20210821_文学散歩とウィキペディアタウン

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August 21, 21

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1977年茨城県生まれ|皇學館大学文学部国文学科准教授・図書館司書課程|つくば→スロベニア→伊勢|図書館情報学(文学館・文学散歩・文学アーカイブ・ウィキペディアタウン・学生協働・読書会)|ビブリオバトル普及委員会代表理事(二代目)済|知的資源イニシアティブLibrary of the Year選考委員長|伊勢河崎一箱古本市

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各ページのテキスト
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2021年8月21日(土) GIS Day in 伊勢 2021 シンポジウム「GIS とデジタル人文学:ビッグデータ時代の地域資源の活用方法」事例報告③ 文学散歩と ウィキペディアタウン 皇學館大学文学部国文学科 准教授 岡野 裕行

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1.文学散歩とは何か 1.文学散歩とは 納 得 出 来 そ う も な い れし ばて も 生 々滅 流び 転去 の 法た 理も さの えを 知 私ら にな はけ る 去 そ れ 否 た ら ! も の の 歴 も だ 史 し ろ は 滅 う 本 び か 当 に 去 と 滅 た 私 び も は 去 の 反 り だ 問 古 と す び せ て も 詮 な い こ と で あ る 滅い こ 理 びこ れ で 去と も あ を 自 ろ た繰 然 う もり の の返 理 新 で し な す あ き ら つ る も ば も の り そ 私 は れは は 古 然 をな よ び し 蘇い し る ら な リ オ 古 き 中ド も 略と も の な は 滅 た び よ る う で そ あ れ る は 自 然 の 災時 代 今 度そ のし 大て 戦大 禍正 は十 そ二 の年 決の 定関 的東 な大 ピ震 明 治 と 云 う 年 号 の 大 正 へ の 改 元 転 換 は 明 治 三 十 七 八 年 の 日 露 戦 争 段 階 と 云 う も の を 考 え た そ の 次第 は一 私 は ふ と 近 代 文 学 が 歴 史 化 さ れ る 文 学 散 歩 の は じ ま り

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1.文学散歩とは何か ■ 一 野 参 九 田 照 五 宇 一 太 年 郎 」 三 か ど 六 で ペ 新 ジ 東 京 文 学 散 歩 日 本 読 書 新 聞 姿 で あ る 雅 士 と は く ら ぶ べ く も な い 私 の 心 と あ の 三 十 六 年 前 の 日 和 下 駄 の 履 き 馴 れ た 日 和 下 駄 に 蝙 蝠 傘 と い う し の ば せ た こ れ が す べ て で あ る そ れ に 一 冊 の 新 東 京 地 図 と い う の を に 黄 色 の 鉛 筆 一 本 と 小 さ な 手 帳 私 は 着 古 し た 破 れ 外 套 の ポ ケ ト か ら で あ る 拾 う 代 り に 過 去 を 惜 し む と す る わ け で も 冢 中 又な い 宝 玉 ち 冢 を うち云 求 中う う む こな 枯 る こら 気 骨つば 持 を らも よ 懐い 古 の私 情は に東 の京 み生 誘ま われ れで ては 歩な こい うか 求 め て と 云 お う か と 云 お う か そ れ と そも れ は心 どの ちあ らと でを で た新 あ し そ る 昭い う 和東 思 近 二京 代 十の て 文 五文 私 は 学 年 学 と の 十 散 あ 足 二 歩 る 跡 月 を 冬 を 某 求 日思 の め のい 日 て こ立 に と 文 学 散 歩 の は じ ま り

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1.文学散歩とは何か と し た も の と 言 う こ と が ま で ち き の る な か の 近 代 文 学 資 料 の ア カ イ ブ を 目 的 現 在 の 一 般 的 な 表 現 に 改 め る な ら ば な で き ご と を 書 き 残 し て い る ま ち を 歩 き 文 学 に 関 す る さ ま ざ ま そ の た め に 野 田 は 自 分 の 足 で 全 国 の 点 在 す る 文 学 情 報 の 記 録 化 で あ る 言 葉 か ら わ か る よ う に 「 別 の 言 い 方 を す れ ば 「 文 学 情 報 を 言 語 化 す る 活 動 で あ る 近 代 文 学 の 足 跡 を 求 め ま て ち な と か い に う 野 田 宇 太 郎 が 考 え る 文 学 散 歩 と は ● ● 詩 一 人 九 〇 文 八 芸 評 一 論 九 家 八 四 編 年 集 者 ■画像出典 野田宇太郎文学資料館『背に廻った未来』 野 田 宇 太 郎

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1.文学散歩とは何か ① 『新東京文学散歩』 日本読書新聞、1951年 ② 『新東京文学散歩 増補訂正版』 角川書店、1952年 ③ 『新東京文学散歩 続篇』 角川書店、1953年 ④ 『アルバム東京文学散歩』 創元社、1954年 ⑤ 『東京文学散歩の手帖』 的場書房、1954年 ⑥ 『東京文学散歩 下町篇』 『東京文学散歩 山の手篇』 角川書店、1955年 ⑦ 『東京文学散歩の手帖』 学風書院、1955年 ⑧ 『東京文学散歩』全6巻 小山書店新社、1958年 ⑨ 『定本文学散歩全集』全13巻 雪華社、1960〜1965年 ⑩ 雑誌『文学散歩』 1961年〜1964年 ⑪ 『日本文学の旅』全12巻 人物往来社、1967〜1968年 ⑫ 『掌篇文学散歩 東京篇』 毎日新聞社、1970年 ⑬ 『改稿 東京文学散歩』 山と渓谷社、1971年 ⑭ 『野田宇太郎文学散歩』全28巻 文一総合出版、1977〜1985年 ⑮ 『東京ハイカラ散歩』 角川春樹事務所、1998年 ⑯ 『新東京文学散歩:上野から 麻布まで』講談社、2015年 ⑰ 『新東京文学散歩:漱石・ 一葉・荷風など』講談社、 2015年 ※この一覧は「東京」に関する作品のみ。 野田は関西・東海・九州・四国など、 全国各地を歩いて記録に残している。 野 田 宇 太 郎 の 文 学 散 歩

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1.文学散歩とは何か 一 五 八 ペ ジ ―」 一 一 三 ■ 記 行 参 録 吉 照 正 一 東 田 京 中 都 実 江 穂 戸 東 文 京 学 博 散 物 歩 館 と 紀 い 要 う 方 第 法 一 号 漱 二 石 〇 文 一 学 一 散 年 歩 の ― で 地確 き 域認 る 文し 化 のそ 振れ 興を に後 役世 立に て伝 るえ こて とい がく ④ そ の 土 地 の 歴 史 を 文 学 の 面 か ら こ と が で き る り 作 品 理 解 の き か け を 得 る ③ ② ① 作で立 こそこ言歩 作 家き場 とのと葉く 品 のるや で場がだこ の 人 性 所でけと 舞 生 格 作のきでで 台 を な 品気るな と 探 ど の候 くそ な る を 登風 の 五 た 有 理 場土 場 感 場 効 解 人や 所 で 所 な す 物歴 実の を 手 る の史 感特 実 段 こ 社を す徴 際 と と 会学 るを に な が 的ぶ 文 学 散 歩 の 機 能

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2. ウィキペディアタウンとは何か 二 〇 一 七 年 七 月 十 一 日 キ ペ デ ア を 通 じ て わ が ま ち を 知 る 」 https://magazine-k.jp/2015/05/07/making-wikipediatown/ ■ 小 参 マ 林 照 ガ 巌 ジ 生 ン 航 ウ で し き て る 広 く 活 用 し て も ら う こ と が ⑤ コ ウ機 会 ン テ キを ン ペつ ツ デく り を アだ せ オ に る 蓄 プ 積 ン さ デ れ て タ い と く ④ 文 化 情 報 に 関 わ る 諸 機 関 が の 所 蔵 す る 情 報 資 源 を 活 用 す 自 る 館 こ と が で き る コ て ミ そ ニ れ テ ぞ れ の の 関 施 係 設 者 が と 協 立 働 地 す す る る ③ 文 化 情 報 に 関 わ る 諸 機 関 に と し て い く こ と が で き る を ウ キ ペ デ ア に ア カ イ ブ ② そ れ ぞ れ の 地 域 に 関 す る 文 化 情 報 が で き る よ り 広 範 な 対 象 へ と 発 信 す る こ と を ウ キ ペ デ ア を 通 じ て ① そ れ ぞ れ の 地 域 に 関 す る 文 化 情 報 機 ウ 能 キ ペ デ ア タ ウ ン の

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2. ウィキペディアタウンとは何か 校 主 催 と し て 初 の ウ キ ペ デ ア 二 〇 二 一 の 年 優 七 秀 月 賞 を 三 受 重 賞 県 す 内 る の 高 等 学 タ ウ ン が Library of the Year 主 催 者 は 三 重 県 立 津 高 等 学 校 タ ウ ン が 津 市 安 濃 町 で 実 施 さ れ る 2017 Library of the Year 2017」 https://www.iri-net.org/loy/loy2017/ ■ 二 知 参 〇 的 照 一 資 七 源 年 イ 十 ニ 二 シ 月 ア 七 テ 日 ブ 二 〇 一 七 年 十 一 月 に 見 て も 五 十 番 目 と ウな る キ ペ デ ア 実 施 さ れ る 伊 勢 市 の 事 例 は 全 国 的 ウ二 〇 キ一 ペ六 デ年 九 ア月 タ ウ三 ン重 が県 伊で 勢最 市初 での す る 活 動 が と し て 成 長 し て い く キ大こさキ ペ学れれペ デ 以るデ 市降 ア民 ア の団全 タ さ体国 ウ まなの ン ざど図 が まに書 横 な広館 浜 記まや 市 事り博 で が 物 実 更ウ館 施 新 二 〇 一 三 年 二 月 日 本 で 最 初 の ウ モ ン マ ス と い う 町 で 行 わ れ る ウ二 〇 キ一 ペ二 デ年 五 ア月 タ ウ 世 ン 界 が イで ギ初 リめ スて のの 簡 単 な 歴 史 ウ キ ペ デ ア タ ウ ン の

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3. ウィキペディアタウンの事例 編 集 伊 伊 項 勢 勢 目 春 河 慶 崎 五 商 つ 人 館 伊 萬 伊 勢 金 勢 市 丹 う 立 ど 図 ん 書 館 ふ み く ら 倶 楽 部 主 二 催 〇 一 皇 六 學 年 館 九 大 月 学 十 附 七 属 日 図 書 土 館 ウ キ ペ デ ア タ ウ ン 伊 勢

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3. ウィキペディアタウンの事例 新 規 編 集 項 目 伊 勢 河 崎 商 人 館 https://ja.wikipedia.org/wiki/伊勢河崎商人館 ウ キ ペ デ ア タ ウ ン 伊 勢

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3. ウィキペディアタウンの事例 項 目 伊 勢 河 崎 商 人 館 最初の編集日が2016年9月17日 であることが確認できる。 https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=伊勢河崎商人館&action=history の 変 更 履 歴 ウ キ ペ デ ア タ ウ ン 伊 勢

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3. ウィキペディアタウンの事例 追 加 編 集 項 目 伊 勢 う ど ん https://ja.wikipedia.org/wiki/伊勢うどん ウ キ ペ デ ア タ ウ ン 伊 勢

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3. ウィキペディアタウンの事例 協主 力催 森 谷 哲 也 さ ん ア ノ ウ ラ ボ 代 表 三 重 県 立 図 書 館 三 重 県 総 合 博 物 館 津 市 教 育 委 員 会 皇 學 館 大 学 日 下 九 八 浅 生 悦 生 さ ウ ん 三 重 県 立 津 高 等 キ 三学 ペ 重校 デ 郷 土 ア 会 編 常 集 任 者 理 事 編 集 津 安 経 項 綟 濃 目 子 城 峰 つ あ き も の じ う う じ が み う ね 二 〇 二 一 年 七 月 二 十 二 日 木 @ 津 市 安 濃 町 ウ キ ペ デ ア タ ウ ン

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3. ウィキペディアタウンの事例 @ 津 市 安 濃 町 「 https://note.com/anou̲labo/n/n25e2 327359 ■ 参 ウ 照 キ ペ デ ア タ ウ ン @ 津 市 安 濃 町 を 開 催 し ま し た ! 石器や矢じりなど (津市安濃郷土資料館) 津綟子(つもじ) (三重県総合博物館 MieMu) ウ キ ペ デ vol.1 ア タ ウ ン

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3. ウィキペディアタウンの事例 @ 津 市 安 濃 町 「 https://note.com/anou̲labo/n/n565d4e8c483c ■ 参 ウ 照 キ ペ デ ア タ ウ ン @ 津 市 安 濃 町 を 開 催 し ま し た ! 経ヶ峰(きょうがみね) 赤地蔵 ウ キ ペ デ vol.2 ア タ ウ ン

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3. ウィキペディアタウンの事例 「 https://note.com/anou̲labo/n/n9910e8625e49 ■ 参 ウ 照 キ ペ デ ア タ ウ ン @ 津 市 安 濃 町 を 開 催 し ま し た ! @ 津 市 安 濃 町 ウ キ ペ デ vol.3 ア タ ウ ン

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4. ウィキペディアタウンの効果 ■ 第 日 参 十 下 照 二 九 号 八 二 〇 一 五 年 」 つ な が れ イ ン 九 フ 二 八 プ ロ 九 三 情 二 報 ペ 管 ジ 理 第 五 十 七 巻 う ち に わ か る に 意 味 の あ る こ と が 現 地 で 目 に と ま り 撮 影 し た 建 物 の 出 図 書 館 で 調 べ て い張 るり 浮 か び 上 が る 宣 伝 的 な 文 句 を 削 る こ と で 逆 に 魅 力 が 百 科 事 典 と し て の 中 立 性 を 保 つ た め に に 身 に つ く 機 会 と し て も 機 能 す る 方 法 論 を 踏 ま え た 文 章 作 法 が 実 感 と と も な ど の サ イ ト の 活 用 方 法 学 術 ・ 科 学 の 取 得 と 発 信 の リ テ ラ シ 図 書 館 や 自 治 体 著な増能分 作変え動野 権化る的の でこな知 識 あ と 情 イ や り は 報 ン 経 の タ ウイ発験 が ン 信入 ネ キタ や り ペ トデネ修乱 正れ を 介アトがて しタ社でい たウ会きく 情ンでる 報は重人 の 要が を編動観の 核集機光関 にを付情心 始け報の いめにの掘 ろるも発り いとな信起 る ろ こ と な地 し い 世域 と 代の 世 た の歴 代 も さ史 を の超 ま もえ ざ地 参た ま理 加交 な へ流 得文 の 意化 ラ図へ シ書の 館参 とや加 情地は 報域 収の人 集文目 力化を の施引 涵設く 養のキ 活 住用ワ 人 の情ド 地報だ 域リし へテ トツウ や オルキ のペ プ編デ ン集 デへア のと タ参い と加う い 広 うオく 話 知 題プら のンれ 取ガた りバ便 組メ利 みンな 効 ウ 果 キ ペ デ ア タ ウ ン の