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title: 【行動分析学会・自主シンポジウム7】抄録-福祉施設における豊富な日常活動を行動分析から読み解く
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description: 【行動分析学会・自主シンポジウム7】抄録-福祉施設における豊富な日常活動を行動分析から読み解く by k-manami
published: August 27, 26
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福祉施設における豊富な日常活動を行動分析から読み解く
Decoding the rich daily activities in welfare facilities
through Behavioral Analysis
○金子尚弘・沼倉実・吉岡衆・芝崎悦子・森下直・今本繁・渡辺修宏
(白梅学園大学) (嬉泉） （どうえん） （コロロ学舎） （コロロ学舎） （ABC研究所） （国際医療福祉大学）
N.Kaneko M.Numakura S.Yoshioka E.Shibasaki N.Morishita S.Imamoto N.Watanabe
(Shiraume Gakuen) (Kisen) (DOHEN) (Kololo Gakusha)
(Kololo Gakusha) (ABCRIDD) (IUHW)
Key words: 知的障害者支援施設 入所支援 日常活動 不適応行動 行動分析
企画：金子尚弘 司会：今本繁 コメンテーター：渡辺修宏
福祉施設において生活支援を受ける利用者は、豊富な日
常活動から行動の獲得、修正、維持の機会を得ることが出
来る。日常の生活から得られた様々な行動のピースは組み
替えられ、創作や生産活動、外出や旅行などの社会参加を
可能とするとともに、身体機能や生活能力の向上に役立っ
ている。福祉施設の理念や支援方法は異なっていても、日
常生活の中で行われる支援は連続し、入所者の行動はある
程度限定された刺激に適応して強化され安定的な生活を
送っている。本シンポジウムでは日々QOLの向上に努力し
ている施設からの話題提供を中心に、行動分析家として実
践から学び、また共により良い支援に向けてアイデアを
提供する場としたい。
ズが高い状況は変わらず日中活動は提供できないままで
いた。ASD者にとって本施設は、食事や入浴以外はスケジュ
ールがない何をしていいかわからない不安な時間が多く
あり、且つ能動的に余暇活動を行いにくい環境であった。
その結果、自傷や他害、強引な欲しいものの収集など不適
応行動が発現し、職員や他利用者との関係性は悪化してい
た。個々の特性や不適応行動の理由をアセスメントし、AS
D者のニーズに合わせた日中活動の提供を行うことで不適
応行動の予防と適応行動の増加を試みたが、介護度が高い
利用者への対応から安定して職員を配置することができ
ず、他害が起きた時にはどうするのかといった、対症療法
的な対応しかできずにいた。そこで本施設は、職員配置を
抜本的に見直し、利用者の特性や障害、嗜好を基に４つの
グループに利用者と職員を分けて、利用者に合わせた日中
社会福祉法人嬉泉：沼倉実
活動の提供を開始した。ASD者のグループでは、日中活動の
本法人嬉泉では、児童と成人の主に自閉スペクトラム症 流れをルーティン化と視覚的なスケジュールの提示、個々
の方を対象にした入所施設支援・通所支援（生活介護、就 の好みに合わせた活動の提供を行うことで、不適応行動の
労継続B）を約50年行っている。入所、通所とも地域や家庭 改善や日中活動への意欲的な参加が確認された。また、日
において強度行動障害の状態で入所する利用者が多く、本 中活動をおこなう中で職員は、今まで知らなかったASD者
人も周囲の者も生活が成り立たない状況になってから入 のスキルに触ることで、よりバリエーションのある活動を
所に至るケースが多い。入所当初は個別的な対応や環境の 自発的に企画し、提供するようになった。
設定が必要である。その対応の基本となる考え方を我々は シンポジウムでは、本施設での取り組みとそれに伴うASD
「受容的交流アプローチ」とよび、本人の表面的な行動障 者・職員の変化を通して、QOLの向上に資する支援を考えて
害などの言動にいたる内面の理解に努めることを中心に、 行きたい。
本人の不安や不満や葛藤、被虐待体験、トラウマなどの解
消を支援者との関係性を深めながらすすめていくことで、
社会福祉法人コロロ学舎：芝崎悦子 森下直
行動障害を起こさずに生活を送ることができるように本
コロロ学舎は「行動障害が激しい方を優先して受け入れ
人とその周りの生活を再構築できることも多くある。行動
る」ことを指針として、1999年に障害者支援施設を開所し
障害そのものに直接的なアプローチをすることというよ
りは、本人の生活を大きくは3つの視点からとらえたアプ た。児童期の療育からスタートし、40年以上に渡り臨床的
ローチをしている。一つめは、安心・信頼できる人との関 有効性を積み重ねてきた独自の療育方法「コロロメソッド」
係、二つめは、安心できる生活環境、そして、三つめは能 による生活全体を包括した支援プログラムを提供してい
力の発揮できる活動である。支援者とかかわりあう中で表 る。 本法人は、利用者20名弱の集団行動を基盤とし、集団
現されることやアセスメントも深まり、より深い理解と対 が視覚的なモデルとして機能する点に特徴がある。自閉症
応が重ねられていくことで、よりよい支援の構築がすすん 者が「いつでも・どこでも・だれとでも」安定して過ごせ
でいくと考えている。入所施設の日常生活を通して、本人 ることを目的に、生活リズムの安定のために起床・食事・
のよりよい生活をどのように考えたらよいのかを日々葛 就寝の時間は固定しつつも、現場支援では生活環境（場所・
藤しながら行っている。シンポジウムでは、支援者がそれ 人）の非固定化を徹底している。例えば、食事の場所やテ
ぞれのかかわりの中で理解したこと、発見、新たなかかわ ーブル、席配置を毎日変更しているほか、属人化しないよ
り方などの情報を突き合わせながら支援に取り組んでい うに利用者や職員のグループ分けも変化をつけ、集団行動
自体を基本的な刺激としている。これにより、強度行動障
ることから入所施設の日常の報告をする。
害を伴う利用者の逸脱行動を抑制し、多様な環境に対応す
ることができるので、外食や地域活動、旅行などの多様な
社会福祉法人広島県同胞援護財団西志和農園：吉岡衆
障害者支援施設として、1955年の設立以来農作業を中心 社会活動に参加することが可能となる。
シンポジウムでは、重度の行動障害を伴う利用者の初回
とした日中活動をおこなってきた。2000年初頭から入所し
ている知的障害者の高齢化問題に直面し、新型コロナウィ 受入れ時の集団適応から日常活動の安定化に至るまでの
ルスの蔓延も相まって日中活動の提供は難しくなり、職員 支援実践と日常から派生した活動を紹介する。日常全体を
の業務は入浴支援・排泄支援が１日のほとんどを占めてい 機能的な生活行動の学習環境として構成する本取り組み
た。近年、特別支援学校を卒業した自閉スペクトラム症の が行動分析学の視点から明らかになることを期待したい。
若い利用者（以下ASD者）の入所が続いたが、介護的なニー


