダーの提案を採用した。 バイルユーザ190 名のみを Cato クラウド対象と た。現在は細かなチューニングを行いつつ、順調 な運用が続いている。 岩瀬コスファはこれらの課題を解決するため、 と こ ろ が、提 案 さ れ たSASEは、CASB(Cloud しており、DR(ディザスタリカバリ)拠点である Access Security Broker) の上位集合として位置 パブリッククラウド大阪サイトは対象から外し づけた製品で、 サービス利用にあたっては、 サーバ ていたが、古田氏より「災害発生時こそ普段と異 を社内に設置しなければならないため、 サーバの なるオペレーションが求められるため、DRサイ 運用が必要になることや、同社の「所有から利用 トへの切り替えの手順は最小化しておくべき」と 今後の展望 海外とのさらなるコミュニケーションの円滑化と 情報セキュリティのよりいっそうの強化を目指す へ」 という方針に反するものであることが判明し いう指示があり、また専門家である SCSKからも、 た。 そこで同社は、 要件を満たしている上にサーバ 本来、あるべき構成 としてDRサイトもCatoク Catoクラウドの導入により、岩瀬コスファは が不要でサブスクリプションのエッジデバイス ラウド化する提案を受け、結果、既存の専用線コ リモートワークなどにも対応したセキュアなネ スト+αで実現する目処がついた。 ットワーク環境を実現したが、一方で新たな要望 (ソケット) のみを設置するだけの 「Catoクラウド」 へ切り替えることにした。そのベンダーはCato 構築に際しては、SCSKが用意した FAQサイト も生まれた。海外の拠点や駐在先とのさらなるコ クラウドの取り扱いも行っていたが、 今回アサイ が大きな効果を発揮した。内容が詳細な上、丁寧 ミュニケーションの円滑化と、情報セキュリティ ンされたチームでは経験やスキルが不足しており、 に解説されているため、疑問や不明点のほとんど のよりいっそうの強化である。 そのままでは構築できそうもないという状況に陥 がこれで自己解決できたという。自己解決が難し 「その点、SCSKがゼロトラストや特にSASE に関 ってしまったのである。 三浦氏は 「そこでSASEに い点についても、SCSKから迅速で的確な回答が しては、さまざまなソリューションをラインナッ ついてSCSKに声を掛けることにしました。 SCSK あり、短期間での導入につながった。また、同社が プしており、製品ごとの強みや特長を把握した上 はかねてよりゼロトラストや、 SASEの主要な4社 利用中のワンタイムパスワード認証基盤は、 Cato で、当社の方針や環境に合わせた提案をしてくれ のソリューションを紹介するセミナーを開催して クラウドのサポート対象から外れていたが、PoC たのは、とても心強く感じました。今後も、そのと いたので、 特定の1社のソリューションでの提案 を実施した際に、サポート対象であるGoogle と きどきの状況に応じて最適な支援をお願いでき ではなく、 当社の要望に沿ったアドバイスがいた の認証連携を行うことにより、そのままワンタイ ればと思います」 (三浦氏) だけるのではないかと相談しました」 と当時を振 ムパスワード認証基盤を利用できることが判明 最後に古田氏は今回の導入について「予期せぬ り返る。 し、現行の運用を大きく変更することなく導入を トラブルもありましたが、期日がない中で、 SCSK 行うことができる目処がついた。 には柔軟かつ迅速な対応をしていただき、非常に 2022年8月 に 同 社 は SCSKに 声 が け を 行 い、 このPoCでは、現場のユーザの意見を採り入れ 感謝しています。これからもCatoクラウドに対 施。当初、同社はライセンスコストを抑えるため、 るため、各部門からメンバーを出してもらい、本 するさまざまな要望が出てくるでしょうし、当社 各拠点にはソケットを置かず、すべてモバイルユ 番に近い環境で利用してもらった。その結果は良 の海外展開を支えるネットワークはますます重 ー ザ と す る 構 成 を 考 え て い た が、SCSKか ら 好 で、PoCを 担 当 し たDX推 進 部 情 報 シ ス テ ム 要となってきますから、今まで以上のお力添えを 「C a t o クラウドのアーキテクチャに則った、あ 川口尚子氏も「いつもなら、システムを入れ替え 期待しています」と語ってくれた。 SCSK協 力 の も と PoC(Proof of Concept)を 実 ● ソリューションの詳細情報・お問い合わせ先 Cato Cloud ● ● ● ● 本件に関するお問い合わせ先 ▶URL:https:// https://www.scsk.jp/product/common/cato/index.html ▶Mail:cato-sales@scsk.jp 本リーフレット記載の会社名、製品名は各社の商標、または登録商標です。なお、本文中や図版にはⓇマーク、TMマークを表記しておりません。 記載されているロゴ、文章、図版その他を無断で転載、複製、再利用することを禁止します。 本リーフレット記載されている情報は制作時点の内容であり、予告なしに変更することがございます。予めご了承ください。 (2023 年 1月 初版)