腎エコー

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September 12, 22

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1.

腎エコー

2.

腎動脈狭窄を疑う指標 1.30 歳以前または50 歳以降の高血圧発症 2.治療抵抗性,難治性高血圧 3 .アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害薬またはアンギオテンシ ン受容体遮断薬(ARB)投与後の腎機能増悪 4.原因不明の腎萎縮や腎サイズの左右差 5.突然発症・原因不明の肺水腫 6.原因不明の腎機能障害 7.腹部血管雑音の精査 8.低カリウム血症 9 .血行再建術の適応評価,カテーテル治療後の再狭窄評価 Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

3.

Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

4.

Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

5.

Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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プローベと初期設定 • コンベックス型(中心周波数3. 5 - 5 MHz)探触子 • ダイナミックレンジは55 • フレームレート(FR)は20 程度、カラードプラ使用時はカラー エリアを最小限にしてFR 10 以上を保つようにする • 流速レンジ30 - 50 cm/s(モザイク血流の検出時は適宜設定) • 腎内血流観察時はカラードプラ流速レンジを10 - 20 cm/sに設定 Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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観察領域 • 大動脈横断像で腎動脈の起始部を中心に観察 • tilting scan走査が有用 • 側方から腎区域動脈が観察できる Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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tilting scan走査 Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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画像の表示方法 • 断層法 • カラードプラ法 • パルスおよび連続波ドプラ法 Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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断層法 腎動脈は左右共、複数本の 存在に注意して検索 Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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カラードプラ法 • 腎動脈の検出時に有用 • 乱流シグナルで狭窄、血流シグナルの途絶で閉塞を示唆 Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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パルスドプラ法 • ドプラ血流波形の基線に対する血流方向の表示は、探触子に向 かう血流を基線より上方(正の方向)、遠ざかる血流を基線よ り下方(負の方向)に表示 • 動脈と静脈との鑑別や血流波形の評価を必要とする場合は、心 電図の同時記録が有用 Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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計測項目 • 腎動脈と区域動脈の血流波形 • 瘤の有無 • 腎長径サイズ Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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計測法 • • • • • • • • • 大動脈(Ao)、腎動脈(RA)、腎内区域動脈で血流速度を計測 血流のサンプルポイントは、狭窄部位では当該部位に設定 サンプルサイズは、通常は血管径でのサイズとし、血管中央 部に設定 Ao はRA 近傍で、RA は起始部で計測するが、FMD では中間部や遠位 部に病変があることにも注意して、流速の速い部位の有無も観察 区域動脈は上、中、下の3 ヵ所での計測が望ましい 葉間動脈も観察 嚢胞性血管病変(瘤など)の有無や腎長径を計測 腎サイズの参考値は、右側10 cm、左側10. 5 cm(平均値)だが、左 右差にも注意 Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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観察部位 Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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ドプラ入射角は60°以内 Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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計測指標 • 収縮期最高血流速度(peak systolic velocity:PSV)・拡張期血流速 度(end-diastolic velocity:EDV) • renal aortic ratio(RAR) • 腎実質内血流評価 • pulsatility index(PI)・resistance index(RI) Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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PSV・EDV 明瞭な波形で3 心拍以上での評価 心房細動では,数心拍での平均値を参考に評価 Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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renal aortic ratio(RAR) Ao とRA でのPSV 比(RAR = RA/Ao)を求める 大動脈の流速測定は入射 角60 度未満で Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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腎実質内血流評価 PSV、加速時間(accelaration time: AT)、 腎長径、RI、狭窄部位末梢側での乱流の 有無を評価 腎内の流速波形では、early systolic peak (ESP)を認めるかの確認をしながら、 AT 計測 Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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PI・RI Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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狭窄率の推定 • AT:腎実質血流のAT は通常は70 msec 未満。100 msec(120 msec)以 上は観察部位の中枢側の狭窄病変を疑う • PSV:通常100cm/sec 前後。PSV > 180 cm/s またはEDV > 90 cm/s で 有意狭窄と判定。狭窄率は50%以上狭窄で180 cm/s、60%以上では3 m/s 以上。再狭窄判定基準はPSV > 220 cm/s 。腎実質内血流ではPSV 25cm/s 程度、葉間動脈 Vmax = 30 cm/s 未満を参考。 • RAR:3. 5以上(大動脈での血流は上腸間膜動脈の末梢部位とする) • RI:> 0. 8 の場合は、血行再建術の効果が低い(ただし、高度狭窄 時のRI は低値となることがある)。通常、RI 左右差は 0. 15 未満 • PI:移植腎での指標に用いられることがある Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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腎動脈瘤 • 動脈硬化による真性瘤、外傷や生検後にみられる仮性瘤がある • 動静脈シャントを伴う場合には、拍動性の乏しい波形を示すこ とで鑑別できる • 瘤径(1. 5 cm 以上で破裂リスクが指摘されており、2 - 2. 5 cm 以上で手術適応) Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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腎動脈瘤 Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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腎動脈解離 Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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腎動脈瘻 B モードのみでは診断できず、カラー ドプラ法でモザイク状のカラーアーチ ファクトを呈する Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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腎梗塞 急性期はB モードのみでは診断できず、カラードプラ 法でのカラー表示の欠損として描出される。パワード プラ法が有用で流速レンジを下げ、カラーゲインを上 げて、多方向から角度を変えて観察する。 Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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腎移植後の評価 カラー(パワー)ドプラ法で、腎臓全体のカラー表示 を確認する 葉間動脈の血流波形を数ヵ所計測する 腎動脈吻合部のカラー表示と血流波形を計測する Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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吻合部狭窄の評価 狭窄部のPSV が2 m/sec 以上または腎動脈のPSV/腸骨 動脈のPSV 3. 5 以上を有意狭窄とする Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)

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移植腎での拒絶反応の評価 拒絶反応やATN では葉間動脈の拡張期血流速度が低下す る。重症の拒絶反応と静脈血栓症では、拡張期早期に逆 流を認める。静脈が開存しているかどうかの確 認が重要である。 移植腎の急性拒絶反応時は、収縮期のピーク形成には変 化を認めないが、末梢血管抵抗の上昇を反映し、拡張期 の血流が著明に低下し、PI、RI の上昇を認める Jpn J Med Ultrasonics Vol. 41 No. 3(2014)